株式会社Gloture
陳君一
POSTED | 2019.07.18 Thu |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:9〜10年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoC |
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日本初上陸のハイテックな海外製品を扱うECサイト
海外のイノベーションを日本に届け、ワクワクを日常にTopics
今回のインタビューは、日本初上陸の画期的な海外製品を幅広く取り揃えるECサイト「GLOTURE」を運営する、株式会社Glotureの陳君一様にお話を伺います。他にはないサービスの魅力や、ガジェットに興味を持った経緯、今後の展望について語っていただきました。
株式会社Gloture 社長 陳 君一氏のONLY STORY
海外製品を扱うイノベーションしかないECサイト
–まずは株式会社Glotureが手がけているサービスについて、お聞かせください。
陳氏:弊社はハイテックな海外製品を日本マーケットに進出させるECサイト「GLOTURE」の運営をしている会社になります。
具体的には、KickstarterやIndiegogoなどのクラウドファンディングで高い実績をもった製品を、MakuakeやCampfireなどの日本のプラットフォームに送り出すことで、製品を日本に進出させています。
また、商品を日本に進出させる際に、様々な方から日本でのPR方法について相談されたことから、PR事業も行なっています。
–業界のなかでは、どのような差別化をはかっていますか。
陳氏:そもそも弊社のようなビジネスをしている企業はほとんどいらっしゃらないんですね。ただ2つ差別化になる点があると考えています。
まず一つが価格です。私たちと同じように海外で成功した製品を日本に持ち込んでいるECサイトはあるのですが、そういったところでは少々価格が高くなっているんです。一方で弊社は正規代理店として製品を取り扱っているので、現地の価格を守りながら販売しています。
もう一つは必ず製品が届くというところです。通常のクラウドファンディングでは、目標金額を達成できず、支援をしても製品が手に入らないということが多々あるのですが、弊社はECサイトなので、注文した商品は必ず届くような状態を作っています。
海外のクラウドファンディングが盛んな地域だと、応援する気持ちでお金を払い、商品が届かなくても良いというような考えを持っている人が多いんですね。しかし、まだアジアにはそういった考えは根付いていないので、ちゃんと届く、というのはひとつ日本人に響くポイントかと思います。
「GLOTURE」はECという古いビジネスモデルでありながらも、クラウドファンディングで見る革新を起こしていくような、そんなイノベーションしかないECサイトだと思っています。
–御社の事業運営にあたって、一番重要視していることを教えてください。
陳氏:「ワクワクする世界を作り、創造し続ける」という弊社のミッションですね。
例えば同僚が目新しいガジェットを使っていたら「これは何ですか」とか「格好良いですね」とか「どこで買ったんですか」と思わず言いたくなりませんか。そういったやり取りが毎日交わされていたら、楽しいですし、ワクワクするじゃないですか。そういう状態を作り出して、日常をワクワクで満たされた非日常に変えていきたいと思っています。
海外のイノベーションが日本に届けたい
–起業を決意したきっかけについて教えてください。
陳氏:小さな頃から、父によく電機量販店へ連れて行ってもらっていたのですが、それが影響して、いつの間にかガジェットが大好きになっていました。そんな私だったので、デートもだいたい電機量販店でしたね。周りのみんなはカフェや映画館に行くのですが、私はヨドバシカメラのほうが楽しいと感じていました。
また、学生時代に中国でオンラインショップの運営を行なっている「阿里巴巴集団(アリババ・グループ)」の手伝いをしていたことから、「何かを売る」ということが面白いと感じるようになりました。
その後、大学を卒業するのですが、就職に興味を持てず、それよりも自分で会社を作りたいと強く思うようになりました。ではどういった会社にしようか、と自分なりに調べて回ったのですが、やはり私にはガジェットが一番に刺さったんですね。
海外では格好いいイノベーションがたくさんあるのに、それが日本にはあまり届いていないことに気が付いて、「これだ!」と思い、現在の事業を始めました。
体験型店舗でネットの枠を超えたワクワクを
–今後の展望について教えて下さい。
陳氏:今期中に、取り扱う製品数を現在の100個から250に、売上を1億円にまで増やしていきたいです。
また来期までには、製品をその場で試すことができる体験型店舗を開店させたいと思っています。現在扱っている製品の中には、目新しすぎてサイトを見ただけでは分からないものもあるのですが、実際に体験してもらえればきっと皆さんに喜んでもらえると思うんです。皆さんの驚いた表情を見るためにも、早く店舗を作りたいですね。
–最後に読者へメッセージをお願いします。
陳氏:体験型店舗を開店させる上で、テナントを持っている方がいれば、ご協力いただきたいと思います。
また弊社はオフィスの改装に最適な物をたくさん取り扱っており、法人向けの割引やレンタルについても考えているので、ぜひご利用下さい。
そのほかにも、韓国や台湾、欧米でクラウドファンディングを行なっているので、日本のメーカーさんが海外進出する際の窓口にもなれます。実際に日本のお客さんも台湾に進出していますので、なにか面白い製品があれば、お声掛けください。お待ちしております。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原