株式会社Diary
福田駿
POSTED | 2019.09.03 Tue |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:広告・マーケティング・制作 創立:5〜6年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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就活支援動画で地方学生にも都会学生と同じチャンスを
誰もが挑戦しやすい社会環境を作る会社にしたい!Topics
今回のインタビューは、就活系YouTuberとして活動する株式会社Diaryの福田氏にお話を伺います。YouTube「しゅんダイアリー」の活動内容や、学生から起業に至った理由、そして今後のビジョンまで語っていただきました。
株式会社Diary 社長 福田 しゅん氏のONLY STORY
企業の情報を公正な立場から伝える動画
–まずは、株式会社Diaryの事業内容をお聞かせください。
福田氏:私たちは地方学生と都会学生の就職活動における機会格差・情報格差をなくすことを目的にYouTube動画「しゅんダイアリー」の企画・制作を行っています。
主な事業内容は、企業様とのタイアップ動画の作成です。具体的には企業様のオフィス紹介や社員インタビュー、企業の面接の様子など就活生が実際にオフィスに行かなければわからない情報をお伝えし、企業様のブランディングと就活生の認知度向上につながる動画を配信しています。
–独自性のある取り組みをされていると思いますが、同じように就職活動の支援をされている企業と比較した際に、御社の強みはどこにあるとお考えですか。
福田氏:就活生と同じ目線で公正に、企業の様子や情報を発信している点です。どうしてもタイアップ動画は企業側の宣伝ぽくなってしまうのですが、私たちは情報を公正に伝え、それを見てくださる人たちが自己投影できるような動画を作っています。
–福田様が事業運営するにあたって一番大切にされていることは何ですか。
福田氏:就活の分野に関わらず、弊社のサービスやプロダクトによって、新しいことにチャレンジする人たちを応援したいという想いを持って事業に取り組むことです。
例え見た人の抱える問題の解決まではいかなくても、私たちの動画を見て、新たなことへ踏み出す勇気をもらったり、ちょっとだけでも幸せな気持ちになったりしてくれたら嬉しいと思います。
就活における地方学生の格差を解決したい
–この事業を始められた理由を教えてください。
福田氏:自分自身が地方学生として東京で就職活動をしていく中で、わざわざ説明会のために交通費3万円を払ったり、長い時間をかけて会場へ向かったり、就職イベントの数が少なかったりと、地方学生ならではの就職活動の格差を感じていたことが一番の理由ですね。
そして自分自身が行なっているYouTubeの活動と絡めて、地方学生の就職活動に関する格差を解決できないかなと思うようになりました。そしてより大きい規模でこの問題に取り組みたいと思い、会社の立ち上げを決意しました。
–そもそもYouTube活動を始めたきっかけは何だったのですか。
福田氏:YouTubeの活動は大学2年の時から始めました。きっかけは大学1年の時に1年間、地方の大学に通いながら東京にある大学を目指し受験勉強をしていたのですが、その受験に失敗し、地方の大学に残ることになったことです。
その時に「地方にいても大学などの枠組みにとらわれず、世界に対してできることは何だろうか」と考え、自分が好きだったYouTubeに可能性を感じて、YouTubeの活動を始めました。
誰もが挑戦しやすい社会を作りたい
–短期的な目標を教えてください。
福田氏:はい。実は9月14日に「動画で選ぶ就活サービス(仮名)」というWebサービスをリリースする予定なのでそこに注力していきたいと思います。具体的には各企業のオフィス紹介であったり、OB訪問をしたインタビュー動画などが視聴でき、さらにそこからエントリーができるというサービスです。
現在、「動画で選ぶ就活サービス」の掲載企業は30社なのですが、リリース1年間で100社を目指しています。そして、「動画で選ぶ就活サービス」を就職活動のプラットフォームとして、リリースから2年間で80%の地方学生が使っているという状態にしていきたいです。
–その後の長期的な目標を教えてください。
福田氏:社員の幸福度が一番のベンチャー企業になることです。1番は近くにいる社員やメンバー、その次が弊社のサービスのユーザーやクライアントさんなど関わっている人たち。まずは社員やメンバーの幸福度を重視していますがゆくゆくは弊社に関わる全ての人が幸せになる会社を作れたら嬉しいです。
–社会的に今後どういう企業になっていきたいですか。
福田氏:誰もが挑戦しやすい社会を作りたいです。どんな境遇にも関わらず誰もが挑戦しやすい社会環境を作り出せる会社にしたいなと思っています。そのため、今後は就職活動に関わらずどんどん新しいことをやっていきたいですね。
–ありがとうございます。では最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
福田氏:就活生に認知を広げたい企業さんは、ぜひお力になりたいなと思いますのでご連絡ください。
執筆=山田
校正=笠原