エイシス株式会社
齋藤 瑛史
POSTED | 2018.11.05 Mon |
---|
TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:7〜8年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
---|
ウェブブラウザで使えるARコンテンツサービスを開発
ウェブ技術で世界から認められる会社を目指すTopics
今回は、ウェブシステムの開発・デザインを主事業とするエイシス株式会社の代表取締役・齋藤氏にお話を伺います。
新製品などのプロモーションにARを活用したいとお考えの方には必見の内容です!
エイシス株式会社 代表取締役 齋藤 瑛史氏のONLY STORY
【経歴】
1985年、東京都日野市出身。2010年横浜市立大学商学部卒業。大学卒業後、大手システムインテグレータに入社し、システムエンジニアとしてシステム開発・顧客調整・新規事業企画と幅広く関わる。その後、教育系スタートアップのコアメンバーとして参画。営業やシステムディレクションに携わる。2015年にフリーランスのエンジニアとして独立し、「テクノロジーでわくわくする未来を創りたい」という想いから2016年11月にエイシス株式会社を設立。クライアントの新規システム開発事業をサポートしながら、自社サービス開発や最新技術を研究。最近ではWebブラウザ上でARやVRを実現可能な「eishis WebAR/VR」をサービス展開中。
ウェブブラウザ上でAR体験ができるサービス「eishis WebAR」
―齋藤氏―
「エイシス株式会社では、新しいサービスを作りたいけれどシステムに関する知識があまりないという企業に向けて、システム開発はもちろん、ターゲットの決定からアプローチの方法、マーケティングの方法まで相談した上でデザインを作り上げています。
外注という形ではなく、パートナーという立ち位置で、新規の事業を共に立ち上げるところからトータルでご依頼いただいています。お客様の立場になってニーズに合わせたサービスを提供することに注力しています。
社員全員がテクノロジーに関して研究熱心なので、会社として新しい技術に積極的に挑戦しているという点が強みです。
エイシス株式会社の代表的なサービスは『eishis WebAR』という、ウェブブラウザ上でAR体験ができるものです。自分が別の世界に入り込むような没入感を与えたり、ARを使ってキャラクターが飛び出してくるような演出なども可能です。
ARは現実を拡張する技術なので、カメラで撮った画像の中に何かを表示するという構成になっています。一般的にはアプリケーションの形で提供されることが多く、ポケモンGOなどが代表的なコンテンツですね。
ポケモンGOのような強いコンテンツであればアプリをダウンロードするユーザーも多いのですが、例えばあるショッピングモールのキャンペーンのためにわざわざアプリをダウンロードするかというと、しないユーザーも多いと思うんです。感覚的には10人に1人程度しかダウンロードしないでしょう。
しかし、QRコードを写すだけでブラウザ上で見られる『eishis WebAR』であれば、10人中3~4人は利用するのではないかと思います。単純にユーザーがアプリの3~4倍になるというのは大きなメリットですよね。
また、アプリをひとつ制作するよりも時間がかかりませんから、リリースまでに空白に時間を作らずに済みます。このスピード感もウェブARの強みです。
ウェブでARコンテンツを提供している企業は国内にほとんどありません。そういった意味でも、エイシス株式会社は非常に独自性の強いサービスを展開していると思います。
私の名刺もARになっているのですが、このように名刺にも『eishis WebAR』を活用することができます。名刺交換の頻度が多い職業の方は、その後も自分のことを思い出してもらえるよう、新しいアクセントをつけたいということで問い合わせをいただくことが多いです。ウェブ上のサービスなので、会社のホームページに誘導するなどの導線がしやすいのも魅力ですね。」
国内はもちろん、海外でもほとんど例のない技術を開発
―齋藤氏―
「エイシス株式会社は、従業員のやりたいことを実現できる会社であることをポリシーにしており、私はそのために会社を立ち上げました。この事業を選んだのは、ウェブの技術を持っていて、その強みが活かせるようなサービスをはじめたいと考えたからです。
『eishis WebAR』が生まれた背景としては、エイシス株式会社の従業員の中にVRに興味がある人がいて、せっかくエイシス株式会社に関わってくれているのだから好きなことをやってもらおうという気持ちで技術を会社に取り入れたんです。
最初はVRを扱っていたのですが、ARの方が会社と相性がいいということに気付き、ウェブ上でのARコンテンツのサービスを展開するようになりました。
ただ、先ほど申し上げたように日本で同じようなサービスを展開している企業はほとんどなく、海外にもそこまで情報があるわけではないため、自分たちで手探りで研究しながら開発するしかなかったという点は大変でした。
しかし、これから新しい市場として注目を集める分野であると私は考えているので、自分たちの手で作り上げてきたこの技術を大切にしていきたいと思います。」
日本国内だけでなく、世界に対してテクノロジーを発信できる会社へ
―齋藤氏―
「エイシス株式会社の今後の展開としては、まず代理店を挟む販路を構築していきたいですね。現在当社は社員が8名ほどで、クリエイター、エンジニア、デザイナーしかいないという状況です。なので、販売を担う営業的な部分は、外部の方と協力していきたいと思っています。
私たちは今後もテクノロジーを強くしたいという気持ちがあります。もちろん国内でも上を目指していきたいのですが、世界的に影響を与えられるようなテクノロジーを、エイシス株式会社から発信していきたいと思っています。
採用に関しては、エンジニアの雇用に力を入れていく予定です。そこまで大きな会社を目指しているわけではないので、15人程度を目安に考えています。
今までの経験上、会社を大きくすればするほど、どうしても自分の思い描く組織との乖離が激しくなるので、そうならないよう、常に技術のクオリティが維持できる規模で成長を続けていきたいと思います。
ARを活用することで、2Dでは分からない製品の奥行やイメージが伝えられるため、ウェブARは、新製品のPRにはとても相性が良いと思います。プロモーションの方法のひとつとしてぜひ選択肢に入れていただけたら嬉しいですね。」