株式会社at A&C

有田 佳史

M&A、IPO、事業承継…会計領域のすべてを支援

事実に基づく情報提供がパートナーとして最大の強み
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今回のインタビューは株式会社at A&Cの2名の代表取締役、有田佳史氏と富田直樹氏に同社ならではのクライアントとの向き合い方や監査法人の立場を離れて独立する道を選択した理由、今後の展望など多くのお話を伺いました。

株式会社at A&C 代表取締役 有田 佳史 富田 直樹氏のONLY STORY


【経歴】

有田佳史
■2009年より会計事務所で勤務したのち、2010年に有限責任監査法人トーマツに入所。主に法定監査業務やIPO支援業務等に従事。また、ベンチャー企業支援や神奈川県の各自治体(神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市等)及びインキュベーション施設とのベンチャー支援の連携に従事。
■2015年より有田公認会計士事務所を設立。IPO支援業務、財務デューデリジェンス、決算開示支援業務、内部監査等に従事し、上場企業やベンチャー企業を支援。その他相澤税理士事務所に所属し、税務業務にも従事。
■株式会社at A&C創業メンバー。主に案件開拓を担当。

富田直樹
■2010年に有限責任監査法人トーマツに入所。主に法定監査業務や公会計監査業務、IPO支援業務、アジア・北米子会社の内部監査等に従事。
■2017年より富田公認会計士事務所を設立し、連結決算開示支援業務、IPO支援業務、内部監査等に従事し、海外子会社を含むベンチャー企業から上場企業を支援。
■株式会社at A&C創業メンバー。主にIPO/決算開示支援業務を中心としたコンサルティング業務の統括を担当。

1番のパートナーとして会計周りを全て支援


––株式会社at A&Cの事業内容を教えてください。

有田氏:弊社は成長企業や富裕層の方をメインターゲットに、IPO/決算開示業務、M&A、事業承継などの支援業務を手掛けクライアントの成長を財務面からサポートしています。そのほかにも、スタートアップ向けの事業計画書の作成支援や資金調達支援、新規事業開発支援なども行っています。

富田氏:クライアントにとっての1番のパートナーになれるように「会計に関係することなら、全て支援します」というスタンスでクライアントに向き合っています。

––クライアントのパートナーとして伴走型で支援いただけるという印象を持ちました。メイン業務であるIPO、M&A、事業承継の支援事業ではどのようなことをしていただけるのでしょうか。

富田氏:まず1つ目のIPO支援では、企業の状況に合わせた内部管理体制及び決算体制の構築を支援します。
2つ目のM&A支援では、売り手と買い手によって異なるM&Aプロセスを双方の立場に寄り添いながら総合的に支援していきます。例えば売り手であれば買い手向けに提出するリストや企業概要書の作成の代行、買い手であれば希望条件を満たす売り手の調査・紹介をします。

3つ目の事業承継支援では、現状把握、継承方法の確定、計画の立案・実行の3ステップで
事業の引継ぎを行います。その後、事業を軌道に乗せるまでは後継者の支援も行っていきます。

有田氏:企業の成長支援をされている会社であれば、会社の規模と照らし合わせて売上高や広告費、採用費などに仮説を立ててクライアントに提案をしますが、仮説は「このくらいだろう」という推測を元にしたものに過ぎません。

一方で弊社は、顧問という立場上それらの数値が分かるので、パートナーとして正確な値からより的確な提案をすることができます。

––どのようなクライアントからご相談をいただくことが多いですか。

有田氏:例えばIPO支援の場合、N-2期と言われるタイミングの前後で、前だと資本調達の支援、後だと内部管理体制の構築・決算開示支援がメインになっています。資金調達支援の場合は、弊社に在籍しているベンチャーキャピタル出身のメンバーが資本政策を始めとして、ビジネスモデルの壁打ちなどもしています。

––同業他社と比較した際の御社の強みはどこにありますか。

有田氏:先程お話しした正確な情報以外であれば、クライアントへの向き合い方とコストパフォーマンスが特徴です。

たとえば外部監査はクライアントから報酬を得ていながら、第三者の視点で市場を代表して会社を見る立場ですので、クライアントだけに寄り添った視点を持つことは許されません。もちろん業務を行う上でダメなものはダメと言いますが、私たちは可能な限りパートナーとしてクライアントの立場に立って考えることを重視しています。

また、業務に合わせて適切なチーム編成を行うことで、大手企業と同品質のサービスをリーズナブルかつスピーディーに提供できる点が強みです。

顧客に寄り添うために監査法人を離れ独立


––有田様と富田様は共同創業と伺いました。どのような経緯で創業されたか教えていただけますか。

有田氏:私は公認会計士の試験勉強をしていた学生時代に、会計事務所でインターンとして働いていました。私たちの仕事は数字という明確な基準と会社の実情を照らし合わせて、会社にとって何がベストかという選択肢を提示していく作業を繰り返していくものだと考えております。

インターン当時、クライアントのために徹底して考え抜く所長の仕事姿、クライアントと向き合う姿、そしてクライアントから寄せられる感謝の言葉などをよく見聞きしていました。そこから「自分も試験に受かったらクライアントに感謝されるような人材になって、いつか独立したい」と思うようになりました。

試験合格後、監査法人で実務経験を積む中で、当初憧れを持った所長のプロフェッショナルとしての姿を追い求めていました。

––監査法人を離れ、お二人で起業されたのはどうしてでしょう。

有田氏:富田が監査法人で私の1つ上の先輩で、同じ部署で3年間業務をともにしました。担当クライアントが重なっていたことから顔を合わせる機会も多く、話をするようになり、クライアントに対する向き合い方や仕事への考え方など、共通する部分が多いことに気が付き一緒に独立をしました。

––創業から今までを振り返って、どのような想いをお持ちでしょうか。

富田氏:別の提案をしていれば、まだ関係が続いていたかもしれない元クライアントのことを思い出しますね。当時は多からず、クライアントとのコミュニケーション不足により、弊社の提案の真意が伝わらないこともありました。そうしたことを経て、クライアントとの接し方も変わっていいき、現在は以前よりも理想とする形へ向かっている気がしています。

支援の幅を広げることが今後の課題


––今後3年以内の短期的な事業展望をお聞かせください。

富田氏:今進めている組織化に一区切りつけたいですね。今期は従業員を30人程度に増員し、中間層のレベルアップを図って、1年間で幹部・マネジャーなどの階層構造を作りたいと考えています。そしてより円滑に動ける組織にしていきたいです。

––では、中長期的展望はいかがでしょうか。

有田氏:中長期的には会計や税務から派生したサービスを展開したいと考えています。会計や税務の業界、特に税務業界は価格面での差別化は難しいため、サービスそのものでの差別化を図らなければ存立すら危ういと考えています。弊社も同業界に属していますので、今後は今までフォーカスしていなかったようなサービスにも目を向け、新たな分野を取り入れ、さらなる進化に力点を置こうと思います。

––社会的にはどのような企業になりたいとお考えですか。

有田氏:私たちが何を目指しているのかと言えば、クライアントの1番のパートナーになること、何かお困りごとがあったときに最初に弊社に相談してもらえるという立場になることです。

たとえば一般的な企業や富裕層の方たちの悩みの多くは税金、資産運用などで、企業であれば人材の相談も多くいただきます。その上で課題解決に必要なものを私たちが提供できれば私たちで提供しますが、難しい場合にはこれまでの人脈から最適な方をご紹介していきたいと考えています。

同業界内で提携先を積極的に紹介してる事業所はそう多くありません。と言うのも、万が一紹介した方がミスをしてしまえば自分たちの信用も失ってしまうからです。ただ私たちはクライアントが何かに困っていて、それを解決するために他社の力が必要なのであれば、パートナーを紹介するべきだと考えているので両者を繋ぐ役割を積極的に担っていきたいと考えています。もちろんクライアントにとって良い成果を出してくれる方に絞りたいのできちんとクライアントだけでなくパートナーの理解もしていきたいですね。

––最後になりますが、読者へのメッセージをお願いします。

有田氏・富田氏:弊社は企業の成長を支援するパートナーとして、誠実性をもって、共に行動し、常に考えることで、クライアントと共に目的に向かって、邁進する存在でありたいと考えています。

1社でも多く、会社の未来、会社のオーナーの未来を託してもらえるような存在になりたいと思いますので、お気軽にご連絡ください。

執筆=増田
校正=笠原

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