誠建産業株式会社
吉田誠司
POSTED | 2016.08.03 Wed |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:建築・不動産 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:その他 |
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建物の内装も、足の爪もきれいにします。
人生ワクワクすることをやる!「枠」にとらわれず事業を展開Topics
誠建産業株式会社 社長 吉田 誠司氏のONLY STORY
自分がしたいことを追求していく。
思えば、学生時代から興味の赴くままに生きてきました。 趣味はバイクのツーリング。気ままにあちこち駆け回り、とにかく気ままに遊びましたね。仕事は、祖父が立ち上げ父が切り盛りする町工場で溶接の仕事をしました。 『家を出たい!』浅はかでBIGな夢を叶えるため千葉へ出て、住み込みでガソリンスタンドの店員や、配管工として働きました。
24歳の時に再び鍛冶屋へ戻ってからは、仕事を一生懸命頑張りました。 出来高制で、働く程稼ぎになりましたから、 「お金を稼ぐってこんなに楽しいのか!」 と感動したのを覚えています。しかし若かったので、収入は趣味の車やお酒にどんどん消えていきましたね。
内装の仕事と出会ったのは、地元川崎の居酒屋で、アルバイトに誘われたのがきっかけです。溶接の仕事は、雨天に弱く、仕事の数自体も減っていました。 「内装業なら屋内なので天候に左右されないし、なんとなくかっこいいな!」そんな気軽な気持ちで始めてみたら、ハマってしまって(笑)
何もない空間に、自分で壁や天井を作って行く面白さに夢中になりましたね。 職人のイメージも大きく変わりました。色々な職人さんと手を組んでやっていくことで、「人にやってもらうこと」「人と一緒にやっていくこと」の大切さを学んだんです。
28歳の時。縁あって某ハウスメーカーの仕事を請け負うことになり、内装業を通じてつながった様々な会社や職人とのつながりを生かして、「吉田建装」の屋号で個人事業主としてスタートしました。
大きいマンションの仕事を請け負った時は、80人位職人の管理に明け暮れましたね。 人の管理をするのは初めてでしたが、この時の経験が、今のマネジメントの基礎になっています。 建設不況や法人化して半年後の東日本大震災など、苦しい時期もありましたが、時に神頼みもしながら、「どうにかなる!」「チャンスだ!」と行動してきました。
そして、2010年9月14日『誠建産業株式会社』を設立いたしました。 ~工業、や~内装、~建装を使わず【産業】にしたのは、 「建設業だけでは留まらないぞ!!」 とその時すでに思っていたからです。
今日まで楽しくやってこられたのは、自分のやりたいことに挑戦してこられたから。 たくさんの支えに心から感謝していますね。
3つの事業に込めた、地元への思い。
誠建産業株式会社では、内装工事を請け負う建設事業、フットケアや訪問マッサージを手がけるプライムケア蓮沼(大田区東矢口3丁目)を運営するライフケア事業、パン製造・販売の「プチボヌール」(川崎区大島4丁目)を運営する飲食店事業を軸に展開しています。
メイン事業である内装工事では、お客様とのつながりや、他業者とのコミュニケーションを大切にしています。特に現場監督との信頼関係は大事ですね。現場監督と職人さんとの間を上手に取り持ち、現場がうまく回るようにしています。
職人さんの中には、壁紙の一部が剥がれていてもあまり積極的に動いてくれない方がいます。でも、私は現場みんなで良い仕事をしていきたいんです。 自己主張の強い職人に気持ちを分かってもらうのは難しいのですが、真摯に向き合うように努力しています。個性的で素晴らしい仲間がいっぱいいます。
フットケアサロンは、痛い巻き爪や魚の目、たこなど、足の悩みをあきらめてしまっている方のケアが必要だと思い、始めました。 訪問マッサージは、日本の高齢化社会において寝たきりの方や身体の不自由な方の癒し、そしてまたに元気になってほしい!という思いがありましたね。
パン屋は、私の妹の提案で「地元川崎にパン屋さんがほしい」の意見で、沢山の不安と沢山の夢を持ち思い切って事業化しました。 オープン初日は行列ができるほどでした。 当日は弊社全社員、また多くの方の支えをもって乗り切ることができました。 忘れられません。心より感謝しております。 そして、今も多くのリピーターの方にご来店いただいています。
一見バラバラな事業ですが、共通しているのが、「地元川崎を盛り上げる力になりたい」ということ。 新たな事業を立ち上げることで、「本当に楽しい職場づくり」をモットーに地域の雇用を生み出して行きたいのです。私自身が好きで始めたことが、地域の役に立つ。経営者として嬉しいですし、本望ですね。
ワクワクすることは、全力でやろう!
まずは、内装工事以外の2つの事業を、早く一本立ちさせたいです。そのためには、マネジメントを強化したいですね。一人ひとりが主体性を持って活躍できる場を作り、慣れ親しんだ川崎にもっと貢献できる会社にしていきたいと思っています。
私が声を大にして言いたいのは、「やりたいことや夢があるなら、とにかく口に出した方が良い」ということ。自分がどんな人生を歩みたいのか。そのために何をしたら良いのか。他人の目を気にして遠慮してはいけないと思います。
失敗を恐れて何もせずに後悔するより、失敗したって何度でも挑戦した方が、人生は何倍も面白いはず。周りに迷惑をかけてはいけませんが、やりたいことはやっていきましょう!