株式会社ソフィアプランニング
黒瀬 智恵
POSTED | 2017.07.19 Wed |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:研修・コンサル 創立:11〜14年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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産学連携の間口は開かれている!
本当の意味で産学連携を推進Topics
株式会社ソフィアプランニング 社長 黒瀬 智恵氏のONLYSTORY
しゃべりとコンサル、その二つが組み合わせれば強い!
私はもともとマスコミ業界にいて、インタビュアーでした。社長にインタビューするといった仕事もしていたんですが、その仕事の中で、同じような能力を持っているなら、しゃべりがうまい人が一人勝ちするなということに気づいたんです。仕事をしていく中で、しゃべりの重要性というものを強く認識していきました。
私はもとからしゃべるのが得意ということもあり、マスコミ業界の後は、人材育成のキャリアコンサルタント系の会社を起業して、企業のPRや広報を手伝う仕事もしていました。その仕事の中で、しゃべりの技術だけじゃなくて、コンサルタントの知識やスキルを身に着けて両方の技術をを持っていたら強みになると感じるようになりました。
その当時やっていた仕事としては、大学に講師として教えにいくというものでしたが、教育の現場だけでは変えられないところを、企画段階から変えていきたいと思うようになって、企画の方にも興味が湧いてきました。そこで私はソフィアプランニングを起業したんです。
「しゃべり」とコンサルタント、その二つの経験が今の仕事に繋がっているんです。しゃべりだけでは駄目。コンサルのスキルだけでも駄目。けどその二つのスキルが組み合わせれば、とても強力なものになる。過去の全てが上手く符号して今ができているんです。
「教授のお墨付きサービス」
起業した会社の企画の中で、メンタルヘルスプログラムを扱っていたんですが、その商材の説得力を上げるものは何かと考えた時に、大学教授から一言貰えればいいなということを思いつきました。
そこで協力してくれる教授を探そうということになったんですが、一緒に仕事をしている岩田まこ都というアナウンサーが、テレビ番組のお付き合いで2000人の教授とつながりを持っていたんですね。その人脈を使って心理学の教授が一言書いてくれるということになってその商材は成功したんです。
その経験から、ソフィアプランニングが行なっている「教授のお墨付きサービス」を発案しました。
産学連携のハードルは高くない
「産学連携はハードルが高い」と思っている方も多いと思います。けれど、実際はそうではなくて、産学連携は様々な中小企業が参加できるものなんです。
産学連携というと開発を真っ先に思い浮かべる方が多いと思いますが、それだけでなく、扱っている商材にエビデンスが欲しいという時にも活用できるんです。例えば妊活中の女性をターゲットにしているヨガ会社が、マタニティクリニックに営業に行きたいということならば、教授に、ヨガは妊活に対してこのような良い影響があるということをコメントしてもらえば説得力が増すという様に。
また、産学連携は国からの助成金がものづくり助成金だけでなく広告など様々な分野に出るため、コストの面でも企業にとってハードルが低いんです。
それに企業側だけでなく、教授側も産学連携に参加したいと思う人は多いです。なぜなら、研究の成果が社会に出ればより大きな研究をすることができるからです。
ソフィアプランニングはそういったニーズに応えることができます。
私は昔大学で講師をしていたこともあるし、現在は産学連携推進協会の理事をしているから教授との接点はたくさん持っています。教授2000人と繋がりのある岩田もおります。
そんな私達だからこのサービスができるんです。A教授が駄目ならできそうなB教授を紹介してもらえるという様に、教授同士の横の繋がりを活用することもできる。そういった多面的な切り口が強みです。
本当の意味の産学連携推進をしたい
大学での研究には国から莫大な補助金が出ています。そういった中で生まれた素晴らしい研究を、世に出さないで成果がたまっていく一方ではもったいない。実際に企業と連携して社会実装することで経済に貢献することができるんです。
とにかく私は中小企業に産学連携のハードルは低いということを知っていただきたいです。現在行われているフォーラムなどでは、大企業と教授が共同で開発を、というようなケースばかり紹介され、中小企業には関係のない話だと思われてしまっている。
そうではなく、大企業にはできない事がうちにはできるという中小企業が、産学連携に参加できるようにしていきたい。私はそういった意味で本当の意味で産学連携を推進していきたいんです。