Graceful Moment, LLC

佐々木 浩一

教育・研修をデザインし「大人の義務教育」を行う

将来を嘱望された元アスリートが、教育の世界へ
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今回のインタビューは、RCFメソッドを活用した教育コンテンツ・研修プログラムのデザインを行う、Graceful Moment, LLCの佐々木氏にお話を伺います。「大人の義務教育」を冠するプログラムの一端や、アスリートからビジネスの世界に身を投じた経緯、今後の展望について語っていただきました。

Graceful Moment, LLC 社長 佐々木 浩一氏のONLY STORY


【経歴】

1974年生まれ、静岡県沼津市出身、2001年3月順天堂大学大学院修士課程修了、同年9月留学のため渡米、2002年7月当時シングルマザーだった妻と暮らし始め、時給$6.75の弁当屋アルバイトから10年かけて日系一部上場会社米国法人トップまでキャリアアップ。2012年12月独立。RCFメソッド考案し分野を問わず結果を生み出す公式として各界で話題になっている。 

RCFメソッドを用いた「大人の義務教育」


–まずはGraceful Moment, LLCが手がけている事業について、お聞かせください。
佐々木氏:弊社は一言で言うと大人の義務教育サービスを提供している会社です。具体的にはRCF(Result Creation Formula)メソッドというものを用いて、教育コンテンツ、研修プログラムのデザイン、人の能力や可能性を最大限引き出す場作りを手がけています。

–ありがとうございます。お話にあったRCFメソッドについて詳しく教えていただけますか。

佐々木氏: RCFメソッドでは3段階に分けたアプローチ方法で、目標を達成する意識・思考・行動・習慣を身に着けることができます。

3つの段階とは、ひとつめが個人の意識と脳に働きかける段階。次が対人関係、コミュニケーションというところに働きかける段階。そして最後が人が集まる場、集団の段階です。

個人の段階ではそのひと思考と感情のパターンを元に行動パターンを分析します。思考と感情のパターンはいわゆる潜在意識によって作られているので、まずは潜在意識にあるものを顕在化して自覚するところから始めます。潜在意識が原因となって行動パターンがあり、それが結果になるので、原因である潜在式に働きかけていけば、結果の方も自動的に変わるということです。

対人関係の段階では、自分の行動を改善し、関係性を修正していきます。と言うのもコミュニケーションは個々の行動パターンが元になって作られているので、相手に働きかけるのではなく、自分自身の在り方を調整していきます。

場の段階では、所属する組織やチームの生産性を最大限に高めていくためのアプローチをしていきます。
–業界のなかでは、どのような差別化をはかっていますか。
佐々木氏:同じような領域を扱っているようで、同じ次元ではやっていないので、競合他社はいないと思っています。むしろ同業他社に対して、例えば研修をやっている会社であれば、その会社が強みとしている部分を最大限発揮するような、研修プログラムに作り変えることをしています。
–御社の事業運営にあたって、一番重要視していることを教えてください。
佐々木氏:やはり結果をだすことですね。現状、教育や研修のコンテンツを扱っている業界というのが、正直なところあまり良い状態ではないと思っています。そういう現状に対する課題意識もあるので、結果をだすことを何より大事にしています。

元アスリートがアメリカでの経験を経て起業

–起業を決意した経緯について教えてください。
佐々木氏:私はもともとアスリートとして将来を嘱望されていたのですが、周囲の期待とは程遠い結果に終わってしまいました。

その時に「なぜ自分はアスリートとして成功できなかったのだろう?」「自分が持っている才能や能力を発揮するためにはどうすればいいのだろう?」というところに強い課題意識を持ち、その研究を始めたことが全ての始まりです。

そうして専門的に色々な領域の人間進化に関することを追求、探求していく中で、結果を出すためには「覚悟」が大事だということに気がつきました。

スポーツでいうなら、スキルも高く経験も積んでいても、最終的には覚悟の有無が結果を左右する。そして覚悟を持つためには、周囲の人間との関係性の作り方や応援される人間、応援される人格であることがとても重要だと気がつき、それら自分の経験をメソッドとして提供したのが今の事業になります。

プログラムを広め日本人を世界のリーダーに

–今後の展望について教えてください。
佐々木氏:長期的な目標でいうと、私の開発した二人三脚プログラムというものを1千万人の人に受けてもらうことですね。

1千万人に受けてもらうことで、より深く学びたいと思う人で構成されるコミュニティが100万人になります。するとその中からリーダーシップをとる、私のイズムを継承する人が10万人になるんです。

10万人出てきたら、日本人は間違いなく世界のリーダーになりますし、その10万人が地球、自然と融合しながら生きるスタイルを持った、言うなれば「新しい人類」を作れるようになると思っています。
–最後に読者へメッセージをお願いします。
佐々木氏:経営者に向けては、経営者は教育者であるべきだということ、社員を然るべき方向に導くべきだということですね。それは社員の向こうにいる、その家族も含めてです。
学生に対しては、これから誰かが用意したものに就職して、給料をもらって、与えられた仕事をする時代はもう終わるということです。仕事は価値を生み出すこと、価値というのは特にこれからの日本では「困っている人を助ける」ことだと思います。そうやって誰かを助ける仕事を自ら生み出していって欲しいと思いますね。

これからの時代は私たち一般市民一人ひとりが立ち上がる時代です。新しい社会の価値を一緒に生み出す仕事を一緒に創りましょう。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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