障害者雇用の土壌作りから入社後までトータルサポート

障害者だけでなくみんなが働きやすい社会を目指す
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今回話を伺うのは、義務化されていながらも後回しにされてしまいがちな障害者雇用のトータルサポートを行ってる株式会社ジェー・シー・プラスの小池氏です。障害者雇用を進めることで得られる新たな視点や同社のサービスについてお聞きします。

株式会社ジェー・シー・プラス 代表取締役 小池梨沙氏のONLY STORY

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障害者雇用を通しみんなが働きやすい環境を


−まずは株式会社ジェー・シー・プラスが手がけている事業について、お聞かせください。

小池氏:弊社は、法人向けの障害者雇用コンサルティングを行っており、雇用の前段階の土壌作りから入社後のサポートまでワンストップでお手伝いさせていただいています。

障害者雇用促進法という法律に則り一定数の障害者を雇用しなければならないというルールをご存じない企業はまだまだ多いかと思いますが、中央省庁の水増し事件で意識された方もいらっしゃるのではないかと思います。2018年12月現在の障害者雇用率は2.2%で、45.5人以上の従業員を雇用している事業所に雇用義務があります。

そのような流れから企業の採用には「一般雇用」の他に「障害者雇用」という雇用枠が設けられています。しかし、多くの企業が障害者雇用枠に対して「どのように採用を進めればいいのかわからない」と感じています。

その原因は、まず、働く障害者の実態についての情報が不足しており、採用側が”障害者”と聞くと、例えば身体障害等の目で見てわかるような障害のある方を連想してしまい、職場環境などを理由に、彼らを受け入れる余裕はないと感じてしまうこと等にあると思います。 

働ける障害者とはどのような人達なのか、どうやって企業の戦力にするのか。これらを考えるときに専門家の知識や経験が必要になります。弊社ではそういったノウハウを持った専門家による障害者雇用サポートを行なっています。

−業界の中では、どのような強みを持っていますか。

 小池氏:現場経験豊富な[※1]ジョブコーチが障害者雇用のコンサルタントとなり、企業の方針にあったご提案ができるのが、私たちの強みです。

障害者雇用のスタートアップとなる中小企業向けにサービスを特化し、障害者社員の数を満たして終わりではなく、きちんと会社の戦力となるように育成と職場定着まで関わります。そのためには、障害者を仲間として共に働ける雰囲気作りに不可欠な組織開発・活性化等からご提案し、専門のトレーナーや、社会保険労務士等とも協力しながら、企業の障害者雇用を包括的にサポートします。
 
さらに、障害者社員の採用後は申請可能な助成金をご提案し、手続きもサポートもしているので、企業で専門家を1名雇用するよりも効率的に、経験豊富な専門家と関われる点もポイントです。

[※1]ジョブコーチ…職場適応援助者。障害者がスムーズに仕事ができるように環境を整える専門職。ジェー・シー・プラスの「ジェー・シー」はJCを意味するジョブコーチの略。
     
―事業に対して、一番重要視していること、大切にしていることを教えてください。
 
小池氏:私は、障害者雇用を通して、様々な人にとって快適な職場環境を作っていくことを大切にしています。なぜなら、障害者雇用の推進によって幸せになるのは、障害者社員だけではないと考えているからです。

障害のある方が働き続けられる会社は、子育て中の社員、病気治療中の社員、家族の介護が必要な社員にとっても働きやすくなり離職率の改善にも繋がります。
 
障害者雇用を通じて、色々な働き方ができる土壌を作れば、会社全体が多様性を自然に受け入れられるようになり、より魅力のある企業への成長につながると考えています。

特例子会社、公的機関での経験を今に活かす


−現在の事業を立ち上げるに至った経緯を教えてください。

小池氏:私は以前、福祉や障害者雇用とは全く無縁のイベントプロデュースの仕事をしていた時期があるのですが、その時に地域活性化イベントに関わり、同じ街の中で障害を持っている人やご高齢の方など、様々な背景のある人々が暮らしている状況を意識しはじめました。その経験が障害者雇用について考えるきっかけの一つでした。

その後、ひょんなことから大企業の特例子会社に入社し、事業の立ち上げに携わりました。ここで培ったノウハウを広げてくため独立しようと思った頃に、妊娠と出産を経験し、起業を断念して障害者就労関係の公的機関に再就職しました。そこでは、およそ70社の会社の障害者雇用支援ケースに携わり新たな経験を積めた反面、公的機関の障害者雇用支援で関われる範囲には限界があると感じました。

そこで、「より深く踏み込んだ障害者雇用サポート」を届けたいと思い、株式会社ジェー・シー・プラスを設立しました。

障害者雇用のノウハウを全国まで広げる

今後の展望について教えてください。
 
小池氏:今後は障害者雇用を進めたいと思っている企業に弊社のサービスを広げ、私たちのメイン事業である「JCコンサル」の全国展開を目指しています。

そのために、腕の良いジョブコーチ、障害者雇用コンサルタントの育成も必要だと感じています。私は10年間、障害者雇用に関わりジョブコーチとして活動して来ましたが、ジョブコーチ養成研修においても研修を受けただけで実務経験の少ないジョブコーチが増えている現状が見られるため、実務レベルに引き上げるプログラムがもっと必要だと考えています。
 
さらに、ジョブコーチの知名度の低さも障害者雇用における課題の一つです。企業が障害者雇用に専門家の力を借りるという発想に至らないことも、障害者雇用の壁につながると思うので、今以上にジョブコーチの存在を広く知っていただくための活動を進めたいです。
 
−最後に読者へメッセージがありましたらお聞かせください。

小池氏:「障害者」と聞くと、どうしても多くの方が身構えてしまいがちです。しかし、障害者雇用を通じて接点を持ってみることで、これまで見えていなかった多様な視点を得ることができると思います。

障害者雇用が義務として課せられている状況を活かして、こうした目線を社会に増やしていくことが、私のひとつの使命だと思っています。興味を持ってくださった方は、ぜひお気軽に障害者雇用に対する想いを聞かせてください。
 
執筆=スケルトンワークス
校正=北本

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会社名:株式会社ジェー・シー・プラス
所在地:東京都千代田区神田佐久間町1-14
第2東ビル303 秋葉原ランパート内
※JR秋葉原駅 昭和通り口より徒歩すぐ
電話:03-6369-8181(平日10:00-17:00)

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