株式会社ベンチャー広報
野澤 直人
POSTED | 2016.09.30 Fri |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:広告・マーケティング・制作 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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広報は、大企業だけのものじゃない。
プレスリリースに頼らない中小ベンチャー企業専門広報部隊。Topics
株式会社ベンチャー広報 社長 野澤 直人氏のONLY STORY
死に直面し、やる気に燃えた。
学生時代の私は、極めて普通。いわゆる「意識高い系」の学生ではありませんでした。
それが一転したのが、大学2年の時。国内でも珍しい難病を患い余命半年。
死と直面したんです。
病院ベッドで漠然と生きながら、俺の人生って何なんだろうと疑問を感じましたね。
このまま終わるなんて冗談じゃないと、やる気を起こしました。
幸い奇跡的に病気が完治してからは、「一度しかない人生だからこそ起業しよう」と思い、25〜30歳での起業を見据えて、経営情報サービス会社に就職しました。
具体的に何をしたいかということはまだ見えていませんでしたが、どうせ起業して社長をやるのなら、ずっと続けられる事業で起業したかったですね。
「ベンチャー企業・スタートアップ企業の広報PR」を志したのは、あるベンチャー起業で広報を担当した時に経験した成功体験がきっかけでした。
創業3年の、社員20名程度の小さな会社でしたが、広報活動がうまく行ったことで、5年で売上が10倍に、従業員の数も10倍に伸びたんです。
広報・PRがうまくいけば会社が伸びることを強く感じましたね。
同時に、中小ベンチャー企業のための広報・PR会社がほとんどないことに気付きました。
知名度が低く資金も少ないベンチャー企業やスタートアップこそ、広報PRを経営戦略の一環として、積極的に活用すべきなのに。
もしかして、中小ベンチャー企業が成長するための広報・PRに対するニーズが、世の中にはたくさんあるんじゃないだろうか。
そして、そのためのノウハウを、自分はたくさん身につけて来たじゃないか!
私のやる気は更に燃え上がり、株式会社ベンチャー広報がスタートしたんです。
プレスリリースは送るな。
2010年の設立以来、お客様からのご紹介を中心にご縁がつながっていき、クライアント数は180社を超えました。
成長性やサービスや商品の革新性のあるベンチャー企業だけでなく、まだ上場してない企業であれば幅広くサポートしていきたいと思っています。
広報・PRと言うと、プレスリリースを送りたいと考えるお客様がほとんどですが、私たちは、あえて「止めた方が良い」とお話しします。
なぜなら、ベンチャーやスタートアップの広報PRは、大企業・上場会社とは異なる特別な知見や手法が必要だからです。
プレスリリースで取材が来るのは、知名度のある大手企業だからこそ。
知名度のない中小ベンチャーのスタートアップにまず取材は来ないと思った方が良い。
弊社には、幅広い業種業界にコネクションを持つPRコンサルタントが多数所属していますから、プレスリリースに頼る事なく、どうやって成果のある広報・PRを行う手法があるか。
それを考え、提案できるのが我々の強みですね。
また、中小ベンチャー企業にあった価格でご提案できるのも強みです。
私がこの会社を始めるきっかけとなったもうひとつの出来事が、先の広報担当者時代に大手PR会社の見積もりを見て、あまりに高額に驚いたことでした。
価格の高さは、中小ベンチャーにとって非常に高い壁になっていますから、ベンチャー企業に合ったサービスを、ベンチャー企業にあった価格で提供することで、良いものを持っているけど、くすぶっているような会社や商品、サービスを、世の中に伝えていくことが使命だと思っています。
日本の未来を支える卵を育てたい。
中小ベンチャー企業に特化した広報PRが少ない現状は、私たちにとっては大きなチャンスだと考えています。
「中小ベンチャー企業のPR=ベンチャー広報」と言われるブランドを確立するために、今いる社員のスキルをあげ、新たな社員も増やしながら、現在のクライアントに満足してもらえる体制を強化して行きたいですね。
今の日本経済を支えているのは、20〜30年前に起業して成長したベンチャー企業たちばかりです。
将来の日本の経済を支えるような、黄金の卵のような企業を発掘し、広報・PRの面から応援し、成長させていきたいと思います。
クライアントの業績が伸びたり会社の規模が大きくなるお手伝いができることが、この仕事のやりがいですね。