株式会社エクスライズ
牧野典彰
POSTED | 2016.06.02 Thu |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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関わる全ての人にメリットがあるシステム会社に
22世紀に老舗と言われる「100年企業」を目指して、競合との差別化を徹底。Topics
エクスライズ株式会社 社長 牧野 典彰氏のONLY STORY
会社を「えいや!」で退社し、起業するために奔走しました。
学生の頃から30歳までは実業団で駅伝やマラソンをやっていました。
実業団を引退した後は大手化学メーカーで会社員をしていたのですが、
続けているうちに「自分は会社員に向いていないな」と思ったんです。
昔から人混みと行列が大嫌いで、
会社員はその両方に耐えなければいけなかったので・・・。
辞める前から独立後のことを色々考えてはいましたが、
結局考えがまとまらないうちに「えいや!」で退社してしまいました。
辞めた後から起業するために必要なことを調べたり、
コネクション作りに奔走しましたね。
起業した会社ではソフトウェア開発など、
システムエンジニアリングの業務を主に取り扱っています。
お客様から「こういうシステムを作りたい」という依頼をもらって作る受託開発や、
「システムを作りたいから、人材リソースが欲しい」というところに
技術者を派遣したりする人材リソースの提供も行っています。
基本的に企業内で使うエンタープライズな業務システム開発が多いですが、
BtoC向けのシステムも手がけています。
数多くの競合に負けないため、差別化した3つのポイント
東京には同じくシステム関連業務を扱う会社は大小合わせると数えきれないほど沢山あります。
そのなかでも同規模の競合他社と差別化しているポイントが3つあります。
1つは、システムの自社内請負開発を続けていること。
同じくらいの規模の会社だと、システム開発や運用のために
常駐の仕事だけやっているという会社が多く見られます。
弊社は常駐作業プラス、システムを自社開発して納品する仕事も行っています。
時期よって案件が少ない時もあれば多い時もあるのですが、
創業当時からずっと続けています。
2つ目は、教育関係の仕事もやっているところ。
毎年春から初夏の時期に、エンジニアとして入社してきた新人の教育など、
カリキュラムを立てて指導するような仕事も請けています。
3つ目は、独自性のあるソリューションを提供しているところです。
弊社は、世界規模で販売されているソリューションのリセラーであるとともに、
自社独自の高速開発フレームも持っています。
大企業だとソリューション製品をよく販売していますが、
同規模の企業で独自ソリューションを持っているところはそれほど多くないと思います。
また、よく規模の大きなシステム会社に営業してそこの下請けという立場で働く
というスタイルもありますが、弊社ではそれに加えてコネクションを活用して、
逆にシステム会社ではない企業に営業をかけて独自の販路を開拓していきました。
事業を継続させるにあたって常に心がけているのは「バランス」です。
投資家などのオーナー、顧客、従業員、協力会社。
自分の会社にとってステークホルダーとなる全ての方々は、
この会社と関わることで何かしらメリットがあるから
お付き合いをしていただいているのだと思います。
ですから、バランスよく全てのステークホルダーの方々に
メリットを提供できるようにしようと心がけています。
老舗の100年企業を目指して。求めるのは技術力+「ポテンシャル」。
弊社が目指しているのは、22世紀になったら老舗と言われる「100年企業」です。
お客様に提供する商品やサービスは時代によって変わっていきます。
でも、変わらずに考えていきたいのは
「関わる人達が元気でいるためにはどうすればいいのか」ということです。
21世紀をグローバルな目線で見た時に、ここ20年は「失われた20年」と言われ、
低迷していた時期でもありましたが、今後は日本の黄金時代になっていくと考えています。
世界で日本の価値が高まっていくなかで、日本の元気をサポートしていきたいと考えています。
システムエンジニアなどのIT系技術者を目指している方へのアドバイスとして、
技術力が高ければそれに越したことはありませんが、
まずは若くて元気で「頑張って技術を磨くぞ!」というポテンシャルが大事ですね。
技術は鍛えればちゃんと伸びます。
ですから、スキルに差が出てくる理由はどれだけ学習意欲があるかということなのです。
弊社が人材を採用する際には、実務の経験がない方の場合は特に、
どのくらい興味を持って自分で勉強していたのかを見ます。
弊社の既存社員は技術力が高いので、入社すればすごく鍛えられると思います。
下請けという立場ではなく、お客様から直接仕事を依頼されることもありますので、
技術だけでなくコミュニケーション能力など、トータル的なスキルが身につきます。
また、本社に勤務しているときはコアタイムを中心としたフレックスタイム制など、
勤務時間や休日の取り方に関してフレキシブルにしています。
システム開発はほとんどがプロジェクト単位で動きますから、
1つの案件が終わったら、次の案件始まるまで纏まった休みが取ることもできますよ。
この春も、1週間や1ヶ月休みを取った社員もいます。
それぞれの生活リズムを保ちながら、しっかり技術を高めていける場所で
社員がイキイキと仕事できる職場を心がけています。