株式会社グラントホープ

鱒渕 雄二

エンジニアにフリーランスという選択肢を

すべての人が納得して働ける社会をつくる
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今回のインタビューは、フリーランスのエンジニアと企業のマッチングを行う株式会社グラントホープの鱒渕氏にお話を伺います。自らもエンジニアの待遇に悩んだことがあるという鱒渕氏に、エンジニアファーストという理念にかける想いを聞きました。

株式会社グラントホープ 代表取締役 鱒渕 雄二氏のONLY STORY


【経歴】

1979年、東京都板橋区出身。2002年、東京電機大学理工学部情報科学科卒業。同年より中堅IT企業へシステムエンジニアとして就職、官公庁のシステム開発に携わる。2004年よりフリーランスとして独立、金融システムの開発に従事する。2008年、前身となる株式会社エル・ブレイズを設立し、システム開発の傍ら転売ビジネス、為替取引の事業を行っていたが、フリーランス時代の仲間の誘いもありグラントホープへ商号変更、システムエンジニアリングサービス事業を主軸とした企業となり、創業僅か3期目で200名を超えるフリーランスエンジニアを抱える企業へ成長した。

フリーランスの抱える問題を解決したい


–まずは株式会社グラントホープが手がけている事業についてお聞かせください。

鱒渕氏:弊社はエンジニアファーストの会社として、エンジニアの希望する仕事と企業をマッチングさせる営業代行を行なっています。

現在IT業界では、フリーランス、個人事業主で働くという形態が浸透してきており、若いうちからフリーランスになる人も増えてきています。そういったエンジニアがより働きやすく、より技術に見合った報酬がもらえて、自分の時間を充実できることをテーマにしながら、人材の紹介を行なっています。
–業界のなかでは、どのような差別化をはかっていますか。

鱒渕氏:経営者陣から営業まで含めて、全員がIT業界でエンジニアを経験したことがある、という点ですね。
そのため、エンジニアの「こういう仕事を探して欲しい」という要望をより深く理解できるんですね。その上、いただいた要望も企業に伝えやすいんです。

–そのほかにも多くのエンジニアが登録している点が特徴だと伺いましたが、その点についても教えていただけますか。

鱒渕氏:はい。弊社は現場で働いてくれているエンジニアにお金を還元したいという思いから、広告媒体を一切使わずに口コミだけで社名を広げてきました。そういった私たちの考えに共感してくれたエンジニアがまた別のエンジニアを弊社を紹介してくださり、人から人へどんどん繋がっていくような仕組みができ、登録者も増えていきました。

創業当初、登録しているエンジニアは13名でしたが、スタートして6ヶ月で50人、次の年の12月には200人、今年中にはおそらく400人までいく規模で広がっています。

やはりエンジニアが作った会社ですから、エンジニアに寄り添っているところを評価していただいて、こうした広がりができているものと考えていますね。

–口コミからの紹介もまた一つの特徴だということですね。

鱒渕氏: その通りです。紹介してくださる方も、そのエンジニアの技術力だけでなく人柄なども含めてとても素敵な方ばかりを紹介してくださるんですね。信頼があるからこそエンジニアにもいい仕事をお渡しすることができますし、クライアントにも自信を持ってエンジニアを紹介することができます。

–御社の経営にあたって、一番重要視していることを教えてください。

鱒渕氏: 私たちは、エンジニアにフリーランスという働き方を知ってほしいんですね。安い給料とそれに見合わない過酷な労働環境で自分のやりたいこともできない。フリーランスという働き方を通して、それらを改善できる働き方があることを伝えていきたいです。

ゆくゆくはIT業界にとどまらず、フリーランスの抱える不安や問題を解決していきたいと思っています。具体的には資産の運用やセカンドキャリアを、トータルでサポートしていきたいと思っています。

安い給料と過酷な労働から抜け出すために


–起業を決意したきっかけについて教えてください。

鱒渕氏:私はもともと正社員でITのエンジニアをしていましたが、やはり安い給料とそれに見合わない過酷な労働環境に嫌気が差して、一度業界を離れたんです。でも、正直に言うと別の業界ではうまくいきませんでした。そこで以前働いていた会社で知り合った方に、フリーランスという働き方を教えてもらいました。

そのときはまだフリーランスという言葉も一般的ではなく、私自身も半信半疑でした。しかし、自分の希望を仕事選びに反映できるということが魅力的に思い、実際にやってみたところ、自分の肌にはすごくあっていたので、フリーランスとしてもう一度IT業界に戻ることにしました。
フリーランスとしていろいろな方と知り合う機会が増えてきて、そんな中知り合った社長さんから起業しないかという話をいただいたんですね。そして、この働き方をより多くの人に知ってもらいたいと思い、この事業を立ち上げました。

コミュニティを作ってフォローも万全に


–今後の展望について教えてください。

鱒渕氏:短期的な目標としては、先程もお話しましたが、登録してくださるエンジニアを今年中に400人に増やしたいですね。
これを達成するために、弊社ではエンジニアのフォローにも力を入れているんです。働きはじめた人が安心して働き続けられるように会社全体でサポートしています。例えば懇親会を毎月開催して、仕事の意見交換や情報交換をしています。
いわゆる会社の飲み会みたいなものだと窮屈だったりしますが、懇親会は若い層も多いですし、仲間に会いに行くという感覚で、上下関係がまったくないんですね。このように会社を1つの居場所と感じていただけるような取り組みをしていきたいです。

–その後の長期的な目標を教えてください。

鱒渕氏:10年後の日本を考えると、フリーランスという働き方は今以上に浸透していると思うんですね。そうした時代が来る中で、得意なものが違うフリーランス同士が集まって、その個性を活かせる事業ができればと思っています。 その時には会社としてもお手伝いできるような環境を整えておきたいですね。

–最後に読者へメッセージをお願いいたします。

鱒渕氏:技術者をやっている人で、お金で悩んでいる、仕事の内容で悩んでいる、忙しくて自分の時間が取れない、この三つに引っかかることがあれば、相談だけでもいいのでぜひ声をかけてもらえると、とても嬉しく思います。
あとはこうした人達を支援したいという人も募集しています。人生を左右するような大切な仕事なので、やりがいはきっと感じていただけるものと思います。それに見合った報酬もお支払いできているという自負はありますので、向上心のある貪欲な方は、ぜひ話を聞きに来てください。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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