株式会社Top Counselings
祝淳一郎
POSTED | 2016.08.25 Thu |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:研修・コンサル 創立:11〜14年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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うつ病は、人生の挫折じゃない!
「やってみればできる!」の心で、人生を支えるカウンセラーTopics
株式会社Top Counselings 社長 祝淳 一郎氏のONLY STORY
50歳の新米社長、誕生!
メンタルヘルス支援の仕事を始めるまでは、IT企業と人材派遣会社という、畑違いの業界で仕事をしてきました。就職当時は、どちらの業界もまったくの初心者。でも、「やってみればできる!」と思って、気にせず挑戦していましたね。
メンタルヘルスと出会ったのは、人材派遣会社でうつの社員さんたちのマネジメントを担当したことです。若い社員が多く、超体育会系の会社でしたから、営業は数字に追われ、メンタルをやられてしまう人が多かったんです。それで、事務の部署のトップを務めていた私に、白羽の矢が立ったんですね。
これも初めてのことでしたが、IT会社に勤務していた時代に、心身ともに疲れきっていく同僚たちの姿を見てきましたから、うつになった社員には、プレッシャーをかけないように心がけましたね。「がんばれ」という言葉は禁句。性格や原因も考慮し、対人関係で心が病んでしまった方の場合は人と関わる仕事を避け、業務がハードで病んでしまった人の場合は、身体に負担が少ない業務から始めたりと気を配りました。どこでプレッシャーがかかるのかを見極め、それぞれにあった接し方をするようにしていました。
起業のきっかけになったのが、49歳の時に、産業カウンセラーの資格を取得したことです。人生ももう天井かという時に、それほど好きではない勉強に一年間取り組んで、新たなビジョンを開くことができた。この経験は、大きな自信になりましたね。自分の可能性を強く感じました。
会社の中で培ってきたノウハウや経験を、一人のカウンセラーとして発揮し、社会に貢献したい。挑戦に年齢なんて関係ない。やってみたらできることはきっとある!そんな気持ちで、50歳にして新米社長になったのです。
メンタルケアとキャリア育成。両面からサポート。
メンタルヘルス事業では、うつ病や心が病んでしまった方のメンタルをカウンセリングするだけなく、研修やセミナーという形で、キャリアのカウンセリング・育成・サポートなども行っています。うつの方は、復帰後も休職したり、退職したりする方が多いので、復帰後の生活設計を考える上で、仕事というのはとても重要だからです。
メンタルやキャリアカウンセリングは、依頼人の生活に関わる話を聞いたりするので、一人一人の将来や考えに沿って、幸せに暮らしていける支援をしたいと思っています。向き合うのは病気とではなく、その人自身。良い所や、やりたいことは何かを感じながら取り組むようにしています。
一般的に「相手の話をよく聞くこと」と教わるメンタルカウンセリングですが、実際の現場では、依頼人は自分を振り返られないくらいに混乱していることが多いんです。だから私は指示ではなく、考え方の提示やアドバイスをするように心がけています。自分の中で考えを導き出してもらうように色々な切り口から提示をして、考えを「見える化」してあげることで、自分の考えで動けるようになりますね。
日本では、カウンセリングに対するハードルがまだまだ高いと感じます。もっとカウンセラーを気軽に、有効に活用してもらいたいですね。
イキイキと働ける環境づくりを。
メンタルを支援しながら、キャリア開発と研修を行うことで、イキイキと働ける環境づくりを推し進めたいと思っています。新たにスタートしたのが、「トップカウンセリングスTOYAMA」です。「メンタルカウンセリング+キャリアカウンセリング」を通じて、やりたいことを引き出しながら、それにあったスキルを身に付けられる研修やセミナーを提供し、仕事を紹介していく人材派遣及び人材紹介という就労支援事業を行っています。
派遣スタッフ向けのキャリア教育については、プログラムやセミナールームを準備するなど、先駆けと言う意識を持って取り組んでいます。
子育てママ向けには、託児所も用意し、預かるお子様に対しても学童という形でキャリア教育をしていきたいですね。シニア層が持つノウハウやスキルを、ママのキャリアにつながるように伝えられる場を作ったり、子どもたちが地域の産業に触れる機会を作ったりと、シニア・ママ・子どもという流れで就労支援やキャリア開発を目指したいと思います。
ひとりでも多く働ける環境づくりを、まずは富山から!地方から、“一億総活躍”を実現させたいですね。