株式会社グランパ

阿部 隆昭

60歳で起業!世界の食料問題に立ち向かう

世界初のドーム型植物工場「グランパドーム」を開発
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株式会社グランパ 社長 阿部 隆昭氏のONLY STORY


〜代表取締役 阿部 隆昭様〜
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1968年青森銀行に就職。融資部門で農業関係者との取引があり、日本農業の現状を知る。
その後国際部に配属され、アメリカやヨーロッパにて研修を行う中、
休日を利用して現地の農業を見て回る。そこで日本農業の可能性を感じた。
その後日本に戻り50歳を目処に銀行を退社。
公認会計事務所や弟の会社で起業資金を捻出するために働き、
60歳で株式会社グランパを起業。
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銀行マンから転身、儲からない農業を儲かる農業へ


私は青森銀行で働く中で、農業と融資の関係で取引をする機会が多くありました。そして農業はあまり儲からないということを間近に見てきました。

しかし、国際部に配属されアメリカやヨーロッパに研修で行った際、休日を利用して現地の農業を見て回ってみると、日本でも農業を改革していけば、将来的には農業で稼げるようになると思いました。

今は、二次産業や三次産業のほうが儲かりますので、若い人たちで農業をしようとする人は少ないです。

しかし今の日本の農家は平均66歳と高齢化が進んでいるため、彼らが農業分野に参入しなければ、3年後、5年後とどんどん生産量が落ちていってしまう。

これから世界的に人口が増加するので、海外から簡単に食料が手に入らなくなるかもしれない。

そうならないためにも、若い人たちが農業に魅力を感じ、安定的な収入が得られる仕組みを作りたいと思いました。

天候に左右されない安定的な生産を実現


安定した収入を得るためには、顧客が求める商品の量はもちろんのこと、高品質なものを同じ価格で安定に提供することが必要です。

そこで私たちグランパでは「グランパドーム」というものを作りました。グランパドームは円形ドームになっており、植物の成長とともに外周側へと自動的に移動するシステムです。

この自動スペーシングシステムを用いることで、外周側での収穫が可能になり、空きスペースを最大限に利用した効率の良い栽培や収穫ができます。

同じ栽培面積の従来型の水耕栽培で比べると、単位面積あたり1.5~2倍の生産量となることができました。
このことによりドームでは、1日に平均400株を定期的に収穫することが可能です。


当初は、スーパーなどで扱ってもらえず苦戦しましたが、東日本大震災後に食の安全性を求める声が高まったこともあり、植物工場で作る商品に対して人々の目線が変わりました。

これを機にスーパーでも多くのスペースが割かれるようになり世の中に認められるようになりました。

野菜は天候によって収量が減ることもあります。そうすると値段が高くなってしまいますが、「グランパドーム」で作る野菜は安定的な量・値段で提供できるため、飲食店などに受け入れられました。

国内販売だけでなく、輸出産業へと発展させる


国内でしっかりとした基盤を築き、その後は輸出産業へと発展させたいです。

安定的な収入がしっかり入るようになれば、二次産業や三次産業にも引けを取らない産業構造となり、若者に魅力のある農業へと変わっていくと考えています。

また野菜を輸出するだけでなく、その栽培ノウハウも海外へ提供し、日本がリーダーとなって世界的な食料問題を解決できるようにしたいです。

例えばグランパドームを農業のできないエリアに導入し、栽培環境を改善していくことも考えています。

一次産業は今、大きな岐路に立たされています。しかしこれから成長していく夢のある産業だとも思います。

現在の農業を見直し国内で基盤を作る。そして輸出産業へと発展させ、将来的には地球規模の食料問題を解決していきたいです。

株式会社グランパの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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