株式会社そると
大塚 祐輔
POSTED | 2016.11.14 Mon |
---|
TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:人材(採用・派遣) 創立:9〜10年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
---|
長期インターンを通じた学生と企業のマッチング
やりたい仕事に出会える「ゼロワンインターン」とはTopics
株式会社そると 社長 大塚 祐輔氏のONLY STORY
働いた経験がないから、働くイメージが湧かないのは当たり前のこと。
就活したいけれど、やりたいことが見つからない。
そんな悩みを抱えた学生さんは、多いんじゃないでしょうか。
実は、私もそうでした。
大学時代はスノボ三昧。1年間の半年はスキー場にいましたから、いざ就職の時期になっても、明確にやりたいことがなくて。
リクルートに入社したのは、そこで何をしたいとかいう思いよりも、人に対する興味が強かったですね。ですので内定もらうまでどんな会社か正気時よくわかってなかったです。
個性的で魅力的な人たちが集まる会社の中で揉まれながら、あとからやりたいことが生まれてきた感じです。リクルートでの経験が今起業してでもやりたいという思いに繋がっていますから、結果的に私としては良い選択、大切な経験だったと思います。
その後、起業のきっかけともなったリクルートでの経験というのが、企業のインターン・アルバイト・新卒・中途採用を担当する中で目の当たりにした、入社後ミスマッチの多さでした。とくに企業の新卒入社の早期退職の多さには驚きました。
私が当時担当していたのは、大手から中堅規模の企業様でしたが、そこの内定者の多くは、いわゆる上位校出身の学生が中心でした。
多くの内定者が、小中学校くらいから受験戦争を勝ち抜いて(早い人は幼稚園から)、いい高校、いい大学、いい会社を目指してきていて、高い競争倍率の中でその企業の内定を勝ち得たことを誇らしく感じていました。それにもかかわらず、入社後その会社でどんな仕事をするのかは漠然としていて、具体的な業務内容をイメージできている学生の少なさに驚きました。
働き始めてから初めて業務と向き合い、想像と現実のギャップに苦しみ、心が折れてしまう。そんなミスマッチが毎年一定数起きていることを知りました。
自分の就活は結果オーライで、特殊なパターンだと思っていましたが、そんなことはないんだなと。この時に感じました。
過去の私も含め、多くの学生が就職をある一定のゴールに置きながら、それに少しでも有利になるように受験勉強は頑張ってきたのに、肝心な「何を仕事としたいか」というゴールの位置については、ギリギリまで考えて考えていない就職構造に違和感を覚えました。
なぜ、将来やりたいことが見つからないのか。
それは単純に、働いた経験がない(乏しい)から。に尽きると思います。
やったことがないものに、好きも嫌いもありません。
だから、就活前に全ての学生に企業で働く経験(インターンシップ)を積んで欲しいと考えています。
自分はどんな仕事が面白いと思うのか。どんな働き方にやりがいをかんじるのか。
お酒を一度も飲んだことない子供が、好きなお酒の銘柄について悶々と考えていても、当たり前ですが永遠に解はでません。仕事も同じだと思います。
キャリアの選択をする前に、まずはインターンを通じて働く経験を積み、自分自身が納得出来るキャリア選択をして欲しい、そう思い長期インターンシップ「ゼロワンインターン」https://01intern.com
を始めました。
実際に業務を経験するからこそ、本当にやりたいことが見つかる。
インターンシップを通じて、働いてみたら想像と違ったという発見があったり、逆に、選択肢になかったけれど、働いてみたら意外と面白いという、思わぬ出会いにつながることもよくあります。どちらもインターシップを経験したからこそ、得られた発見だと思います。
他人の目(評価)を気にして、就職活動をしている学生は少なからずいますが、実際にインターンを通じて業務経験して、自分自身が納得した上で決めた企業であれば、たとえそれが他人と違う判断だとしても、あまり気にならないと思います。
周りの評価が気になるのは、自分の判断に自信がないサインなのかなと思います。
インターンシップを経験することで、周りから評価される仕事ではなくて、本当に自分がやりたい仕事に出会ってもらえたら嬉しいです。
インターンシップに参加するのであれば、日頃知る機会の少ない中小企業やベンチャー企業にこそ、インターンシップで飛び込んでもらいたいと思っています。大手企業よりも実務経験を積めるチャンスもたくさん転がっているので、自分が何をやりたいかを発見するチャンスも多いと思います。
どの職業においても、仕事の醍醐味を経験するためには、最低でも3ケ月はコミットして業務経験する必要があると思います。現在日本では大手企業中心に1day~1週間程度の短期インターンが主流ですが、これを長期インターンが主流になるようにしたいと感じています。
長期インターンが当たり前の社会にしたい。
インターンの受け入れ企業は東京に集中していますが、東京だけでなく全国へ展開し、全国どこでも学生がインターンシップに参加できるように、機会の地域格差をなくせるように当社もサポートしていきます。
おかげさまで、運営している「ゼロワンインターン」は、長期インターンサイトの市場では「日本最大級」と称されるまでに成長できました。
しかし、私たちが大事にしていることは対競合の市場シェアではなく、全ての学生が長期インターンに参加するのが当たり前になり、防げる入社後ミスマッチをなくし、就職する学生全員がやりがいの持てる仕事に出会える状態を作ることです。
理想は、日本でいま新卒採用をしている10万の企業と、300万人以上いる全大学生が長期インターンを経験できる社会を作ることですね。
企業と学生の幸せなマッチングを実現するために、私たちが重要な役割を担っていきたいと思います。