マクロパス株式会社
及川 厚博
POSTED | 2015.11.26 Thu |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:IT・情報通信業 創立:11〜14年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoC |
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時代が求める課題を解決し続ける組織を
世界一の事業開発会社を作るTopics
株式会社マクロパス 社長 及川 厚博氏のONLY STORY
起業家として世界一になり、歴史に名を残す偉人になる
マクロパス株式会社は東南アジアでの受託開発事業、事業開発サポート、またDr.Noteという各分野の専門家の監修を受けたヘルスケアの情報発信サービスを運営している会社だ。
0から1を生み出す企画力に強みを持つ同社の社長、及川厚博さんのルーツにせまる。
「子供の頃から読書が好きで、偉人の本をよく読んでいたのでいつしか自分も偉人になりたいと思うようになりました。そのためには何らかの分野で世界一になりたいと考え、『自分の勝てる領域』というのを小さい頃から分析してきました。
高校では空手部で全国大会にレギュラーとして出場し、大学では1年の後期から3年の後期までの2年間、1日10時間以上将来経営者として成功するための勉強に励んだのです。
最大限の努力をした結果、自分はスポーツや学力では一番になれないと思いました。だとすれば、ビジネスで世界一を目指すしかないと思いました。
実は中学3年生の頃、父親が起業したのもあって、起業が身近な選択肢だったのです。」
及川さんの自分を高めることに対するストイックさは、“誰よりも大きく強い人間になりたい”という
子供の頃からの強い思いに起因していた。
会社を潰さない経営
そんなマクロパス株式会社は及川さんが大学在学中の2011年に創業した。
「大学3年の2月にコンサルティング会社から内定を頂いていたのですが、入社までに1年以上も時間があったため、就職するまでの間で起業をしてみようと思ったんです。
しかし起業当初はうまくいかなかったので、内定を辞退し、利益を上げるまで事業を継続する覚悟を決めました。そこから様々な事業に挑戦し、現在も続けている受託開発も始めるようになったんです。
現在主に受託開発やDr.Noteの運営をしています。受託開発は、アプリの開発をインドネシア・ベトナムで行い、開発コストを下げました。加えて、品質管理は日本にいるエンジニアが徹底して行っていますので品質にも自信があります。
Dr.Noteは、ヘルスケア・美容・メディカル分野のHow toを『専門家の監修』を通して発信していくサービスです。
また、そのHow toの習慣化をサポートすることで、ユーザーのカラダを効果的に改善していきます。」
及川社長に同社の強みを伺うと、驚く答えが返ってきた。
「我が社の強みは、常に負けない経営を心掛けるということです。
初め苦労したということもあって、売り上げが立つということを第一に、絶対にニーズがあってマーケットがあるところで、人も過剰に抱えないようにしています。
小さなことから始めて、それがだんだん大きくなってきた頃にまた、新規事業を始める。“堅実さ”が一番の特徴です。」
創業後3年以内に倒産する企業が多いという統計が実際に出ている。
“負けない”ということが今一番大事なのかもしれない。
人工知能とSNSの融合
最後に、これからの展望とマクロパスをどんな会社にしていきたいかをお尋ねした。
「中期的な目標としては、今扱っているヘルスケアのITの分野で、2020年までに上場させたいと思っています。健康寿命に関する問題は、世界中でも深刻です。
動けない本人や世話をする家族もとても辛い環境に置かれますし、家計や財政にもダメージが大きいです。
世界で一番少子高齢化が進む日本で、健康寿命を延ばすようなサービスを開発できれば、それは同じような問題を抱える先進国でも展開可能です。
具体的にはアンチエイジングやダイエット、健康管理など各分野において、その人に合った方法を人工知能が見つけてくれるようにします。
それを実際やったのか、やってないのかを友人や家族、職場の上司、プロのトレーナーらがチェック出来るようにするというプログラムと、SNSを融合したようなことをやりたいと思っています。
そうすることで、怠惰な人でも、続けやすくなるような仕組みと一人に一人に合わせた効果的なプログラムを提供することで、パーソナルトレーナーとジムで得られるような効果をアプリで完結させていきたいと思います。
世界一の事業開発会社になるために、へルスケアの領域でトップを目指しつつ、時代が求める課題を解決し続けられる事業開発会社を作っていけたらと模索中です。」
マクロパスが次にどんな新しいことをやってくれるのか、今後も注目していきたい。
編集=勝野・山崎