LIFE STYLE株式会社
永田雅裕
POSTED | 2017.07.24 Mon |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:IT・情報通信業 創立:9〜10年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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VRで不可能を可能に!世界一のチームをつくりたい
VRで新たな体験を創造できる人材を世界に輩出する。Topics
LIFE STYLE株式会社 社長 永田 雅裕氏のONLYSTORY
【経歴】
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20歳の頃に起業を志し20代でセールスを学んだ後、独立し企業コンサルタントとして企業の営業支援やチームビルディングに携わる。
「新しい市場を創造し、世界一のチームを作りたい!」との想いから2014年3月にLIFE STYLE株式会社を設立。代表取締役を務める。
独自のマーケティングとオペレーションシステムを構築し全国へ営業拡大。
2014年11月に開催されたGoogleパートナーシップサミットにて国内12名のメンバーに選出されGoogleマップインドアビューのメインスピーカーとして登壇。
全国に撮影制作ネットワークを確立し、2016年現在Googleのストリートビューパートナー企業世界35ヵ国3000社の中で世界トップ5に入る実績を確立。
2016.03には、実写のVR総合プロモーションメーカーとして自社ブランドサービス“Flic360”をリリース。シルク・ドゥ・ソレイユやYouTubeSpaceなどコラボし賞賛を得ている。
創業当初から掲げる『世界No.1になる!』という目標に向かい邁進中。
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新たな可能性への挑戦!「世界一」への想い
私が起業をした大きなきっかけは、「世界一のチームへの思い」と「VRの可能性」を強く感じたところにあります。それまではフルコミッションの営業をしたり、フリーランスで営業コンサルタントをしたりしていました。
そんな中で漠然と「世界一ってかっこいい」と感じていたんです。自分自身のビジョンとして「世界一のチームを作ってみたい!」という想いは前からあったのですが、どうせやるならでかい夢をみんなで叶える方が楽しいだろう。世界一のことを成し遂げられる人たちと同じ環境にいたらすごいおもしろい人生になるんじゃないか、とわくわくしていたんですよね。
そのために何をしようか、考えたときに思いついたのがVRでした。実は以前、通信系企業の営業コンサルティングをする中で、iPhoneの出現などによる社会の大きな変化を間近で見てきたんですよね。ちょっと前までメールや電話が主流だったのに、今やほぼすべての人が手元にネットを持っている。写真しかシェアできなかったものが、今では動画をシェアしたり、ライブ配信もできる時代になりました。
「次はどんなものがシェアされるんだろう?」とイメージした時、360度のVRの世界に大きな可能性を感じたんです。例えば、今までは平面だった思い出の家族写真が、家族が立体的な状態で残ったり、家の雰囲気がそのままいつでも見られるようになったらおもしろいなって。
会社設立当時の2014年はまだまだVRというものが世の中に全く知られていなかったので、まずは世の中に広げたい。そんな思いから株式会社LIFESTYLEを設立しました。それからはGoogleさんと組んで、ストリートビューで屋外だけでなく屋内も公開するなど、多岐にわたる活動を行っています。
VRでの体験だけでなく、それを創り出せる人も増やしたい
現在は、3つのサービスからクリエイターのエコシステムを構成しています。
一つ目は、『VR Creators Matching Platform』で、クリエイターと企業をマッチングさせるプラットフォームの運営。世界中のVRクリエイターとユーザーを繋ぐマッチングサービス「Flic360」を提供しています。VRコンテンツの企画制作を最適な形で行うためには、最良のクリエイター×ユーザーの組み合わせが重要だと思うのです。
二つ目は、『VR Creators Tool』という、VRを作るための編集ツールを提供しています。クリエイターが作成したVRコンテンツをオンライン上で発信できるサービス「Flic360 Make」を提供し、見て欲しい相手に届けることができます。
三つ目は、『VR Creators Academy』で、VRクリエイターを輩出するための教育サービスの展開。短期集中の講義を通して、VRコンテンツの専門的な撮影・制作技術を習得することができます。認定資格取得をサポートするプログラムなどにも力を入れているサービスです。
うちの大きな特長は、4日間で身につけられる凝縮された教育プログラム。そしてまだ世界に14名しかいない、VRクリエイターを養成するための認定トレーナー3名の所属です。
この二つがかけあわさることにより、他にはない強みを発揮しています。クリエイターを増やし、作るためのツールも提供し、そして作ってほしい企業と作りたいクリエイターとを繋げていくことで、よりVRが日常的になり、もっと楽しい体験を身近にしていきたいですね。
昨年の2016年は、「VR元年」と呼ばれ、様々なイベントや企業などでプロモーションされることにより、VRの認知度は上がってきました。ただ、いい端末がある一方で、アプリのようなコンテンツが充実していないので、多くのユーザーは購入に至っていません。
そんなVRをより多くの人に知っていただくためにも、現在一緒に世界を作ってくれる仲間を募集中です。うちには「世界に発信したい」という想いを持っている人が集まってきてくれています。半分は英語が使えるし、外国籍のスタッフも何名かいます。
ただ、誰でもいいわけではなく、採用はこだわってやっています。
具体的にいうと、『こうかんど人間』に来てほしいんです。
これには「高感度」と「好感度」という、二つの意味があります。
新しいことを作っていくためには、おもしろいものを取り入れられるアンテナと、広い情報を吸収できることが必要です。また、それを広げていくために、その人自身が人から好かれるような魅力も大切だと思っています。多様性も大切にしているので、これだけ世界中と繋がれる世の中だから、一緒にチームとして組む人は、広くから探していきたいですね。
この事業を世界に広げて、不可能を可能にしていきたい
これから先、私はざっくりいうと、『どこでもドア』と『タイムマシン』を作りたいと考えています。
今は、VRはエンターテイメントやゲームで広く取り入れられています。
もちろんそれはいいことだし、さらに大きくしてしていきたいのですが、VRの可能性はそこだけではないと思うんです。
私は社会的にもVRの可能性は大きく広がっていくと確信しているんですよ。例えば、「教育」という場においても、VRを利用した学ぶための「体験」はもっと多く作っていけると思うんです。社会や理科だって、教科書で文字を読んだり写真を見たりするだけでなく、VRで実際に見たり感じたりする体験もできるはずじゃないですか。また、今の情報をVRで記録しておくことで、未来の子どもたちにとって、歴史の勉強にもなる。
エンターテイメントのところだって、これから360度のライブ配信も可能になってきます。
大好きなアーティストの海外のライブも、VRを通して家にいながら見る体験だって可能になります。
そう考えると、これからのVRの可能性って無限大じゃないですか!だからこそ、マーケットの可能性を、人々の体験の可能性をもっともっと広げて、感動を世界に届けていきたいです。視覚情報で今までになかった体験や感動を、国境を超えて届けていきたいと思っています。
ちょっとVRを体験するサイトはこちら
☆取材・記事作成・構成=佐藤、進藤、佐久間