株式会社KIJIN

石川 玄哉

経営理念を反映した家具・空間プロデュース

オフィスリノベーションが従業員と会社を成長させる
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今回のインタビューは、家具・空間をプロデュースし、企業の成長に貢献する株式会社KIJINの石川氏にお話を伺います。人の想いと家具や空間をつなぐストーリーや、目に見える効果を示すサービス「オフィス“木化”リノベーション TOPpingBoard」について語っていただきました。

株式会社KIJIN 社長 石川 玄哉氏のONLY STORY


【経歴】

1985年11月29日横浜生まれ。2008年に明治大学を卒業後、専門商社株式会社山善に入社。 量産家具の商品企画部門に従事。働く中で、耐用年数の短い量産家具の限界を感じ、 2012年末に同社退職。 2013年に知識・経験・人脈ゼロの状態から、オーダーメイド家具屋をすべく独立。同9月に 永く人と共に生きれる木材に特化したオーダーメイド家具屋「KIJIN」を設立。2016年10月3日に株式会社KIJINとして法人化。様々なオフィス、店舗、個人宅に無垢の木を活用した家具や空間プロデュース等を通して、様々な方の日常を豊かに出来るよう、日々活動している。

人の想いと家具・空間をつなぐストーリー


–株式会社KIJINのサービス内容を教えてください。

石川氏:弊社は、「ストーリーをデザインして、居場所を作る家具・空間を作る」ことをサービスとして提供しています。具体的には、オーダーメイドの家具を作ったり、空間をトータルプロデュースしたりしています。

最高のパフォーマンスは、単にかっこいいだけの家具や空間からは生まれません。家具や空間と、それを使う人の想いがつながることで良いパフォーマンスが生まれるので、そのためにはストーリーが必要になります。

弊社は、そのストーリーを考えたうえで家具や空間をデザインしています。

–ストーリーとはどのようなものでしょうか。

石川氏:オフィスという空間で言えば、そのオフィスを使う企業の経営理念がストーリーの元になります。「どういう企業でありたいのか」「なぜオフィスを綺麗にしたいのか」といった、経営者や従業員の想いの部分ですね。

依頼を受けた際は、まず最初にクライアントの経営理念やコンセプト、リノベーションの意図などを丁寧にヒアリングし、ストーリーに落とし込んでいきます。その後、弊社が提携している空間デザイナーとともにデザインをしていきます。

たとえばとあるIT企業では、「誰でも自由に作業ができる仕組みを作りたい」というストーリーのもと、デスクの位置を自由にずらせるようにしたり、ラウンジの椅子を動かしやすい軽量のものにしたりして、空間を作っていきました。

最近のオフィスは見栄えに偏ったデザインにする傾向にありますが、それでは想いと空間がつながらず、せっかくの投資が無駄になりかねないので、弊社はストーリーを何よりも大切にしています。

–クライアントはどういう企業になりますか。

石川氏:従業員10人程の成長期にある企業から、東証一部上場企業まで、さまざまな企業で空間をプロデュースしています。

しかし、空間作りの効果に確信を持ちづらい中、高額な費用を投下できる企業はあまりないのが現状です。そこで、まずは効果を実感していただくために、低価格でライトに空間を変えるサービス「オフィス“木化”リノベーション TOPpingBoard」を新たに始めています。

これは、デスクの上に木材を置くことで視覚面や業務効率に効果を生むオフィスリノベーションです。料金は1席分あたり月額1500円で、4席分から導入可能なため、「従業員の満足度を上げたい」「離職率を下げたい」といった企業にご利用いただいています。

–オフィス内装などの業者は他にも多数ある中で、御社の強みはどこにありますか。

石川氏:ストーリーからデザインを作り上げる特長は、他社には見られない強みです。

また、「TOPpingBoard」ではリラックス効果の高い無垢の木を使用しているにもかかわらず、他社と比べて低価格であることは大きな強みと言えますね。施工も比較的簡単なため、営業日を割く必要なく導入できる利点もあります。

【オフィス木化リノベーション】↑Before  ↓After

人の一生に寄り添う家具はオーダーメイドで


–起業に至る経緯をお聞かせください。

石川氏:大学卒業後に就職した企業では、カラーボックスのようないわゆる廉価品を卸す商品部に配属されたのですが、そこで、大量生産品のほとんどは10年も寿命がもたない実状を目の当たりにしました。

もちろん、安価で入手しやすい大量生産品にも役割はあるのですが、本来、家具は人の一生に寄り添うものであるはずだとその時に思ったんですね。

そして、一生大切に使われることを考えると、人の想いと家具が結びついている必要を感じました。それを実現できるのがストーリーに基づいたオーダーメイドであり、長く使えて人に優しい素材である木だと思い至り、2013年に創業、2016年に法人化した次第です。

–起業後、強く印象に残っていることはありますか。

石川氏:とある企業のオフィス空間をトータルでプロデュースした際、従業員や社長さんから「社内コミュニケーションが活発になった」「業績が向上した」との喜びの声が寄せられ、木のある空間の効果と弊社の方針の正しさが証明されたことは忘れられません。

元気な日本企業を増やし、日本を元気に


–今後の展望をお聞かせください。

石川氏:まずは、より多くの従業員が輝ける空間を作っていくために、「TOPpingBoard」をどんどん提供していきたいですね。そのために現在は、代理店の募集や販路の拡張を模索しているところです。

そしてその結果、元気な日本企業の増加に貢献し、活力あふれる日本にしたいと思っています。

–社会にとって、どんな存在の会社でありたいと考えていますか。

石川氏:国内の杉を使っている「TOPpingBoard」は、森の循環を促す一助になっており、森の循環は山野を健康に保ち、土砂災害を防ぎます。

また、「TOPpingBoard」の工程の一部では障害者の方に必ず仕事をお願いするなど、社会に貢献する会社であり続けたいと思っています。

–最後に、読者へのメッセージをお願いします。

石川氏:従業員により良い環境を提供し、ともに会社を成長させたいと願う社長さんは多いと思いますが、費用負担に不安があるといった声も聞かれます。まずは弊社の低価格リノベーションサービス「オフィス“木化”リノベーション TOPpingBoard」で、そのお悩みを解消してはいかがでしょうか。

元気な日本企業が増えることで、日本も元気になっていきます。ぜひご一緒できたら幸いです。

執筆=増田
校正=米山

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