見目博

株式会社N&N

～代表取締役　見目 博（けんもく ひろし）様～
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1978年、埼玉県浦和市出身。
2005年、27歳の時当時の塗装仲間と共に「なんでも塗ります」を由来としＮ＆Ｎを起業。徐々に信頼を得て2009年株式会社Ｎ＆Ｎを設立。代表取締役に就任。

現在では地元地域に貢献したいという想いから共感するスタッフや協力業者と力を合わせ総合的な外装リフォームを手掛ける会社となった。「生まれ育った街を守りたい」という想いで奮闘中。
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10代の頃から塗装の世界に入り、６年間修行をしました。塗装って、本当に奥が深いと感じました。少しでも早く技術を修得しようと、夢中になって腕を磨きました。

しかし技術を修得し、お客様目線で考えられるようになってくると、職人のあり方に違和感を覚えるようになりました。自分たちは塗りのプロですから、場合によって「この場所にこの塗装をしてはいけない」「こういった場合塗装だけでは対応できない」といったことに気付きます。

本来なら工務店の監督に変更を提案すべきなのですが、先輩職人たちは何も提案しない。とにかく言われた事だけやって終わり。適材適所じゃないとわかっているのに「余計な事は言わない方が賢明だ！」と。

それって、現場的には楽だけど『本当に住まい手のためになっているの？』と思いました。本当にお客様のためになる提案ができる会社を作りたい。その思いから、29歳の時にペインターズクルーN&N立ち上げました。

2009年に株式会社化しましたが、最初は苦しかったですね。やりたいことと経営との狭間で悩んでしまって。例えば、依頼されていない箇所の塗装が剥げていた場合、私たちはお客様に塗装をすることを提案しますし、時にはサービスで塗装してあげる事もあります。でも普通の職人からすると「頼まれていないのになぜやるの？」となってしまう。この損得勘定の感覚しか持たない職人との戦いも大変でした。

また、作業が"うまい、はやい、きれい"という部分のみが”技術”だと考える職人が多いことも問題でした。この業界では、ほとんどの職人が、技術以外のことを知ろうとしないのです。「顧客満足」について興味関心、疑問すら抱かない。そんなやり方のままでは、今後世間に取り残される事は目に見えていました。

そこで、職人さんがやりがいを持てる環境を整えて、１人ひとりの意識を高めることを最初のミッションとして掲げました。まず、工事の概要から建築の総合知識、お客様のご要望まで、工事に関わる全てのスタッフで情報を共有するようにしました。

職人さんと、お客様の意向を汲み取る事の重要性を共有した事で、「顧客満足」への想いが現場に少しずつ反映され、次第に周囲に認められるようになりました。また、営業エリアを車で１時間以内に行ける範囲に絞ったことで、お客様のちょっとしたお悩みを即解決できる窓口として認知して頂けるようになりました。

図面を基に形にする新築住宅と違い、リフォームは業者の善し悪しで大きな差が出ます。誤った判断で工事をしてしまうと取り返しのつかない事態に発展します。最近リフォームの欠陥工事、詐欺なんて当たり前に起きていますよね。工事の価格だけで業者選びを判断したり、訪問の営業マンに進められるがままに…、そんな形でリフォームをしてしまった家は、我々が見て驚くような工事をされていることが多いです。

それは、今のリフォーム業界が、お客様よりも業者の都合を優先しているためです。少しずつ会社として成果を上げ、毎日とにかく目の前の仕事をこなす状況から、少しずつ周りが見えるようになりました。この仕事を通し社会に恩返しできる事はないか考えた時、生まれ育った地元地域への貢献が浮かんできました。

地元のお客様が幸せになる住まいを実現するために、お客様の本当のご要望をお伺いし、塗装だけではない総合的なご提案が出来る一級建築施工管理技士の資格を取得しました。

現在では「ペイントドクター」として、無料で外壁診断を行い、お客様のご要望やお悩みをとことんお伺いします。当初の家の状態や使用している建材まで把握するため、新築時の図面も必ずご用意いただきます。

より適正なお見積もり、的確な塗料を選択するために不可欠な事のですが、お客様には「どうしてそんなに一生懸命やってくれるの？」とよく驚かれますよ。そんな時は「生まれ育った街を守りたいからです！」って思わず答えてしまいます。そうして出した診断結果を元に、お客様の将来のライフプランまで考慮した「お客様専用」の見積もりと長期的なメンテナンスプログラムを作成しご提案します。

リフォームは、10年・15年に１回しかやらない大きな投資だからこそ、お客様の人生のどこにリフォームの比重をおくか、きちんと見据えた段取りが大事ですね。着工前の打合せを最重要とし、とことん話し合ってから着工するため、弊社では工事着工～引き渡し後のクレームはほとんどありません。

私たちは、お客様への思いの深さこそが大事だと思っています。提案力、職人の腕、アフターサービス等、仕事はできて当たり前。どこまでお客様目線になれるか。そして、どこまでお客様を本気にさせられるかが、私たちの使命だと思っています。お客様に「自分の家についてしっかりと考えてください」とお願いするのはそのためです。家に住むのはお客様ご自身。お客様が家を愛していなければ、本当のいいものは生まれませんから。

まだ創業１０年の若い会社ですが、成績も順調に伸び、やりたいことができてきている実感はあります。

まずは埼玉県南部エリアで、シェアNo.1を実現したいです。
競合ひしめく激戦区ですが、徹底的にお客様目線に立てるという弊社ならではの強みを活かし、「笑顔の集まる外装リフォーム専門店」を作っていけるよう、一人でも多くのお客様の笑顔を集めていきたいと思います。

建設業界についてお話させて頂きます。残念ながら現在の建設業の雇用形態は日々「出社、現場作業、帰宅」の繰り返し、仕事がなければ休み、雨が降ればまた休みといった日雇い労働が主です。

こういった単発的な雇用という歴史が継続性に欠け、将来性を見出だす事ができない多くの労働者をつくってきたのだと思います。そんな業界の負の常識を覆すべくＮ＆Ｎは雇用の仕組みも変えました。

まず、中長期的な雇用を大前提としました。労働者ではなく社員とし、その中で個々の可能性を最大限引き出すことが最大の責務だと感じました。仕事を自発的に取り組めるような環境こそが、やり涯いの源となり生産性を高める事につながると考えたからです。技術的な向上だけでなく、社員一人ひとりがどのような形で継続的に組織の一翼を担えるかを自分自身で模索する事が大事なのです。

そのため弊社では、建設業務では一般的な日給月給ではなく、月給定額制をとっております。加えて社会保険・雇用保険・労災保険を完備。また有休制度を使うなどし、お互いに助け合えるような環境にしました。個々の成長だけでなく、いかにして組織として成果を上げるかを
最大の目的としております。

世間的には会社組織としてごくごく当たり前な制度ですが、建設業界では対応できていない会社がほとんどというのが現実です。

また、塗装だけでなく、様々なリフォームに関する「情報」があふれた職場環境に触れることで社員がやりがいを感じ成長してくれればありがたいですね。

今後は、業界を変えたいという熱い想いに共感してくれる仲間を増やし、
次の世代につないでいきたい。若い職人はもちろん、志があれば大学生でも歓迎しますよ。

現在20代・30代を中心としたリフォームのプロチームを結成しています。
若い感性とバリバリ動ける肉体、それに加え経験値が高いＮ＆Ｎと専属の協力業者10社以上の活気あるプロ集団です。それぞれ本当に熱い思いを常に持ち活動しています。

社員としては5名の小さな会社ですが、小規模の今だからこそ共に学び共に成長していけると感じています。そして、これからさらに成長していくであろうＮ＆Ｎに可能性を感じ共に盛り上げていける仲間をどんどん増やしていきたいです。そういった意味でも初期メンバーの存在価値は計り知れないですよ。

職人一人ひとりのビジョンや人生観までとことん話し合い、ふさわしい挑戦の場を提供できる自信があります。みんなの意見を集約して良いものを作れる柔軟性とフットワークの早さがこれからの企業には求められるのではないかと考えております。

http://www.paint-nn.jp