株式会社 情報工場
藤井 徳久
POSTED | 2016.04.08 Fri |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoC |
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良書発掘のプロフェッショナルチームが価値ある本を紹介!
あえて興味のない情報を提供することがその人の視野を広げる!?Topics
株式会社情報工場 社長 藤井 徳久氏のONLY STORY
〜株式会社情報工場 代表取締役社長 藤井徳久様〜
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ソラン株式会社(現・TIS株式会社)にてクレジットシステムの開発エンジニアを経て、株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチでは日本株担当アナリストとして企業調査、産業分析などの業務に従事。
その後、当社を創業し代表取締役社長に就任。慶應義塾大学経済学部卒、東京工科大学大学院バイオ・情報メディア研究科修士課程修了(MS)
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ソラン株式会社(現・TIS株式会社)にてクレジットシステムの開発エンジニアを経て、株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチでは日本株担当アナリストとして企業調査、産業分析などの業務に従事。
その後、当社を創業し代表取締役社長に就任。慶應義塾大学経済学部卒、東京工科大学大学院バイオ・情報メディア研究科修士課程修了(MS)
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興味のない分野から新たな『気づき』が得られる!
よく一般論で、視野を広げた方が良いとか、本業以外の本を読んだ方が良いとか言われます。
でも、 会社に入ると、資格や英語の勉強をしなくてはいけなかったり、そもそも毎日の仕事に追われていたりと、本業の分野の本でさえ、読む時間を確保するのが難しいことが多くないでしょうか。
また、本をよく読む方でも、書店に行ったときにわざわざ興味のない分野の本棚に何があるかをチェックする人は少ないと思います。
何か新しいことが知りたいと思って書店に行ったのに、“興味がある”、または、“好みのジャンル”のコーナーしか見ないと、結局、読む本は自分の興味の範囲内に収まってしまって、本当に視野を広げてくれるような新たな情報には出会えないことが多いものなのです。
たとえば、リアル書店ではなく、ネット書店ではどうでしょう。ネット書店で本を探すときには、本の名前や探しているテーマを入れて検索することが多いのではないでしょうか。
また、ネット書店では、自分が検索したテーマに関連する書籍を勧めてくれる機能があります。これはすごく便利な機能なのですが、その反面、自分の興味のある分野以外の本に触れる機会があまりないのは現状ではないでしょうか。
つまり、“イノベーションが必要“とか”社会がグローバル化している“などと言われている世の中で、「新たな発想を得たい」、「自分がまだ知らないことに気づきたい」、と思って幅広いジャンルの本を読もうと思っても、自分が今まで持っていなかった視野を広げる情報にきちんと出会えている人はかなり少ないのではないかと思います。
「本を読む人でも読まない人でも興味の範囲や視野を広げてくれる本に出会うことは難しい…」このことに課題を感じたのが現在のサービスを思いつくきっかけになりました。
弊社の書籍ダイジェストサービス「SERENDIP(セレンディップ)」のコンセプトは『有料で、関心のあるテーマ以外の情報を提供する』ということです。
インターネットを使っていると、情報は無料で得られるのが当たり前だったり、自分の関心のある情報にリーチできて当たり前の感覚になっていると思います。
でも弊社の場合は、「有料で関心のあるテーマ以外の情報を提供』します。
もう既に知っている興味があるテーマなら、書店に行ったり、ネットで検索することができます。そうすると関心のある分野についてはさらに深く知ることができます。
しかし、『気づき』や『発想力』は、既に自分の中にあるものだけではなかなか生まれてきません。自分の中にある情報とそれとはまったく別の新しい情報がぶつかって化学反応を起こすとことで、“新たな発想”や”アイデア“は生まれるのです。
ですから、あえて、書籍ダイジェストサービス「SERENDIP(セレンディップ)」では、「関心のあるテーマ以外の情報」を一方的に送り、お客様は、情報の種類を選べないようになっています。
書籍ダイジェストサービス「SERENDIP(セレンディップ)」では、3つの視点で厳選した良書を紹介!
現在、日本では毎週1300タイトルくらいの本が出版されていて、今日、新しく出た本が200タイトル近くあることになります。
でも、毎日、書店で並べられている本はそんなに大きく変わらないですよね。つまり、売れている本はいつも書棚に並んでいる一方、良い本なのに日の目を見ない、隠れた存在になってしまっているものも多いのが現状なのです。
SERENDIP(セレンディップ)では、IT・経営・環境問題・歴史など幅広い分野の中から良書を選定するための方法として、週に一回、会議を行い、3つ視点から良書の発掘を行っています。
まず一つ目が様々なバックグラウンドをもった弊社の良書発掘チームからの視点です。社内には出版社の元編集長や、株のアナリスト、デザイナー、外資系経験者など、年齢もバックグラウンドも多彩なメンバーがいます。ます、このチームが各々の興味でそれぞれ面白い本を発掘してきます。
でもそれだけだと広い視野と言いつつ自分たち善がりになってしまうので、二つ目として弊社クライアントや各業界の著名人、本好きの人からの視点があります。
SERENDIPサービスには、上場企業の経営者や管理職を中心として約150社6万人を超えるクライアントがいます。
こういったクライアントや、著名なビジネスパーソンの方から、「この本はあまりプロモーションされていないけど、今どきのマネージメントに役に立つ本だよ」、「この本は、当社の研修で読んでいるよ」などと、本を推薦して頂いています。
なので、クライアントが増えれば増えるほど様々な業界のバラエティーに富んだ良書があつまってくるようになっています。
そして3つ目が出版業界からの推薦です。SERENDIPの読者層をご理解いただいている著者や編集長から、この本はどこが面白いといった情報を頂いています。
そして、3つの視点をスクリーニングして集まった約50冊の本の中から、毎週2-3冊を厳選し、お客様にご紹介しています。
ただ、本を見せて「さぁ読んでください」と言っても、興味のない本を一冊読もうとは思わないと思います。
そこで、本を読む『きっかけ』になるように、弊社では10分程度で読める3000字のダイジェストにして本の紹介をしています。
このダイジェストと言うのが何かと言うと、最初の要旨とコメント以外のをすべて本文から抜粋して作っているんです。なので著者の言い回しとか単語の言葉選びもすべてそのままです。
ダイジェストというのは映画の番宣のようなものです。映画の番宣ってまとまっているわけではないけれど、実際の映画の良いシーンを見て、それで『あ、見たい!』って好奇心がわくものですよね。
こういった『あ、見たいな、読みたいな!』と思ってもらえるような形式がダイジェストなんです。
本について内容を批評する書評や、一冊まるごとのあらすじがわかる要約ではなく、今までそのテーマについて知らなかった人でも前向きな興味を持てるような部分から構成したダイジェストでまずそのテーマに関心を持ってもらうことを大事にしているのが弊社の特徴ですね。』
多言語化で国内外に『気づき』を提供したい!!
「今後は、多言語化や海外展開を考えています。
まず第一弾として、海外で話題なのに日本国内ではまだ翻訳出版されていない本を、日本語のダイジェストにして紹介しています。
例えば、ビル・ゲイツが読んでほしいと勧めているアメリカの本や、中国で台頭しているベンチャー創業者の本、ドイツやブラジルの本など幅広く紹介しているのですが、これはクライアントから特に好評です。
将来的には、『Nヶ国語のダイジェストをNヶ国語のダイジェストにする』ということを目標にしています。
今後は日本の本を英語に翻訳して紹介するなど、現在の事業をベースにして、世界の色々な国を結んでやっていきたいですね。」