株式会社BRAIST

桑田 百花

サポート完備型・優秀モンゴル人材紹介サービス

モチベーションの高い若手モンゴル人材を日本の企業へ
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今回のインタビューは、モンゴル特化型人材紹介サービスを提供する株式会社BRAIST(ブライスト)の桑田氏にお話を伺います。展開する事業内容はもちろん、外国人材の偏見に対する想いや今後のビジョンについて語っていただきました。



株式会社BRAIST 社長 桑田 百花氏のONLY STORY


【経歴】

1994年、神奈川県横浜市出身。法政大学キャリアデザイン学部卒業。
大学時代にオーストラリアへ留学を経験し、多様な国籍や文化に触れ合う。

その後、日本の外国人受け入れ体制に対しもどかしさを感じ、外国人専門の大手総合サービス会社に入社する。事業統括本部や社長室にて、外国人人材や新規事業開発に携わり、その中でモンゴル進出に関わり、モンゴル人材や国柄に心を動かされる。

それが転機となり、モンゴル日本の両国に貢献できる経営の道を志す。現在は、モンゴル特化型人材紹介サービスを展開し、モンゴル国内においてトップシェアを誇る。

志の高いモンゴル人材が人材不足を解消


–まずは、株式会社BRAISTの事業内容をお聞かせください。

桑田氏:弊社はモンゴルの優秀な人材を日本の企業様に紹介させていただく人材紹介会社です。

各大学から推薦いただいた、機械・電機電子・IT・建築を専門に勉強してきた優秀な理系人材を中心に、企業のご要望に沿って柔軟に紹介できる体制を整えています。

2018年11月に創業して以来、弊社では日本企業で30社以上の導入実績があり、現地での紹介実績は150名を超えています。

–ありがとうございます。モンゴル人材の特徴を教えてください。

桑田氏:モンゴルでは平均月収は4~6万円ととても低く、その上物価は日本の約1/3程度で生活は決して楽ではありません。しかし教育水準は高く、大学進学率は日本とほぼ同じ70%。経済状況が安定していないアジアの国の中で、これほど大学進学率の高い国は他にはないんですね。

そういう意味で、近年日本では採用が難しくなっていると言われる、「志高く、モチベーションに溢れる」若者がモンゴル国内に多数くすぶっている現状です。

その上、モンゴルは親日国家であり、言語能力、環境適応能力、地頭共に世界でもトップクラスであると認められているんです。

–言語能力が高いとのことでしたが、言葉の壁はないのでしょうか。

桑田氏:企業にはパーソナリティや専攻された知識を優先に採用決定をいただいてるため、面接の段階で日本語を話せる方はほとんどいません。

しかし採用決定後、ビザの申請をしている3カ月から6ヶ月の間に日本語学校で日本語のトレーニングをしてから、日常会話は問題ないレベルで来日されます。そういった姿を目の前で見ると、言葉の壁を感じることはありませんね。

–モンゴルの方が来日されてからのケアはありますか。

桑田氏:はい。弊社では一般的な海外人材紹介会社では少ない、来日後の徹底的なサポート体制を築き、企業にとって不安材料であった来日後の対応をトータルケアする革新的なサービスを展開しています。

具体的には来日当日のピックアップアテンド、24時間365日連絡が取れる体制や毎月企業へ訪問しモンゴル人材や企業からヒアリングをして、最終的に3者間面談を行うなどさまざまな面でサポートをしています。

偏見を壊し未来を創りかえていく


–起業後に、印象に残っている出来事は何かありますか。

桑田氏:起業してから印象に残った案件としては、私自身でテレアポをし、営業に伺った際に3つの面で驚かれたことです。

1つ目はその若さで経営をしていること。2つ目は女性社長であること。そして決定的となった3つ目は海外人材をご紹介していること。

年齢・性別・国籍に対しての偏見を直接的に感じた出来事でした。

しかし、企業とアポイントを重ね、人材を採用し、実際に人材が来日した時には、当初感じられていた企業の固定概念もその優秀な人材によって容易に拭い去られたのです。

この経験を経て、これらの偏見を壊し、未来を創りかえていくことこそが、弊社サービスや私自身の使命だと感じました。

–なぜ、現地のモンゴル人材の採用に着目されたのでしょうか。

桑田氏:外国人を採用される場合、来日している外国籍の方と現地の外国籍では人材の層が異なります。

と言うのも、現地の大学を卒業したけれど思う通りに就職ができていない優秀な人材にアプローチをしていく方が、実際に企業様が求める人材になることが多いんです。将来的に幹部となる外国人材を見つけたい場合は、現地採用を狙っていく必要があると私は思いますね。

モンゴル進出を考える企業をサポート


–短期的な目標を教えてください。

桑田氏:人材紹介数でいうと当社のみで年間100名を達成することです。また、ゆくゆくは現場の営業を含め、モンゴル人材の方に完全に事業をお任せしていきたいと考えています。

–その後の長期的な目標を教えてください。

桑田氏:人材紹介事業をメインにコンサルティング事業にも注力したいですね。

今後はモンゴルから日本への関税がなくなっていく方針が出されているため、
日本企業がモンゴルに進出しやすくなり、また産業のないモンゴル国にとっても日本企業を誘致することはプラスに働きます。

そういった背景からもモンゴルと日本はよりビジネスの関係を築き易くなるため、モンゴルに進出を考えている企業のサポートをしていきたいと考えています。

–社会の中でどのような企業でありたいとお考えですか。

桑田氏:弊社の経営理念は「人で世界を変える」ということを掲げており、
”人で” というのはBRAISTの社員・紹介した人材・協力会社様などの人によっての意味で、
“世界”world を意味する世界という意味もありますが、個人の世界観、会社内、地域、社会、といった小さい単位での世界も含んでいます。

人で世界を変えるためには、自分自身も自社も成長し続け、変わっていかなければならないという思いでこの理念を掲げております。

優秀なモンゴル人材が日本企業に入り、実際に成長して、世の中を変えていく。その土壌を作る企業として、さまざまな角度から世界を変え、よりよくしていくことのできる企業として成長できる企業でありたいと思っています。


–ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。

桑田氏:自社の発展のために人こそが大事だと思われる企業様、優秀でモチベーションの高い人材採用に少しでもご興味がある企業様がいらっしゃれば、ぜひご連絡をください。

執筆=山田
校正=笠原

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