株式会社テクノファ
青木 恒享
POSTED | 2016.10.07 Fri |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:50代 商材:BtoC |
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悩み多き若手ビジネスマンに輝きを。
課題解決のヒントは全てここにある。Topics
株式会社テクノファ 社長 青木 恒享氏のONLY STORY
銀行マンから社長へ。
1999年。日本そして世界経済を揺るがしていた金融危機のさなか。私は大手金融機関から株式会社テクノファへ転職しました。
当時、潰れないと思われていた金融機関が次々と経営不振の状態に陥り、20社あった大手銀行が、あれよあれよという間に再編が進み減っていった時期でした。最終的には大手銀行と言われた各社は、なんと3社に集約されてしまったのです。
そのような外部環境はありましたが、私自身の問題として、自分が完全燃焼しきれていない、という焦燥感を感じる時期が続いていたこともあり、もっと自分の実力を磨いて、職業人として実績を残し、世の中に貢献する人材になりたい。そのためには、違う道があるのではないかと日々模索しておりました。
そのような中で関心を持ったのが、環境ビジネスであり、ISO業界でした。
テクノファに入社後は、環境ではなく、ISO9001という品質管理、品質保証に関する研修を扱う部門に配属されました。
そして数年続いていた不完全燃焼状態から脱却すべく、私は、がむしゃらに働き、勉強しましたね。中小企業では自分が携われる部分が広く、仕事を通じて会社に貢献しているという実感を非常に強く持つことができたのです。
扱う仕事内容、そして金額的な規模は大きく変わりましたが銀行で勤めていた時とは比べ物にならないくらいの全く異なるやりがいがありましたね。
コース運営事務局、顧客対応のみならず、講師の管理・登用、商品(研修コース)開発、各種企画等々なんでもやって、年間4,000時間くらいのペースで働いたときもありました。ただ、そのペースでは体調を崩し少しペースダウンもしましたが、それでも前職では得られなかった充実感がありました。
組織がISOの認証を取得するには、外部審査員によるチェックをうけることが必要です。 認証を取得したい企業に審査員が出向き、その業務運営内容がOKであれば合格証が発行される。つまり審査員は、それだけ大きな権限を持っている存在で、テクノファは、その審査員を養成する研修コースを日本で一番早く始めた会社なのです。
これが、弊社のブランド価値を構成する大事な要素になっています。私の職務はまずそれを守り、そしてそこからいかに会社を発展させていくかでした。おかげさまで、私は期待通りに自分の目標達成に向けてこなしていけたと思います。
その結果、肩書きが次第に上がっていき、2013年には代表取締役に就任することになりました。
ISO研修の総合デパート。
ISOにはいくつかの種類がありますが、我々が取り組んでいるのは、マネジメントシステムというものです。
会社を運営するためには基準を文書化したISO規格がありますが、これを上手に使って組織経営をするための支援を私たちは行っています。
ISO規格というのはたくさんの種類がありますが、その中で一番有名なのはISO9001と言う、品質マネジメントシステムの規格になります。
サービスや製品の品質を一定水準以上に保ち続けるために、会社をどのような仕組みで動かして行けば良いか、これを教科書のように文書に書き起こしたものがISO9001の規格です。その中身を教える研修や、使いこなす有資格者になるための研修を私たちは行っています。
国内に、競合他社は数多くありますが、大手研修機関と言われるところは15社程度でしょうか。その中でも弊社は総合デパート的に色々な商品を取り扱っています。また全国各地に展開している研修機関として、お客様である組織から認知されています。
組織の発展を強く意識した商品展開をすることで、組織の発展と、その組織に属する従業員の方々が、充実感あふれる仕事ができるようになるための支援をすることが、弊社の役割と思い日々の業務に邁進しています。
大きな意味では人材育成の会社であるとも言えますね。
主要な取引先としては、経済産業省、原子力規制庁、国土交通省、防衛庁、農林水産省などの官公庁が挙げらるとともに、大手製造メーカー等とも、長くお付き合いさせていただいています。
ISO規格と言うのは、民間ベースで各国の代表者が集う国際会議で作られますが、弊社の創業者は、その日本代表エキスパートを長年にわたり務めています。もう一人の取締役も、今、日本代表エキスパートになり、ISO業界に大きな貢献を果たしています。 また、弊社には本当に熱意のある講師陣が集まっていますから、「研修を受けて良かった」と言って頂くことが多く、嬉しい限りです。
ISOは、組織経営を向上させたい全ての経営者にとって必要なもの。
ISO規格は、本当に全ての企業の経営者さまにオススメしたいものです。
ISO取得のメリットは、何もその認証だけではありません。勉強するだけでも、企業経営・組織経営の教科書として、様々な事を学ぶことができます。
しかも、2015年にISO規格は大きく変更され、さらにその質が向上しています。ISOが変化の早い時代に対応できるようになったことにより、今後ますます、経営者のみなさまにとってはISOを理解することが大切になっていくでしょう。
また、私の著書「ストーリーでわかる 伸びるビジネスマンのための新!ISO活用術」(アマゾンキンドル、380円)では、新規にISOの認証を取得するという社命を受けて奮闘するする若手社員の姿を通じて、会社や上司からの期待に応えるためにISOから学び取る事ができる業務遂行の基本事項を、堅苦しいものを抜きにして、気軽に読める読み物としてまとめています。
ISOに興味がある方には是非一度読んでいただきたいと思っています。本書が若い方々にとって、仕事における次の一歩を自信を持って踏み出すうえでの一助になれば幸いです。
また、弊社ではキャリア・コンサルティング事業も行っています。13年続けている弊社の講座の卒業生は即戦力として様々な場で活躍しており、育成にはご定評をいただいております。現在、厚生労働省が失業対策や従業員満足度の向上といった目的のために、キャリア・コンサルティングを受ける会社に向けて助成金を提供しているので、こちらにご興味いただいた方にも、ぜひご連絡をいただきたいと思っております。
今後とも、より良い組織経営の実現を目指して、邁進していきます。