株式会社マミーゴー

荻野 久美子

働く女性こそ、幸せになれる。

「IT x ママ」という新しいロールモデルを。
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口コミや評判だけでは伝わらない中小企業社長の物語

株式会社マミーゴー 代表取締役 荻野 久美子
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起業は、両親を養うための手段だった。

「仕事で成功している女性は、幸せではない」
こんなイメージを抱いていた私は、学生時代から専業主婦に憧れていました。
だから、自分がまさか経営者になるなんて、当時はまったく考えていなかったと思います。

しかし、短大を卒業するタイミングで、父がリストラにあったのです。
さらに追い討ちをかけるように、短大の奨学金返済もスタート。
私は20歳にして、200万円の返済と両親の生活を支えなければいけない状況に追い込まれました。
普通の会社であれば、手取りの給料は約16万円ほど。しかし、これでは到底、家族を養ってはいけません。

「できることなら、両親に普通の生活をさせてあげたい」

この想いから、内装工事の職人をしていた兄と2人で会社を立ち上げることになったのです。
このとき、私はまだ21歳。当時は24時間365日、ひたすら働き続ける日々でしたが、25歳にしてようやく5億円ほどの売上を達成し、社員数は20名まで増加しました。

このとき、これまでの歩みをふと振り返ってみると、仕事を通じて成長を実感している自分がいました。
働く女性たちをもっと世の中に送り出すことができれば、女性の未来を変えられる。
そう思って、30歳までに自分で起業すると決意したのです。

「起業しよう」と思い立ったのは良いのですが、結局、どんなビジネスをしたらいいのか分からず、先輩起業家の方々にたくさん会って、いろいろな話を聞きました。
そのときに出会ったのが、ITエンジニアの方々。
「ゼロから何かを生み出す」というこの職業に、自分が持っていない才能を感じ、ITで何かをやりたいと思うようになりました。

それに加え、以前から思い描いていた「女性の”働く”を作る」という夢を叶えるため、たくさんの女性と面接をしたのです。
そこで見えてきた課題は、女性のスキルアップとマインドアップ。
だからこそ、女性の教育をしていきたいと考えるようになりました。

そして、ママ向けのオンライン教育サービスを提供する「株式会社ヒメルリッチ」を立ち上げました。
この事業は、サイバーエージェントの代表・藤田さんやスタートトゥデイの代表・前澤さんたちが審査員を務めるビジネスコンテストで入賞も果たしています。
しかし、その結果に甘んじてしまった私は、このビジネスを過信してしまい、ろくにマーケティングもしてきませんでした。
結局、地方のママをターゲットにしていたものの、一向にユーザーは増えないまま。

失敗の要因は、ママ層のITリテラシーの低さや金額設定にもありますが、何よりも自分が片手間で運営していたことが問題でした。
ビジネスを成功させるために一番大切なのは、どれだけ労力を注げるかということです。
だから兄の会社を辞め、自分の会社に集中することにしました。
まず取りかかったのは、教育したママたちの働き口を確保すること。
そのために都内の人材紹介会社や派遣会社を何ヶ所も訪ねたのです。

提出した企画書の内容は、「優秀なママたちを紹介し、紹介費用をいただく」というもの。
しかし、子どもの世話や急な欠勤などがあるママたちは、派遣会社にとって信用を損ねる要因にもなりかねないそうです。
そのため、9割以上の商談は上手くいきませんでした。
自宅に帰り、旦那さんに「もう辞めたい」と伝えると、「専業主婦に戻ったらいいよ」と言われました。
このときは、本当にやめるつもりでしたが、2〜3日後にはもう一度やりたいと思うようになっていたのです。

派遣会社に頼れないのなら、自分で仕事を取ってくればいい。
そのために足りないものは、ママたちのITリテラシーだと分かっていました。
その問題点を教育でクリアし、「あの会社に頼めば、ITに強いママたちがいる」というイメージを作り上げていこうと考えていたのです。
しかし、当時のヒメルリッチには、新たな事業を展開するだけの資金がもう残っていませんでした。
そこで新会社「株式会社マミーゴー」を立ち上げ、200万円の補助金を元手に新たなスタートを切ったのです。

夫婦円満の秘訣は、「お互いが仕事をすること」

株式会社マミーゴーでは、ママたちによるITクラウドソーシングやプロモーションサービスを提供しています。
在籍しているユーザーは、約300名。そのほとんどが、口コミにより集まってきた意識の高いママたちです。
現在では、ITマミー部というものが誕生し、IT教育をしながら、自分たちで営業活動も行なうようにしています。
このIT教育は、マイクロソフトさんに協力していただいているんです。


このサービスが生まれたことによって、女性は結婚と仕事の両立を実現させられるようになったのではないかと思っています。
これまでだと、25歳ぐらいになれば、女性は結婚と仕事のどちらを取るか、決めなければいけませんでしたからね。
私は今、結婚7年目ですが、仕事をすることで夫婦円満が維持できていると考えているんです。
やっぱり人間は、同じ立場に立たないと、相手の気持ちを理解できないのではないかと思っています。
私たち夫婦は違う業種で働いていますが、だからこそお互いに労いあったり、アドバイスしあったりできるんです。

こんな夫婦の形が、いつかロールモデルになれば、もっとママたちが活躍しやすい社会になっていくのではないでしょうか。そのために私は、ママたちが働ける場所をもっと作っていきたいです。

将来は、育てたママたちを紹介する「人材紹介業」

現在、当社で提供している事業は大きく分けて2つ。
1つは、データ入力やWeb制作などで、もう1つはプロモーションです。
プロモーションは利益が大きい一方で、この仕事はあと5年ほどで難しくなってしまうのではないかと考えています。
現状で当社に求められていることは、消費者の7割を占めると言われている主婦やママを抱えていることと、働くママたちが20〜30代であること。
しかし、5年後にはそのママたちが40代に近くなってくることを考えると、このビジネスには限界を感じています。

いずれは、主婦ママたちの子どもも大きくなり、やがて親の手から離れていきます。そうなったとき、主婦ママたちは次々に就職すると考えているので、今後は人材紹介業や人材派遣業も展開していきたいですね。
もちろん、「女性の”働く”を作る」という目標は今も変わっていません。
もっと多くの女性が活躍できるような環境を、これからも作っていきたいと思っています。

住所や電話番号、採用・求人などの詳細情報はこちら↓

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