株式会社ソリューション
長友威一郎
POSTED | 2020.04.10 Fri |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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若手コンサルタントが⾃律型組織を実現する!
若い人材を輝かせることで社会を豊かにします。Topics
今回は組織開発コンサルティングを行う、株式会社ソリューションの長友氏にお話を伺いました。業界のタブーと言われた若手人材によるコンサルティング事業を行い、新しい風を吹かせる同社の取り組みについて語っていただきます。
株式会社ソリューション 社長 長友 威一郎氏のONLYSTORY
【経歴】
大学卒業後、富裕層マーケティング会社最大手に入社。6年間の営業活動を通じて多くの経営者と出会う。2006年、顧客の1人であった当時の代表・小西から新会社立ち上げの参画要請を受け、経営者の経営サポートを本業にすべく、株式会社ソリューションに入社。採用コンサルティング、経営コンサルティングを通じて顧客の信頼を積み重ねる。
初期教育を強めることで、未経験者である新卒社員や第二新卒社員をリーダーへと変えるマネジメント力には定評がある。採用と育成の両輪を回して会社を強くするスタイルで多くの企業発展に貢献している。2017年1月には代表取締役に就任し、社員が活きる経営を実践している。
経営の幹部を育成し実行力を高める
–株式会社ソリューションの事業内容について教えてください。
長友氏:弊社は組織開発コンサルティングを通して、実行力の高い組織づくりのサポートを行っている会社です。
例えば、従業員数が30名ほどの中小企業であれば、社長が指示を出すトップダウン型の方が企業の成長スピードが早いと言われています。一方、それ以上の規模であれば、ボトムアップ型に切り替えなければ経営が難しくなります。
ボトムアップ型の組織とは、社員⼀⼈ひとりが共通の目的・目標に向かい、⾃ら成すべきことを⾒出し、改善を重ねて成果と結果を出せる組織、つまり⾃律型組織のことです。
そこで、私たちはこの⾃律型組織を実現するために『コミュニケーション ブリッジ マネジメント』を行い、企業において必要なサポートを行っています。
–ありがとうございます。『コミュニケーション ブリッジ マネジメント』の詳しい内容を教えていただけますか。
長友氏:はい。
平たく言いますと、『コミュニケーション ブリッジ マネジメント』は、経営者を含めた社員全員が「本⾳」で話せる環境や場やを作り、⾃分たちで目標を決め、決めたことを実⾏し、振り返りを重ねていくプログラムです。
この取り組みをしていく中で、これまでとは異なる質の高い信頼関係を社内に構築し、ボトムアップ型に必要不可欠な幹部人材が育つ環境づくりをしています。
–他社と差別化をはかっている点や強みは何ですか。
長友氏:若手人材による若手人材に対するコンサルティングが挙げられます。弊社には、これまで実施してきた若手人材の育成ノウハウがあります。それらを活用して行う、若手人材へのコンサルティングはクライアントが抱える「若手人材を活かしていきたい」という想いにきちんとお応えできる内容となっています。
加えて、若手人材がコンサルティングを行うからこそ、クライアントが自社・他社問わず、若手人材に対してどのような対応をしているのかも見えてきます。弊社とクライアントが良い関係を築くことが、自社内の若手人材と良好な関係を築くことのヒントになるのです。だからこそ、私たちも目の前のクライアントに真摯に向き合うことを大切にしています。
–真摯に向き合う上で、どのようなことを意識していますか。
長友氏:イソップ童話の『裸の王様』で、最後に少年が「王様は裸である」と言うシーンがありますが、私たちもお客様に対して、自分の考えを素直に伝えることを意識しています。違和感があったら口にすることや、知らないことは積極的に尋ねることを心がけています。
若手人材の可能性を引き出して輝かせる!
–長友様は株式会社ソリューションの3代目経営者だと伺いました。事業を継承した経緯について教えてください。
長友氏:2006年、株式会社ソリューションは私ともう一人の創業者で立ち上げた会社です。当時、私は経営を担当せず、プレイヤーとして現場を回っていました。
私は経営者になることに対して、創業当時は、正直、興味を持っていませんでした。
クライアント様が増え、事業に対して誇りを実感できるようになってくると、創業者ともに株式会社ソリューションを立ち上げた創業メンバーとして、「自分が責任を持つ」と気持ちが芽生えて来ました。
そして、2017年1月に覚悟を決め、経営者になりました。
–創業当時はどのような想いで事業を立ち上げられたのでしょうか。
長友氏:事業を立ち上げてから、私が代表になるまで、さまざまな業務のブラッシュアップを行ってきたため、当時から全く変わらない事業はほとんどありません。その中でも、一貫して大切にしてきたのは「私たちの手で若手人材の可能性を引き出して輝かせる」という想いです。
世の中の多くの社会人は、仕事が辛いものであると感じています。実は、以前の私もそう感じていました。しかし、今は「仕事は心から楽しいものだ」と思っているんです。仕事を通していろいろな人と出会って、自分たちの提供したサービスでお客が幸せになる。お客様からいただく「ありがとう」という感謝の言葉は、何にも代えがたい価値を持っていると思います。
仕事の楽しさを多くの社会人に感じて欲しい。特に若い人たちが一生懸命働く姿は、とても格好いいと私は思っています。その姿が日本社会を元気づけていくと信じているからこそ、「私たちの手で若手人材の可能性を引き出して輝かせる」という想いを大事にしています。
地方企業の採用支援で活性化に貢献したい
–今後の目標について教えてください。
長友氏:地方の活性化に貢献していきたいと考えています。
地方で会社を経営している人たちは、その土地やその土地で生活している人を心から愛している人たちばかりなのです。しかし、現地では人口の減少が進み、会社の存続が関わるほどの大きな課題となっています。
一方で、地方から都会に出てきて生活している人たちも「本当は地元に残りたかったけれど、求人枠がなくて都会に出てこざるを得なかった」という人が多いんです。
私たちは地元に貢献したいと思っている人のUターンを支援する取り組みも行っていますので、その蓄積されたノウハウを活かして、地方企業の採用支援を行い、微々たるものであっても地方に人口を増やし、地方の活性化に貢献していきたいです。
–ありがとうございます。最後に読者へメッセージをお願いします。
長友氏:「新卒中心で組織変革コンサルティング業をしている」と言えば、「難しいことをしているね」「そんなことできるの?」と言われることはありますが、私は私の気持ちに向き合い続けた結果、無謀だと言われても「やっぱりやりたい・・・。というか、できる!」と自分が感じた若手の力や自分のやりたいという想いを信じ抜きたい。そんな気持ちで挑戦をしております。
そんな私の考えや弊社の事業にご共感いただけたら嬉しく思います。もし、新卒採用や教育、理念・ビジョンの策定や幹部育成等、人と組織に関するご相談がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。弊社の経験が貴社のお役に立てるかもしれません。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原