Libera株式会社
張智寛
POSTED | 2019.07.04 Thu |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:人材(採用・派遣) 創立:5〜6年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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外部のプロ人材と企業をつなぐWebマッチングサービス
自分の夢や目標を実現できる社会を目指してTopics
今回のインタビューは、プロ人材と企業課題をつなぐWebマッチングサービス『LiberaWorks』を運営するLibera株式会社の安西氏にお話を伺います。『LiberaWorks』のサービス内容や、このサービスを始めるに至ったきっかけ、今後の展望について語っていただきました。
Libera株式会社 社長 安西 浩氏のONLY STORY
【経歴】
日本大学数学科卒業。
在学中コンサルティング会社にて社員研修構築や採用コンサルティング、WEBマーケティング事業などを経験。学生団体の立ち上げを行い、学生×法人向け就活イベントやボランティア活動を行う。
卒業後、当時10名程の株式会社サーキュレーションに参画。経営者向けコンサルティングサービスの提供を行った後に、新規事業チームにジョインし営業やマーケティング、組織構築、新規イベントの立案など一貫して立ち上げに従事し、独立。
企業課題を外部のプロ人材が解決できる
–まずは、Libera株式会社の事業内容を教えてください。
安西氏:弊社は、ビジネス系のプロ人材と、企業課題をつなぐマッチングプラットフォーム『LiberaWorks(URL:https://liberaworks.com/client/ )』を運営している会社です。
課題を抱えている法人のお客様が、フリーランスや複業を含む30~40代を中心としたその道のプロを、自ら探してスピーディーに仕事のオファーができるサービスです。
一方で登録されているユーザーも自分のスキルにあった案件を探し、エントリーが行えますので、仲介エージェントを介さずに仕事のオファーや契約まで行えます
–ありがとうございます。続いて『LiberaWorks』にご登録されているプロ人材についてお話いただけますか。
安西氏:はい。プロ人材とは、ビジネスのスキルが高い方のことを指しています。例えば、元事業責任者だった方や、ベンチャー企業の立ち上げの経験がある方、コンサルティングファーム出身の方などです。LiberaWorksにご登録いただく前に必ず審査を行いますので、そういったスキルを持っている方限定で登録していただきます。
そういった高いビジネススキルで、法人が抱える、「資金調達をしたい」「人事制度を作りたい」「マーケティングを強化したい」などの経営課題の解決に貢献していただきます。
–他社様の類似したサービスと比べた時の、御社ならではの強みについてお聞かせください。
安西氏:何と言ってもプラットフォームサービスであるということ、そしてプラットフォームだからこそ、生まれる強みが大きく分けて3つもあることですね。
具体的には、まず1つ目に登録審査制のデータベースが公開されているため、法人、ユーザーの両者とも自ら仕事のオファーやエントリーができること。さらにシステム上で双方のメッセージが可能なため、迅速なプロジェクトの組成ができることです。
2つ目に従来の業界水準の手数料と比べ、コストが約1/5と格段に安いこと。これは通常仲介契約には数カ月の契約期間の縛りがあるのですが、弊社には契約期間の縛りがなく、一つの案件につきショット契約となるため、仲介コストを抑えることができるんです。
3つ目に契約に関して、頻度や期間、条件などの調整は契約者同士で自由な取り決めが可能なこと。
最後に、これはプラットフォームの特性とは異なりますが、弊社のデータベースは30~40代の登録者が大半を占めており、現在のビジネストレンドに合わせたご支援ができること。
これらが弊社の大きな強みになっていると思います。
–安西様がサービスを提供するにあたって、一番大切にしていることを教えてください。
安西氏:法人の経営課題をしっかりと解決するために、登録していただくユーザーの質を高めることや、登録者の得意分野を増やすことが重要だと思っています。
一方で、ユーザビリティの面ではまだまだ使いやすいサービスまでには至っておりませんので、今後課題を解消しながらユーザーにも使いやすいコンテンツを作って行きたいですね。
機会提供ができる仕組みを作りたい
–起業の経緯について教えてください。
安西氏:もともと学生時代から、社会に出て3年後に起業をしようと考えていました。そのため、急成長する会社で働きながら経営についても学ぼうと、卒業後に選んだ就職先は、当時2年目のベンチャー企業でした。そこで会社の成長フェーズを見ながら、自分だったらどうするかなど、日々考えていたんですね。
その中で、営業を学んだことや、新規事業の立ち上げに関わらせていただいたことも、起業につながる一つの経験だったと思います。
–この『LiberaWorks』というサービスを始めようと思ったのはなぜですか。
安西氏:このサービスは、もともと持っていた「人々に機会を提供する仕組みを作りたい」という想いから作りました。
学生時代から、世界中の人々を笑顔にしたい、人々の幸福度を上げたいと常に考えて活動しており、周りからは「スマイル」というあだ名で呼ばれていました。
そうやって活動を続けながら「みんなを幸せにするために必要なことは何だろう」と考え、ある時、働くことをもっと楽しくすること、働く先に夢や目標があることが笑顔や幸福に繋がると思ったんです。
しかし、今情報が溢れていながらも、楽しむための進み方がわからない人や、夢や目標に向かってそこに進めない人がとても多いことにも気がつきました。
であれば、その機会提供をする場を作ることで、夢や目標を実現できるきっかけになるのではと考え、このサービスの立ち上げに至りました。
働くことをもっと楽しく自由にすることが、一人一人の幸福度を上げることにつながる。そう信じているので、このサービスを通して、女性の働き方改革、雇用形態の多様性、外国人の受け入れなどの社会問題の改善に貢献していきたいですね。
人々が自己実現できる社会を目指して
–今後の目標を教えてください。
安西氏:利用企業数を2千社、登録者数を3千人にしたいと思っています。そして、今後もユーザーに対し、価値のあるサービスを展開していけたらと考えていますね。
–社会にとってどういった企業になりたいという想いがありますか。
安西氏:弊社は「go where you want」というビジョンを掲げており、人々が自分の夢や目標を実現できる社会を目指しています。
そのために必要な機会の提供と、法人・ユーザー共に頑張る人を無条件に応援できる価値観を育むことを、Webサービスを通じて提供していきたいと考えています。
その上で、サービスインフラの適正化や価格の適正化を行うことで、人々の能動的な想いをサポートし、幸福度を上げられるよう尽力していきたいですね。
–最後に、読者に向けたメッセージをお願いいたします。
安西氏:経営者様においては、経営課題をプロ人材によって解決できる可能性がありますので、ぜひお問い合わせください。また、周辺領域において一緒に業務開発や業務提携ができれば嬉しいです。
学生さんにおいては、企業の説明会や面接、そして多くの人と会い、働く現場を知った上で、自分のやりたいことに紐づいた就職先を探して欲しいですね。
そして自分のやりたいことを逆算した時に、その会社でどんな経験をするのか、どんなスキルを得るのか意識してほしいです。時間は有限だということ、それだけは伝えたいです。
執筆=山田
校正=笠原