株式会社ジャストインネクスト

矢部 仁

ITコンサル会社によるオーダーメイドの教育サービス

日々のコミュニケーションが信頼と成功につながる
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今回のインタビューは、ITソリューション事業を中心に教育サービスなどを幅広く展開している株式会社ジャストインネクストの矢部氏にお話を伺います。

お客様と一緒に課題を見つけ出し最適なソリューションを提案する同社。事業を行う上で大切にしていることについて教えていただきました。

株式会社ジャストインネクスト 社長 矢部 仁氏のONLY STORY

一番の目的は「お客様の喜び」


–株式会社ジャストインネクストの事業を一言で表すとどのようなサービスでしょうか。

矢部氏:弊社は、企業のニーズに合った最適なITソリューションを提供しているコンサルティング会社です。

お客様が抱えている課題や、お客様自身は気付いていない潜在的なニーズを見極め、顧客管理や営業支援、業務効率化のための各種ITツールを提案したり、教育サービスを提供しています。

–ありがとうございます。では今回は、御社が提供している教育サービスについて教えていただけますか。

矢部氏:教育サービスでは、専門学校での授業や企業研修を通じて、IT技術者向けのシステム開発・構築スキルの教育を行っています。

また最近では、「技術者向けにヒューマンスキルを教育してほしい」「営業職の教育をしてほしい」といったご要望も多いため、技術者向けの研修カリキュラムだけでなく、新入社員向け、中堅社員向け、営業向けなどさまざまなパターンで教育サービスを展開しています。

–他社の教育サービスと比べて御社の強みや、差別化できるポイントはありますか。

矢部氏:サービス内容を完全オーダーメイドで作っていることですね。決まったコースは作らずに、お客様のご要望や受講生の状況に合わせてカリキュラムやスケジュールを組み、提案しています。

もう一つが、コミュニケーションを大切にしていることです。教育というと詰込み型で知識を習得していくやり方が一般的ですが、弊社は「覚えて使いこなす」ことが大事だと考えているため、気軽に講師に相談できる雑談の時間を意図的に増やすなど、双方向のコミュニケーションを大切にしています。

–サービスを提供するにあたって、大切にしていることは何ですか。

矢部氏:私たちの一番の目的は、お客様に喜んでいただくことです。

そのためには、お客様にとって本当に必要なものをお互いが理解し、そしてそれを全て提供できるだけのサービスの幅の広さが大切だと思っています。

また、サービスを提供していく過程において自社メンバーだけではできないことも当然あるので、パートナー企業とのコミュニケーションがとても大切だと日々実感しています。

–実際にサービスを利用されているお客様からの喜びの声を教えてください。

矢部氏:リピート率は80%以上と高く、お客様から「ありがとう」と言われることが非常に多いので、とても満足していただいていると思います。

IT業界は、元請け、下請け、孫請けと多重構造になっていることが多く、下請け以降の企業はお客様から直接「ありがとう」と言われる機会はほとんどない中で、私たちはできる限りお客様のすぐ隣でサポートしていくよう心がけています。

結果、お客様に対してだけでなく、社員同士のコミュニケーションにおいても日々「ありがとう」を伝えることが多い会社となっていますね。

大切なのは"相手の心とつながるコミュニケーション"


–起業されたのが2004年3月ということですが、当時はどのような状況でしたか。

矢部氏:はい。起業して1年ぐらいで「やっぱり自分一人ではあまり大きなことはできないな」と痛感したため、そこから積極的にタッグを組むようになり、パートナー企業と一緒に仕事をすることが増えていきました。

–印象に残っているエピソードを教えてください。

矢部氏:プロジェクトマネージャーとして、一年間ほど中国と日本のグローバルプロジェクトに携わったことですね。

大きな案件だったため関わっている企業や人数がとても多く、人種も言葉も違う中でのプロジェクトでしたが、皆が同じ約束を守り続けたことが成功につながり、大きな感動がありました。

–「約束を守り続けた」とはどういったことでしょうか。

矢部氏:「誰も手を抜かず、決めた期日までにしっかりやろう」という約束です。そしてそれを守るために「"相手の心とつながるコミュニケーション"を大切にしよう」と決めていました。

その結果、皆から自発的に「ありがとう」という言葉が出てきたり、相手を尊重したり、誰かのために行動するようなチームになっていきましたね。

たとえ国や言葉が違っても、同じ生身の人間として"相手の心とつながるコミュニケーション"を大切にすれば想いは伝わるのだと実感した出来事でした。

–矢部様はコミュニケーションをとても大事にされていらっしゃるんですね。

矢部氏:私はもともとすごく怖がりで、喧嘩をしたくない、揉めたくないという想いが子どもの頃からあるんです。
「怒られるのは嫌だから、喜ばれるにはどうしたら良いだろう?」と相手が喜ぶことを理解するためにコミュニケーションを大切にしてきたという側面もあります。

また、ミスをしたときに怖がって相手から逃げるのではなく逆に踏み込んでいき、直接お詫びを伝えたり改善方法を提案することで、結果的に信頼を得てきた経験を何度もしてきました。

やり甲斐のある仕事を地方でも


–今後の目標を教えてください。

矢部氏:お客様に提供できるサービスの種類を増やしていきたいですね。

また、今は大手企業向けの仕事が中心ですが、これからは中小企業向けや地方創生につながる仕事もしていきたいと考えています。

せっかく地元で農業系の大学を出たのに、仕事がないために都市部でサラリーマンをやっている人も少なくありません。私たちは地方でもやり甲斐のある仕事ができるよう、熱い想いを持った地元の方たちと一緒に地方創生にチャレンジしていきたいと考えています。

–社会にどういった影響を与えられる企業でありたいとお考えですか。

矢部氏:たとえ会社の規模が今後大きくなっても、その過程で「仁さんのサービス変わったよね」「ビジネスライクになったよね」とは絶対に言われたくありません。

そのために、私たちは「お客様に喜ばれるサービス」をコアに、これからも「ありがとう」と言ってもらえる企業でありたいと思いますね。

–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。

矢部氏:お客様、従業員とその家族、そしてパートナーを大切にしている経営者様がいらっしゃれば、まずは情報交換を含めぜひ一度お会いしてみませんか。

執筆=山田
校正=米山

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