株式会社いきなり面接
小林誠
POSTED | 2019.05.02 Thu |
---|
TAGS | 従業員数:5人以下 業種:人材(採用・派遣) 創立:11〜14年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
---|
動画を用いた採用が企業と学生を最短で結ぶ!!
逆求人型採用で日本の就活システムに革命を起こすTopics
今回のインタビューは、動画を用いた就活サイトの運営を行う株式会社いきなり面接の小林氏にお話を伺います。現在の新卒採用の形に違和感を覚え人材業界で起業をされた小林氏のこれまでの歩みや、今後の展望に関して語っていただきました。
株式会社いきなり面接 代表取締役 小林 誠氏のONLYSTORY
【経歴】
1974年11月27日生まれ
東京都立大学卒業
ニッセイ情報テクノロジー、野村総合研究所、衆議院議員公設秘書を経て株式会社いきなり面接を創業
これまで1000名以上の就活生の自己PRを指導した実績を持つ
学生と企業を元気にする採用市場の救世主
–まず、株式会社いきなり面接の事業内容を教えてください。
小林氏:弊社は動画を用いた逆求人型就活サイト「いきなり!面接」を運営しております。
–“逆求人型就活”とはあまり聞きなれない言葉ですが、具体的にはどういったサービスなのでしょうか。
小林氏:一般的な就活では学生が企業へアプローチしますが、一方で弊社の就活サービスでは、企業が興味のある学生へアプローチするシステムになっています。だからこそ逆型求人なのです。
具体的には、ほとんどの学生が持っているスマートフォンで自己PRや将来の夢を動画で撮影し、「ありのままの自分の姿」を企業にアピールしてもらいます。学生は履歴書やエントリーシートでは伝わらない“人間性”を伝えることができ、企業も百聞は一見に如かずと言われるように、簡単に学生と自社との適合性を判断することが可能です。
–他社との差別化をはかっている点はどのようなところでしょうか。
小林氏:逆求人型の就活サイトはほかにもあり、学生の動画アップロードを任意としている会社も多いですが、弊社はそれを必須条件としている点ですね。それにより生まれるメリットは2つあります。
まず1つが、意欲の高い優秀な人材が集まりやすくなることです。文面での自己PRはどの学生も通る道なのですが、動画でのPRは手法としては新しく、学生としても少々抵抗があるかと思います。ですので、言い換えれば弊社サイトに動画を上げている学生は試行錯誤し納得のいく動画を作り上げた「就職への意欲が高い学生」が多いのです。
–もう1つのメリットはどういったものでしょうか。
小林氏:2つ目のメリットは合理的な就活が行えることです。私は 動画を使わない就職活動は非合理的だと思うんですよね。文面では、その人の人となりを伝えるのは困難ですから。
以前は誰でもスマートフォンを持っている時代ではありませんでした。だから学生は文面で自己PRをするしかなかったのです。けれども文明は発達し、いまは誰もがスマートフォンを持っている時代です。スマートフォンによって世の中が便利になったのだから、就職活動の方法もより効率的にしていくべきだと思います。
私はこの考え方を広めるためにも、動画でのPRを必須にしているのです。
–小林様が事業運営にあたってもっとも重要視していることは何ですか。
小林氏:何よりも困っている学生と会社を助けるということです。これまでの就職活動では、学生が得られる企業の情報が少なく、「とにかく有名企業を受けてみる」という方が多かったと思います。そして企業も採用に多くのコストをかけられないため、学校名でフィルターをかけてしまう。すると精神的に傷つき、就職活動を諦めてしまう学生が出てきてしまう。
一方で、優れてはいるけれど有名ではない企業は、学生が集まらず採用がうまくいかない状況に頭を抱えている。
大きなポテンシャルを持った学生、そして表には出てこない優れた企業の双方がwin-winになるような事業運営を心掛けております。
逆求人型動画就活を世の中の当たり前に
–事業を起こすに至ったきっかけについて教えてください。
小林氏:漠然と大学時代から会社を興したいとは考えていました。そこで数年前、日本の雇用問題を解決したいと思うようになり、人材業界で事業を始めました。
–なぜ雇用問題を解決したいと思うようになったのですか。
小林氏:日本の会社は人材不足だと言う一方で、就職ができず苦しんでいる学生が多いという情報も私の耳に届いていました。そこで私は、需要と供給がマッチしていないのではないかと仮説を立て、人材業界に乗り出しました。
–そこから、何故現在のサービスである逆求人型就活サイトを運営を始めようと思ったのでしょうか。
小林氏:元から、ナビ媒体での就職活動には疑問を感じていました。というのも、学生は会社に直接話を聞く前にエントリーシートで志望動機を書かなければならない。自分の性格、こだわり、やりたいことと会社がマッチしているかどうかの情報収集をする前に、とにかく会社にエントリーする。これはどこかおかしいと考えるようになりました。
学生には、有名でないにせよ優れた企業をもっと知って欲しい。しかし学生が知らない会社にエントリーするのは障壁が大きい。そのような理由から、逆求人型就活サイトをスタートすることに決めました。
「合理的」な就職・採用活動をするために
–今後の展望をお聞かせください。
小林氏:まだ日本の就活はナビが主流になっていますが、弊社就活サイトを、次の時代のスタンダードにしていきたいです。
そして、日本の雇用問題を解決したあとは、異なる分野での社会問題も解決していけるような会社にしたいと思っています。
–最後に読者に向けてメッセージをお願いいたします。
小林氏:経営者様に向けてのメッセージとしては、新卒採用でお困りでしたら、「いきなり!面接」のご利用をご検討ください。料金は成功報酬制ですので、動画をご覧いただくのみのご利用でしたら無料です。
現在の日本の就活システムでは、ポテンシャルのある優秀な学生はBtoCの有名企業に流れてしまいます。ナビ媒体で学生を待つのではなく、自ら優秀な学生にオファーを送る逆求人型にシフトしてみてはいかがでしょうか。
学生に関しては、まだ文面での履歴書やエントリーシートで就職活動をする文化が主流の日本では、動画で自己PRをすることは抵抗があるかと思います。しかし、この先必ず就活は動画にシフトしていきます。今の1年生、2年生は動画でPRをすることに慣れていると後々の強みになると思いますので、ぜひ弊社サイトに登録してみてください。
執筆=前田
校正=笠原