株式会社Divide

水本 豪

やりたい事をやれる、探せる組織体現を目指して

誰もが持つポテンシャルを我々がスパークさせたい
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今回のインタビューは、事業におけるマーケティング活動・人事や採用をはじめとする組織マーケティングの両面から企業のサポートを行う、株式会社Divideの水本氏にお話を伺います。事業内容はもちろん、会社員から個人事業主を経て起業するまでの経緯、今後リリース予定のサービスなどについて語っていただきました。

株式会社Divide 社長 水本 豪氏のONLY STORY


【経歴】

1990年、神奈川県横浜市出身。
外資系企業日本支社副社長の父親と帰国子女であった母親の、両親共に高学歴というサラブレッドとして生まれ、父の仕事の関係で幼少期の一時期をアメリカで過ごす。
日本帰国後は中学受験戦争に臨むものの、志望校には届かず、そこから長い燃え尽き症候群に突入。高校卒業時に「同学年の誰よりも稼ぐ」という目標だけ決め、一浪の末に大学に入学。
短期語学留学をきっかけにそれまで全く才能皆無だった英会話を独学で身に付け、長期の企業インターンシップを経験する等、課外活動に力を入れ、新卒で株式会社マーケティングアプリケーションズに入社。
消費者購買データを基にした新規iOS,Androidアプリケーション制作事業、オンラインサーベイツールを用いたインターネットリサーチ事業に従事した後、カンボジア現地法人企業FujiSakura Co., Ltd.のGeneral ManagerとしてWebマーケティング経理・会計,人事総務を現在も担当中。
日本帰国後、メンズアパレルブランドのECサイトを手掛ける企業のコンサルティングを経て、株式会社リアライブに入社。
メディア事業部に所属し、社内唯一のWebディレクター&プロデューサーとして自社メディアの改修、運用を担当、2017年に事業部MVPを受賞。

その後フリーランスのマーケターとして独立し、独立後にジョインした企業にて出会った2名のメンバーと共に株式会社Divide(以降、当社)を創業。フリーランスとして独立後は常時5社以上の企業の経営企画、事業推進部門にジョインし、マーケティング領域全般の戦略立案から戦術展開、スキーム構築まで多様な業界で幅広く担当。現在の当社でも同様に継続中。

「事業」のコンサルと「組織」のコンサル


–まずは株式会社Divideが手がけている事業について、お聞かせください。
水本氏:弊社の現在の事業は大別して2つあります。ひとつが事業推進や事業企画をサポートする「マーケティングサポート」、もうひとつは内部組織の活性化を目的とした「人事コンサルティング」です。

Divideに所属する3名全員が、マーケティングと人事の領域において、個人事業主として活動していた実績と経験がありますので、それらを基に現在はクライアントの課題を解決しています。例えば、クライアントが「これをやりたい」と言った時に、「でも〇〇がない」となることが多いのですが、その〇〇をやるのが私たちの仕事です。

マーケティングサポートでは売上を上げるという外向きの施策のお手伝いを、一方で人事コンサルティングでは組織に対してメスを入れていくという内向き施策をお手伝いしています。

–マーケティングと人事の2つの事業について、詳しくお話しいただけますか。

水本氏:まずマーケティングサポートについてお話しますね。端的に申しますと、こちらの事業では、マーケティング担当が不在であったり、担当者のレベルが低いという企業様のサポートをさせていただいております。

また、これはあくまで私たちの見方なのですが、マーケティングには4つのフェーズがあると考えています。具体的には、戦略構築、次にオペレーション体制構築、その次が開発・運用、そして最後がプロデュースです。

それらに関して部分的なサポートのみ行なっている会社様が多い中で、Divideのマーケティングサポートは4つのフェーズ全てに対応できる点が特徴です。


次に人事コンサルティングについて。一般的に人事といえば採用をイメージされることが多いのですが、査定や人事配置、入社のサポートであったり、あとはあまり良い響きではありませんが、退職の勧告をするというのも人事の仕事。それら全ての分野に関してコンサルティングを行なっています。

どちらの事業に関しても、クライアントの課題を第三者目線で明確にし、本質を捉えた幅広いソリューションを提案するところまで一貫して行なっています。

–御社の事業運営にあたって、一番重要視していることを教えてください。
水本氏:私たちは「自分達自身が幸せでなければ、誰かを幸せにする事はできない」と考えているので、まず私たちが幸せ(≒楽しめる)でいられる仕事をすることを第一条件としているんです。一緒に働く仲間にも、日々「やりたいことがあれば、どんどん挑戦していいよ」と言っています。
これは自分が企業経営の中で大切にしている考えの1つで、メンバーには余計な事は気にせず挑戦したい事があるなら、やってみれば?と促進して積極的にチャレンジして貰いたいし、そのチャレンジを会社側都合、例えば資金が足りなくて等の理由で阻害したくないんですよね。

会社側はそのチャレンジをするのに必要なリソースを担保するのが責務だと思っているので。
勿論、採算が取れるかどうかの判断はしますよ(笑)


ただ、そうやって自分の好きなことで周りの人も幸せになってくれたら最高だと思うんです。だからこそ、まずは自分自身、それから自分の手の届く範囲にいる人たちを幸せにしようという想いで事業に取り組んでいます。

1人で出来る事に限界を感じ、仲間と起業


–起業を決意したきっかけについて教えてください。

水本氏:自分の会社を作りたいなとは、20歳くらいの頃からずっとぼんやり考えていましたが、設立したのが今年の3月で、今ようやく四半期が終わったところです。

設立以前は先ほどの話にもあった通り、個人事業主として活動していました。ただやはり、1人の人間が出来ることには限界があるんですよね。ある日、「ここが私自身が1人で到達できる限界だな」とふと感じた瞬間があったんです。
それ以上を目指すとなった場合はどうしても1人では実現不可能で、仲間が必要。そんな時に、当時ジョインしていた企業で出会った2人が似た様なことを考えていたんです。この2人が今のメンバーで、じゃあ3人で一緒に何かやりたいねという話になり、自分達が成したい事を成す為に起業しました。
今までは「自分1人の生活費を稼げばOK」という思考でしたけど、自分以外のメンバーは家族を持っているので、自分はその家族をも養わなくちゃいけない立場に居るんだという良いプレッシャーを与えてもらっています。このお陰でここ半年で自分の思考がより洗練されたなと思っているので、メンバーには本当に感謝ですね。

企業体質の改善を目的としたHR Techツールを開発中

–今後の展望について教えてください。
水本氏:いわゆる不要な人的コストの排除を行い、組織の体質を改善するための、退職勧告機能を搭載したツールを現在開発中で、それを2020年の12月ぐらいまでにはリリースするのが短期的な目標ですね。
状況がどう変わっていくかを完璧に読み取る事は出来ないので、10年先までは見据えられませんが、向こう2〜3年の景気変動などの状況を予測した上で、今現在の私たちとしてはプロダクトをリリースするというところがひとつのゴールだと考えています。
それがリリースし終わってからのプロダクト構想もありますが、その時に果たしてハマるのか未知数なので、今はまだ大っぴらには言わないでおきます(笑)

組織においては、勿論仲間を増やしたいなというのがあります。
ただ、良くも悪くも僕自身、ひいては会社自体が「この業界でナンバーワンになる」とか「売上◯億円を目指す」といったものを目指していないので、我々のカルチャーに共感出来る仲間(≒クルー)を、会社という船に乗せたいなというのが組織における展望です。
「自由」という言葉に憧れる人は多いと思いますし、僕自身も憧れていた側の人間でした。
ただ、それを体現していくにはあらゆる事の責任を自らで全うしなければいけない。だからこそ、会社にぶら下がるのではなく「生業は自分で作る」という思考を持って貰いたいですし、現に自分含めた今のメンバーは全員がその思考と行動で動いています。

「なりたいもの」や「やりたい事」は各々違った形で全然良いと思います。
※現に当社のメンバーの1人は声優業を事務所に所属してやっていたりもするので

ただ、我々が会社単位として目指しているベクトルはブラさずに、その中で自分がやりたいことやなりたいものを叶えていくプラットフォームである事が、会社として目指している形です。
–最後に読者へメッセージをお願いします。

水本氏:事業マーケティングや組織強化という意味合いでの戦略的人事に力を入れていきたいと思っていても中々実行することが出来ないという状況の方々は結構いらっしゃるのではないかなと思います。

弊社は規模感・人数こそ少数ですが、その道のプロしかおりません。本気でそういったことに取り組みたいと考えている企業様にはこちらも妥協せず本気で取り組ませて頂きますので、ぜひご連絡頂けたらと思います。

学生さんに向けては、早いうちに失敗はしておいたほうが良いだろうということを伝えたいですね。私も新卒の会社に入った時、激務で体調を崩して辞めてしまいましたが、その経験があったから自由に憧れてフリーランスになった。フリーランスになったけれど寂しかったから会社を作った、と特別なトピックのたびにどうする、どうしたいを見据えてステップを踏んできました。

だけどこれを、例えば30代後半にやったら命に関わるような話になりますから、早いうちに失敗できる環境にいると、後ですごく成長できると思います。頑張ってくださいね。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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