合同会社ディーアッシュ
樋口 隆史
POSTED | 2018.10.10 Wed |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:IT・情報通信業 創立:5〜6年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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アパレルから空間まで居心地の良いデザインと
豊かな生活を提案するライフスタイルコンシェルジュTopics
今回は、アパレル企画を主事業とする合同会社ディーアッシュの代表・樋口氏にお話を伺いました。まずは、樋口氏が「ライフスタイルコンシェルジュ」と名付ける、現在の事業内容についてお聞きしましょう。
合同会社ディーアッシュ 代表CEO 樋口 隆史氏のONLY STORY
アパレルに留まらず、居心地の良い空間をデザインする“ライフスタイルコンシェルジュ”
合同会社ディーアッシュの事業は、ひと言で表すと「ライフスタイルコンシェルジュ」です。もともと合同会社ディーアッシュは、私とデザイナーの林で立ち上げた会社で、今まで主に洋服をずっと作ってきています。
今までさまざまな会社と関わりを持ちながらセレクトショップの服や通信販売の服を製作してきました。林は美大に4年間通ったあと、服飾の専門学校に入学。このように服飾の専門学校以外に、美術大学卒という経歴があるデザイナーは珍しいため、そのアイデアを重宝しています。
林のデザインは服に限らず、花を使ったハーバリウムなど、空間を用いたデザインまで作り上げるので、彼女の持つ世界観をすべて活かせるような、トータルライフデザインを手がけていきたいと思い独立しました。
今はまだ、会社を立ち上げて日も浅いので服のデザインの仕事がメインで、有名セレクトショップの企画生産を主に行っています。
お客様とデザイン、素材などを落とし込んだあとに韓国、もしくは中国で製品見本を作り、そのサンプルにてお客様が生産数量を決定し、海外にて生産、納品するという流れになっています。現在はアパレル企業7社と契約を結んでおり、これからは夏の新作を手がけていくシーズンに入ります。
合同会社ディーアッシュの強みとしては、まず、納品スピードの速さが挙げられます。これは韓国、中国のパートナー企業がスピーディーに仕上げてくれるため実現できています。
もうひとつはやはり、デザイナーの林の企画力ですね。シーズンコレクションからデザイン、素材の落とし込み、提案には非常に長けております。
彼女のデザインは、とにかく“居心地が良い”んです。服はもちろん、花、空間といったところまでができるデザイナーは希少です。
最近は、フリーランスの増加により、コワーキングスペースなどが増えてきています。当社としても、林のデザインを活かせるような空間作りをこれからどんどん手がけていきたいと思い、事業展開をしています。
2社目の就職先で出会ったデザイナーのセンスに惚れ込み起業を決意
私は大学卒業後に営業職としてアパレル系の専門商社に就きました。新卒で入社して、8年ほど同じ会社で働いていたんです。そこでは大手衣料量販店に向けて営業し、ダウンコートやレザーコート、ウールコートなどの冬物を中心に営業活動を行っておりました。
その頃は独立することは考えておりませんでしたが、生産拠点としていた中国が一気に急成長を遂げており、非常に興味を持ち、どうしても海外で働いてみたいと思い退職しました。
次に入社した会社では上海の支部で働く予定だったのですが、会社の都合で、日本ショッピングセンター向けの営業になり、この時に同じチームとしてデザイナーの林と出会いました。
林とは2年間一緒に働いていましたが、そのときは一緒にビジネスをしようという話にはならなかったんです。私が会社を辞め、念願かなって中国で働くようになった頃、その間に林も会社を辞めていて、私が帰国するころにはフリーのデザイナーになっていました。
帰国後、私は再びアパレルの営業職に就き、フリーの林にデザインの依頼をすることもあって、いろいろな形でコンビを組んでいたんです。
7年一緒に仕事をする中で私は、アパレルにこだわらず、彼女のデザインを活かした仕事をしたいと考えるようになり、準備に1年くらいかけて合同会社ディーアッシュを立ち上げました。
ディーアッシュのコンセプトをより多くの人に知ってもらうために
今後は、アパレルビジネスと平行して、花を活かした空間作りに力を入れて進めていきたいと考えております。その上で、インターン生なども積極的に雇用し、若い感性とアイデアも取り入れていきます。
近い目標として、ディーアッシュのコンセプトが一目で分かる、事務所兼、ショップを開きたいと考えております。
そして、ディーアッシュ(デザイン林)の世界観をアパレルのみならず、いろいろな方にもより多く知って頂き、少しでも心が豊かになる人を増やせるよう、ディーアッシュの「ライフスタイルコンシェルジュ」をキーワードに成長していきたいと思います。