株式会社B.L.S.

渡辺 堅

ジュエリーメーカーこだわりの立体社章で好感度アップ

職人が活躍できるステージをつくることが私の使命
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今回のインタビューは、ジュエリーの制作から販売までワンストップで行っている株式会社B.L.Sの渡辺氏にお話を伺います。

昨年3月より新規事業としてスタートした「立体社章」の制作。ハイジュエリーメーカーこだわりの立体社章『章の頂』とはどのようなものなのか、その魅力を詳しく語っていただきました。

株式会社B.L.S 代表取締役 渡辺 堅氏のONLY STORY


【経歴】

山梨県出身。山梨県立宝石美術専門学校卒業。宝飾業界においてジュエリーの飾り職人として修業をし、 その後アメリカの宝石鑑定(米国宝石学会 G.I.A.G.G.) の資格を取得。東京都内の宝飾卸会社に勤務後、友人と貴金属製造卸会社を設立。約20年の共同経営の後に2011年8月、東日本大震災を機に新たなスタートとして株式会社B.L.S.を設立。

宝飾品のOEM製作依頼を宝飾卸会社及び、小売チェーン店への製造卸をしつつ、昨年の3月より新規事業として、全国の会社に向けて「あなたの会社のエンブレムを立体の社章にしませんか?」というジュエリーの技術を取り入れた立体社章の受注をスタート。 現在、宝飾業界で減少しつつある職人の育成に尽力しつつ、経営理念「私たちB.L.Sは、日本の伝統文化を継承し、誰もが憧れ、幸せになり、世代を超えて語り継がれるようなジュエリーを贈り続けます」に基づき、世界に向けて発信するための新ブランドの立ち上げを目標に日々奮闘中。

第一印象でインパクト大!立体社章『章の頂』


–まずは、株式会社B.L.Sの事業内容をお聞かせください。

渡辺氏:弊社はジュエリー及び貴金属の製造卸会社です。主に全国の宝飾品の卸会社様、ブランド、小売りチェーン店に向けて、OEMにてジュエリーの製造をさせていただいております。

今回ご紹介するのは、2019年3月より新規事業としてスタートした社章の制作です。一般的に社章は、平面のものにカラーを入れたものが多いのですが、弊社はジュエリー製造技術を活かし、会社のマークを立体化することで平面では想像することのできない新たなデザインに生まれ変わらせることができます。

ブランド名を社章の頂点を目指すべく、「章の頂」とし、立体社章ー章の頂、または3D社章で現在商標登録を出願中です。

–他社の製品との違いや、御社の強みはありますか。

渡辺氏:平面のものをいかに立体化して美しく見せるかというのは、やはりジュエリー職人やデザイナーならではの力が発揮されますので、普通に社章だけを制作している会社とはクオリティが明らかに違いますね。

私たちは依頼を受けてから納品するまで、108の製造工程を経ています。108というとまるで煩悩の数みたいですが(笑)。1つ1つ手を抜かずきっちりと丁寧にすべての工程を経て納品させていただき、かつリーズナブルな価格で提供できるのが強みだと思います。

–立体社章を着けることでどういった効果がありますか。

渡辺氏:立体社章を着けることで、相手にインパクトを与えられることは間違いありません。私どもは「最初の0.2秒でビジネスに勝利を」と謳っているように、人は会って0.2秒で顔から胸元にあるフォーカルポイントに目が行きます。胸元の社章はすぐに視覚に入りますので、印象に残るんです。

実際に立体社章を納品させていただいた企業の方は「営業先では必ず立体社章が話題になる」とおっしゃられますね。

–お客様からはどういったお声が多いですか。

渡辺氏:一番は、立体社章を着けると「気分がいい」「気持ちが高まる」とおっしゃる方が多いです。これまで多くの企業様に納品しましたが、皆さん大変気に入っていただいております。私どもは企業様の理念や想いを踏まえ、なおかつ職人やデザイナーが美しく見えるフォルムにこだわりを持って制作しているからこそ、自信を持って素敵なものをお届けできるのです。

低迷するジュエリー業界で見つけた新たな事業


–御社を設立された理由を教えてください。

渡辺氏:私ももともとジュエリー職人だったものですから、職人を残したいと思いました。日本の伝統文化、技術を持っている職人さんはどこの業界も一緒で、工賃が非常に安すぎて、朝から夕方まで仕事したくらいではとても食べていけないんです。

そんな状況では若手が育たないですし、若手が育たないということは職人が減っていくということですから、こうした状況を改善したいと思い、2011年8月に株式会社B.L.S.を設立しました。

職人の技術が失われていくことは残念でなりません。若い世代に技術を継承してもらい、多くの職人を育て、職人が夢を持って生活できる環境を作りたいのです。

–立体社章はどういった経緯で作られるようになったのですか。

渡辺氏:ジェリー業界そのものが非常に低迷していまして、バブル景気の際は3兆円産業だったのが、今回の新型コロナの影響で6000億円代まで落ちるだろうと言われています。

会社を立ち上げた当初は、メインの事業とは別にインターネットでのジュエリー販売や、直接BtoCで商品を販売しながら売上を補填していたんですが、なんとかこの業界の中で会社を存続させ、職人を残していくにはどうしたらいいかと考えていました。

そこで2018年の7月にはじめて異業種交流会に顔を出しました。異業種の方たちとうまくコラボして何かできないかと思ったときに、パッと出てきたのが社章だったんです。まずは自社の社章から作ろうとマークを見ると富士山のように立体に見えました。そこで「立体社章」「3D社章」という言葉が浮かびこの事業を始めたのです。

–立体社章を始めて、嬉しかったことはありますか。

渡辺氏:ジュエリーはエンドユーザーに届くまでに卸さんや小売さんを挟みますが、社章は直接企業様に納品しますので、経営者さんや社員さんからダイレクトに喜びが伝わってきます。それが作り手にとって最高で幸せな瞬間ですので、社員一同皆で喜びを分かち合っています。

夢はオリジナルジュエリーブランド


–今後のビジョンを教えてください。

渡辺氏:実現したい夢は、世の中の人が宝石や宝飾品に興味を持っていただけるよう、世代を超えて語り継がれるようなオリジナルジュエリーブランドを世界に向けて発信することです。

現在はコロナの影響でなかなか思うようには進められない状況ですが、その中でも社員皆のモチベーションは下げずに夢を叶えたいと思います。

–社会的にどういった影響を与えていきたいとお考えですか。

渡辺氏:より多くの職人たちが納得のできる工賃でものづくりができる環境を整えることが私の役目だと考えています。ルイヴィトングループ(LVMH)の組織のように、製造会社や飾り職人、研磨職人が1つの場所に集まり、共に働ける環境や舞台をつくることが目標です。

今はITの時代ですが、手仕事の文化が重宝される時代はいずれ必ず訪れると信じています。

–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。

渡辺氏:新しく立ち上げた立体社章をより多くの企業様にご提供させていただければと思います。ぜひご興味のある方はご連絡ください。よろしくお願いします。

執筆=山田
校正=6483works

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