株式会社流機エンジニアリング 

西村 聡

健康被害をゼロに!最適な環境装置の開発

地中から宇宙まであらゆる課題を解決する独自の技術力
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今回のインタビューは、大型な集塵機の開発やレンタル・水処理装置など独自の技術で流体機器を手掛ける株式会社流機エンジニアリングの西村氏にお話を伺います。地中から宇宙まであらゆる課題を解決してきた流機エンジニアリングの強みや事業の転機、そして今後の展望について語っていただきました。

株式会社流機エンジニアリング 取締役 西村 聡氏のONLYSTORY

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難題解決にオーダーメイドで対応


–まずは株式会社流機エンジニアリングの事業内容について、お聞かせください。

西村氏:弊社は、独自の技術力を駆使し、集塵、脱臭、除湿、水処理などによる作業現場の環境改善をご提案しています。

たとえば、トンネル建設工事では、大量の粉塵を吸い込んでしまったことが原因で「トンネルじん肺」に罹患する作業員が多く、なかには呼吸器をつけなければ生活できない状態にまでなるのです。トンネル工事以外の生産現場でも金属ヒューム等の影響で同様の症状の発生が絶えません。

そういった健康被害をゼロにするために、我々は手に掴めない流体を扱う環境装置の開発・レンタル・販売に力を入れております。

–御社の強みや他社との差別化ポイントはありますか。

西村氏:弊社の強みは、お客様の仕様や予算、使い勝手に合わせてオーダーメイドで対応していることです。

たとえば、粉塵環境でしたら、粉塵の性質がどういうものなのか、粉塵の種類や発生する量はどれくらいか、どういった細かさなのかなど、本質的なお悩みを解決するために、かならず現地へ出向き、稼働状況を徹底的に確認しています。

また、処理風量で10~4,000m^3/minの集塵機等のレンタル機を300~400台持っています。これらレンタル機種を用いて、計画上必要な能力より少し大きめの装置を現場でデモンストレーションを行います。インバータという風量を調整できる機能を用い、能力の最適化やフィルタ性能などを体感的にご納得いただいてから装置仕様を決めていただけます。これは他にはない強みだと思っていますね。

–実際に、機器の性能を確かめた後に使用できるのは大きいですね。

西村氏:そうですね。やはり現場でしっかり機能することが大事ですので、このようなサービスを提供しています。

水処理に関しても同じことが言えます。まず原水と呼ばれるお客様がお悩みを抱えている水を社内に持ち帰り、いろいろな試験を行い、長い時で3年の歳月をかけて仮説と検証を繰り返し、シミュレーションを実施していくのです。

そのように培ってきた経験は、他でも同じような設備で困っていらっしゃるところで活かせると考えています。

–事業に対して一番重要視していることについて教えてください。

西村氏:まずはお客様をはじめとするみなさまに、さまざまな規制や健康障害について、知っていただくことが大切だと思っています。

そして、なぜ規制が生まれたのか、なぜ障害が発症してしまうのかを知っていただきたい。そこを知っていただいて、はじめて弊社商材の価値を理解していただけると思うのです。

作業環境がよくなれば、仕事のパフォーマンスは必ず上がる。環境設備は間違いなく製品のクオリティに直結しています。


実はお客様の中には環境装置の導入に対し、電気代やメンテナンスなどのコストがかかるため、あまりいいイメージをお持ちではない方もいらっしゃるんですね。

それでも我々は、生産性向上の一つとして作業環境の改善は必要なことだと考えています。お客様に環境装置を導入する意味をしっかりとご理解していただき、価値を共有したうえで、解決策を提案していく姿勢を大切にしていきたいです。

転機はトンネル集塵機のレンタル事業


–これまでに転機となったエピソードがあれば教えてください。

西村氏:転機となったのは、トンネル集塵機のレンタル事業をやると決めた時ですね。現会長が社長だった時代に、1台作るのに何千万とかかる大型集塵機をいきなり100台作ることになったのです。

資金繰りも大変でしたが、当時20人ほどの社員数で、集塵機を作っては、現場へ行き、慣れない営業をし、集塵機もブラッシュアップできていなかったりといろいろな苦労がありましたね。

その分レンタルビジネスが軌道にのると従業員数も急激に増え体制が充実してきました。

–レンタル事業に関して実際にお客様からは、どのような声をいただきますか。

西村氏:大変ご好評をいただいています。設備をお持ちになられると、性能を維持するためにメンテナンスが必要になりますが、レンタルでしたら必要な時だけ、必要なものを貸りるだけなんですね。不具合がある場合にも電話1本お寄せいただければ対応できる。そういった利便性を評価いただくことが多いです。

–すごいですね、会長は今のレンタル時代を見越していらっしゃったと。

西村氏:そうですね。でもそれ以上に現場の人のためにこの環境を変えたいという強い気持ちがあったのだと思います。

20年以上前のトンネル現場は、すぐ近くでさえ顔が分からないくらいの粉塵環境でしたから。そういった現状を目にして、現場にいる人にとって本当に意味のあることを考えた結果が今の事業なのだと思います。

現場目線を徹底して広げていく


–今後の展望について教えてください。

西村氏:我々は、現場を持っていないので、施工現場や環境改善の現場と同盟を組んで、現場目線でさまざまな課題に応えられる体制をさらに整えていきたいですね。

そのほかにも、すでに取り掛かっていることではありますが、海外に活動拠点を広げていきたいと考えています。

–その目標を達成するために、どういったことが必要だとお考えですか。

西村氏:やはり同じ想いをもつ仲間を社員を増やしていくことですね。現在、弊社には正社員が115人おりますが、ただ単に人を増やせばいいという話ではありません。

たとえば責任重大な仕事が来た時に、それをやりがいと思っていただけるかどうか。チャレンジは、モチベーションがあってこそできるものなので、「こんな仕事をやってみたい」という想いを持っている仲間が増えていければと思っています。

–最後に、読者へのメッセージをお願いいたします

西村氏:それでは若い方達に向けたメッセージとして。

これからは数年は、序列式や終身雇用型が完全に切り替わっていく混沌とした状況が続いていくことでしょう。まず、この変わっていく過程に世の中はあるんだという認識を持つことが必要だと思います。その中でいかに自分の意志を貫くことができるか。

私は生涯の中で、一番得を得る姿勢というのは“謙虚さ”だと考えているんですね。謙虚な姿勢がなければ、自分というスポンジに、情報や知識つまりは水をかけてはもらえない。言い換えると、成長のチャンスをつかみとることができないのです。

自分の軸をぶらさずに、素直な想いをもって物事を吸収できるような方と一緒に働くことができれば嬉しいですね。

執筆=山田
校正=笠原

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