株式会社ミキスポーツ

三木智弘

スポーツトレーナーの自己実現や会社員の健康を助ける

トレーナーとして働く父を助けたいと思い、起業を決意
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今回のインタビューは、スポーツトレーナーの自己実現と企業で働く従業員の健康をサポートする株式会社ミキスポーツの三木氏にお話を伺います。現在多くのスポーツトレーナーが抱えている課題や、その課題を解決するために行なっている同社の取り組みについて語っていただきました。

株式会社ミキスポーツ 代表取締役 三木智弘氏のONLY STORY


【経歴】

1996年、愛知県日進市生まれ。サッカー日本代表トレーナーの父の元で特別な幼少期を過ごす。10歳で三重県に引っ越し、高校卒業後、自宅での浪人を経て東京大学文科二類に進学。現在は経済学部経営学科3年生。大学一年時より創業間もないスタートアップで起業経験を積み、2年時からは大企業向けのブランドコンサルティングの会社で1年半コンサルタントとして働く。現在は技術や知識があっても食べていくことができないトレーナー業界の問題を解決するため、スポーツトレーナーの自己実現のサポートをテーマに起業し、スポーツトレーナーのコミュニティ作りから育成、派遣までを一貫して行っている。
また、企画力、集客力という強みを活かし、東大生と企業や経営者とのマッチングイベントも手がけている。

トレーナーの自己実現と企業の健康促進

–まずは株式会社ミキスポーツが手がけている事業について、お聞かせください。
三木氏:弊社の事業を一言で表現すると、スポーツトレーナーの育成と健康経営を目指す企業様への派遣です。弊社のトレーナーコミュニティでは日本を代表するトレーナーをはじめとした素晴らしい方々に学ぶことができるのですが、彼らがスポーツ現場で働くという夢を追いながらもしっかりと生活していけるような職場環境を提供しております。その中で特徴的な派遣先の一つとして健康経営を目指す法人企業様を対象としております。なので、弊社のお客様はトレーナーと法人になりますね。

トレーナーについては、現在働く場所がなかったり働いても給与が少なかったりと、トレーナー活動だけで生計を立てるには厳しい状況が続いています。なのでそんなトレーナーを企業に派遣することで、新たな活躍の場に送りだし、健康をサポートするという本来の価値を発揮できる環境を作っています。

法人に関して言いますと、弊社には筋トレやフィトネスは当然のこと医学的な健康サポートができるスポーツトレーナーが揃っているので、彼らを企業に派遣することで、そこで働くスタッフの疲労回復から根本的な健康改善を行うことができます。スタッフの健康状態は作業の生産性や職場の雰囲気に大きく関わるので、その好影響はスタッフだけでなく企業全体へと波及していきます。

近年は健康経営が叫ばれている中で、上場企業であれば少しづついい方向に変わり始めてきていますが、中小ベンチャー企業などではそうもいかず、疲弊しているスタッフが多くいらっしゃいます。中小企業ほど、一人の人間の仕事の裁量が多く健康を害された際のダメージが絶大なのでそういった方々が本当に快適に生産性高く働ける環境作りのサポートができれば幸いです。

–業界のなかでは、どのような差別化をはかっていますか。
三木氏:例えば、マッサージに関して言うと、他社の場合は資格を持っていない方に短期の研修をさせただけで派遣してしまうようなところも少なくないんですね。

一方で弊社が派遣するトレーナーは、医療資格を持っていて、医学的な勉強をした上で高い技術教育を受けている人ばかりです。なので身体のことが本当に分かっている立場からアドバイスすることができる。ここが差別化のポイントになります。

なので表面的な「腰が痛くなったから、その痛みを取りましょう」という対処療法ではなく、食事や運動、日々のケア、ストレス解消といった、根本的なサポートを行うことができます。

また、医学的な資格を持ったトレーナーはカバー領域が広いため従業員様の一人一人のニーズによってサービスを柔軟に変更できるのも弊社の強みです。

弊社はセラピストやトレーニング専門のトレーナーを派遣するわけではないので「若くて健康的な社員の方にはトレーニングのアドバイス」「腰痛に悩むベテラン社員の方にはマッサージ」といった使い分けができ、社員様によってサービスを享受できる人とそうでない人の間に不公平感が出ることがありません。
–御社の事業運営にあたって、一番重要視していることを教えてください。
三木氏:身体的にも精神的にも満たされるサービスを大事にしています。お客様は技術だけでなく「この人と1時間過ごして良かった」と思ってもらえるトレーナーの魅力に対してもお金を払ってくださっていると思うので、そう感じていただけるようなホスピタリティは大切にしていますね。トレーナーにはただ治療するだけでなく健康を通してその人の人生をプラスに導ける存在であって欲しいと考えています。

トレーナーとして働く父への恩返しが起業の動機

–起業を決意したきっかけについて教えてください。
三木氏:きっかけは父の存在ですね。大学に入った当初はスポーツビジネスで起業するつもりはなかったのですが、就活を前にして自分の人生を考えた時に、一番最初に思いついたのが、「自分の父親を助けたい」ということだったんです。

父はサッカーの日本代表のトレーナーとして10年以上世界中を又にかけて働いていたのですが、引退後に関わったフィットネスでアクシデントに見舞われ一時経済的にかなり厳しい状況になりました。

父はそんな中であっても、私を含め家族みんなを何不自由なく生活させてくれました。そこに対する恩返しをしたいとずっと思っていたんです。そして思い至ったのが、トレーナーの働きにくい環境をサポートできるこの事業でした。

もちろん、トレーナー以外にもスポーツ従事者にはまともに生計を立てられていない方々がたくさんいます。
「スポーツを支えている人」はどうしても後回しになってしまうんです。なので、将来的にはトレーナーだけでなくこういった方々も救えればと思っていますが、まずは、トレーナーが稼げていない現状を変えて、もっと夢を追えるような環境を作りたいと思い、株式会社ミキスポーツを設立しました。

ひとつのスポーツチームがつくる商圏

–今後の展望について教えてください。
三木氏:子供からお年寄りまで対応でき、一般の人の健康支援やトップアスリートの競技力向上までどんな要望に対しても応えられるサポート集団を作りたいですね。
また、生活面では関わるトレーナーの年収を今の2倍にすることが短期的な目標になります。実は現在のトレーナーとして働く人の平均年収は250万円前後しかありません。なのでその数字を500万円まで伸ばすことと、そんなトレーナーを1000人まで増やすことを目標に掲げています。
–その後の、長期的な目標はどのようなものですか。
三木氏:僕が40歳までにやりたいと思っているのが、スポーツチームと他の産業がビジネス的な関係性でつながっていて、それぞれのスポーツチームがひとつの商圏となって地域を活性化させている、という状況です。

目標としては、今アメリカのスポーツの市場規模が日本の10倍ぐらいあるので、日本のスポーツ市場もそのくらいの規模にしたいと思っています。アジア全体が日本の市場になっていかないと難しいですが。

ただ数字はあくまで数字なので、映画に行くようにスポーツ観戦に行くような文化やスポーツでお金を稼ぐということが当たり前になってくるといったスポーツビジネスの浸透が肌で感じられるようになっていることが大切かなぁと思います。
–最後に読者へメッセージをお願いいたします。
三木氏:経営者の方へのメッセージとしては、経営者ご自身はもちろん、そこで働いている人の健康に対しても、身体を壊す前に気を遣って欲しいということですね。「経営において、健康は全てではありませんが、健康を失うと全てを失ってしまう」と考えています。

あとは学生さんに向けて。(僕も学生なので偉そうなことは言えませんが(笑))、学生時代はスキルを伸ばすことに目がいきがちですが、それ以上に人間力を磨いた方が良いと考えています。人は最後は感情で選ぶ部分が必ずあると思うんですね。世の中にスキル面で皆さんより優秀な社会人の方は絶対にいます。そんな中でも選ばれるような人に好かれる魅力をつけることにも目を受けてほしいと思いますね。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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東京都文京区本郷6-2-1 AS本郷201

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