株式会社東京総合研究所
大山 充
POSTED | 2019.02.19 Tue |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:その他 創立:3〜4年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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25年間、顧客と共に成長を続けた成功報酬型投資顧問
ブログ、動画、LINEで触れる独自の投資アドバイスTopics
株式会社 東京総合研究所 代表取締役 大山 充氏のONLYSTORY
「資産を少しでも増やしたい。」
それが、投資家たる人々の共通の願いであり、彼らが投資家であり続ける目的だろう。
しかし、資産を増やすためにどんな投資をすべきか、という解を得ることは容易ではなく、相場の波に飲み込まれてしまう投資家も少なくない。
投資家が安定的に投資を続けていくためには、どうしたらいいのか。
顧客とWin-Winの関係を築き、25年間成功報酬型の投資顧問活動を行ってきた株式会社 東京総合研究所の代表取締役である大山 充氏(以下:大山氏)に話を伺う。
もっとも投資家の判断を鈍らせるのは、◯◯だった。
投資家が安定的、あるいは持続的に投資を続けていくために必要なことはなにか?
「まず、投資をする上では、様々な要素が絡み合った事象を前にしたときでも、的確に判断をしなければなりません。そうした時、もっとも投資家の判断をにぶらせるのは『感情』です。そのため、いつも私からは『投資を行うには、まず感情のコントロールが必要だ』ということをお伝えしています。
必ず儲かる方法なんてものは、ありませんからね。」
一見すると、それは意外な答えだった。なぜなら、私たちはスキルや経験、知識などの答えが返ってくるのではないかと構えていたからだ。
少し狐につままれたような感覚でいる私たちを横目に、大山氏はこう続けた。
「極端な例ですが、道端に一万円札が落ちていたとしたら、そのお札を見て何を思いますか?
…私なら、こう考えます。
『本物の一万円札なら長時間放置されているわけがないので、目の前に落ちているのは偽の一万円札に違いない。』
投資家として、こうした真偽を見極めるためには、ロジカルな思考をもつことが大事です。そして、一つひとつの取引の結果に一喜一憂せず、そのものに浸りすぎないことです。
今回、たまたま100万円儲かったとしても、次は80万円損するかもしれない。100万円儲かったときに喜びすぎると、逆に損をした時にとても落ち込むことになります。一喜一憂していると、気持ちのアップダウンに疲れてしまう人が多いのですよ。
そのため、投資は良いときも悪いときもあると認識した上で、『感情を自らコントロールすること』で的確な投資判断ができる投資家になることが必要だと、当社でもお伝えしています。」
顧客とともに成長。“成功報酬型”で投資アドバイスを提供
確固たる経験と自信が垣間見える大山氏の言葉。
その大山氏が経営する東京総合研究所では、具体的にどのような投資サービスを提供しているのか。その事業内容についても伺った。
「メインのサービスは、以下の通りです。
①株ブログ(無料)
②投資動画講座
③投資アドバイス
それぞれ、具体的にご案内しましょう。
《①無料の株ブログ》
こちらの株ブログは、一日5,000人ほどの訪問者がいます。当社の顧客となる投資家の方は、まずこの株ブログを読み込んで、当社に興味をもっていただくことが多いです。このブログでは、「株式投資は、簡単に儲けが出るものではない」という話をしているので、それを理解して投資をしている方は長く投資を続けていくことができます。
《②投資講座「GoldRush(ゴールドラッシュ)」》
週1回、3ヶ月間学ぶことができる動画の講座です。この講座を受講いただくと、投資の方法や実践的に相場を理解できるようになります。講座内では、あえてテクニカル分析のデメリットを重点的に解説して、形のない未来に頼らない投資判断ができるよう紹介しています。
《③投資アドバイス》
株ブログや投資講座を通して投資への理解が深まったところで、投資家の方が知りたいのは『実際にどう投資すべきか』という点。株式と先物の2つの分野それぞれにおいて、具体的な売り買いのアドバイスをご提供しています。」
今ではすっかり日常になくてはならないコミュニケーションツールとなったLINEで気軽に投資情報に触れられる無料サービスもリリースしている。
「こちらでは、SNSの即時性を活用し、この銘柄がいいから買いのタイミング!といった投資判断に関わる情報をリアルタイムで出し、取引指示も行っています。運用実績としては、2018年3月に500万の資金でスタートし、約10ヶ月の運用で824万になりましたね(※2018年12月17日時点)。
常に24時間相場を監視していますので、ときには夜中の3時にメッセージが届くこともあるほど、運用状況はリアルタイムでお伝えしています。
これまで当社の事業について様々お話ししましたが、メインのサービスである投資のアドバイスに関しては『成功報酬型』でご提供しています。」
なぜ、定額ではなく成功報酬の形をとっているのか。
この報酬体系を取っている訳についても伺ってみる。
「成功報酬を採用している理由は、完全にWin‐Winだからです。当社の投資アドバイスが的確であれば、当社・顧客ともに利益を上げることができます。成功報酬ならば上限がないですし、当社としてもより利益にコミットできるため、双方にメリットが大きいと考えています。」
システムと経験を融合し、編み出される独自の投資アドバイス
25年もの間、成功報酬という形で投資顧問を営んできた同社。
これほどまでに長く同社が当事業を続けてこられた訳とは。
「当社の強みは、まず『モンタナ』という独自システムによって、ロジカルに相場の方向性を示せることです。このモンタナでは、保険会社が保険料率を決めるときに使用する正規分布を市場変動の解析に応用しています。
例えばがん保険を例にすると、保険会社は加入者ががんになる確率をデータ分析によって導き出し、適切な保険料を求めているため、全体としては損失に至らずに収益を上げることができています。こうした正規分布の考え方を株式相場に当てはめたのが、当社の『モンタナ』です。
相場のすべてを予測することは不可能ですが、この銘柄は買われすぎている、売られすぎているという答えは統計で導くことができます。そのため、今この銘柄を買うべきか売るべきかという明確なアドバイスができるのです。
もちろん、システムですべてを判断するわけではなく、システムが導き出した数値を我々が解釈して適切な投資方針を個別に組み合わせることができる。それが、当社の強みです。」
同社が適切な投資判断をできるのは、なぜだろうか。
「代表である私自身が、投資顧問を始める前にあらゆる金融商品への投資経験があることです。先物だけでなく、株や債権、ワラント、原油や金などの商品先物、通貨であるFXまで、幅広い相場を見てきたからこそ、相場に飲み込まれずに適切な投資判断をうながすことができます。
また、学生の時から、自ら多くの投資顧問と契約した経験もあり、顧客である投資家がどんなときに不安になり、何を投資顧問に求めているか、という顧客心理もわかる。そのため、顧客に注意喚起を行ったり、不安になったときの適切なアドバイスをどう行うか、はっきり分かると考えています。」
大山氏の豊富な投資経験が、同社の投資判断のベースになっているのだ。
大山氏と同社に信頼を寄せ、投資アドバイスを受けている顧客数は現在1000人。
「それぞれ、その方の資産や市場の動きに合わせて、売買などの動くべきポイントを連絡をしています。ほとんどの方が、無料ブログを見て、『楽に儲けるのは難しい』という当社独自の考え方に共感していただいていることが多いです。
これまで営業電話をかけたことは一度もなく、引き合いやご紹介の顧客と取引していますね。」
中立的なポジションから、深い予測と経験を届け続ける
真摯に目の前の顧客と向き合い、日々投資情報を届け続け、顧客とともに成長を続けてきた同社が今後見据える展望とは。
「投資アドバイスと一言でいっても、投資信託なのか保険なのか不動産なのか、客観的な立場でアドバイスできる人は皆無であると考えています。一方で、だからと言って全ての分野の専門家にアドバイスを求めても、バランスがとれません。
そのため、当社は第三者としての位置づけを確立し、投資家に対して『証券や不動産、保険などをどんなバランスで投資すればいいか』という投資家サイトに立った客観的なアドバイスができる存在になっていきたいと考えています。」
あえて、このような中立的ポジションを取りに行く同社の狙いの背景にも、顧客である投資家への想いがあった。
「たとえば、今日が12月だとしましょう。『なぜ、今日が寒いのか?』と尋ねられたら、それは今は冬の時期だからと答える。これは、誰でも答えることができますよね。おそらく、明日も、明後日も、しばらくは寒い日が続くと予測がつくでしょう。
一方で、もし季節が冬だという事実を知らなかったら、どうですか?なぜ今日が暖かいのか?と尋ねられたら、どう答えるでしょう。
それは相場も同じことです。
相場が動いたときに、根底から相場が変化するような動きなのか、一過性のものかを判断するには、マーケットの深さを知り、全体を見渡すような経験と知識がないと難しいわけです。表面上の判断で動いていては、しっかりと利益を積み重ねることは難しい。
当社は幅広い領域での投資経験があるため、そうした深いところまで目を凝らし、有効なアドバイスをすることができます。25年間で培ってきたそうした当社の強みとポジションを最大限に活かし、信頼を置いてくださる投資家のみなさまとともに成長を続けていくためには、このやり方が一番いいのです。」
執筆=池野
編集・校正=山崎