株式会社l’unique 

小杉 陽太

元プロ野球選手でも上場企業の社長になれる!

PRやイベントで人々に絆を生み出すコミュニティを
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「アスリートのセカンドキャリアを変えたい。選手を終えても、起業して社長の道がある。」

そう語るのは、プロ野球のDeNAを退団後、株式会社I’uniqueを設立し、各種イベントやセミナー、マネジメント、映像…等々、幅広く、独自の事業を展開中の小杉氏。
引退後のアスリートに新たな選択肢の可能性を示すべく、将来の上場を目指して活躍中。イベントを通じ、ファンとの距離感をなにより大切にしていると言う。

株式会社l’unique 社長 小杉 陽太氏のONLY STORY

アスリート時代から変わらない。人の幸せが自身の喜び


元プロ野球選手がどのような経緯を経て起業し、今日に至ったのだろうか。
当時所属していたベイスターズは旧来の球団経営とは一線を画し、独特のアイデアで採算性の向上を図っていた。球団や親会社の役員が、毎年のキャンプ前、選手たちに黒字化の方法やマーケティング、グッズのロイヤリティの話などの話をしてくれることもあった。

小杉氏はこれが面白くて、話に関連する書籍を読んだり調べたりしたと言う。
「ファンをグラウンドに入れて、フライが捕れたらビールを増量するというイベントでファンとチームの一体化を図るなど、観客も売り上げも伸びる経営のノウハウを肌で感じましたね。選手の目線で、球団の経営とファンの喜びの両方を見られたのが大きかったと思います。

感動を持ち帰ってもらい、家でその感動にまた浸るのはとても幸せな時間だと思うんですね。自分が起業したら、それを実現することが出来るサービスを提供したいという想いがありました。」
もちろん、起業して最初の頃は順風満帆ではなかったが、苦境の中にあっても心が折れることはなく乗り越えられたと小杉氏は笑う。

「最初の3か月は預金が減ったり登記などの手続きが大変だったりしたけど、面白くもありましたね。やりたいことに対して希望を持ってやれていたので。それにイベントに来てくれた人が感動したり喜ぶ顔を見ることが出来たときは、絶対に続けていきたい、もっと多くの人に届けたい、と思いました。」
そのようにして苦境に見えることも乗り越えられたのには、もうひとつ理由があった。

「僕はアスリートのセカンドキャリアをずっと変えたいと思っていた。実は、海外では引退してすぐに起業して社長になるのは普通にあることなんですよ。だから、野球選手だった僕が起業することで、こういう選択肢もあるんだということをまずは知ってもらいたいんです。」

オンラインとオフライン、両軸で人々を笑顔にしたい


株式会社l’uniqueはイベントの企画、運営、オペレーション、PRや、さらにはサンプリング、キャスティングのほか、タレント、アスリートのイベントなど幅広い仕事を手掛ける広告代理店業から始まった。
そして今も株式会社l’uniqueは広告代理店に近い業態だが、本来やりたかったのは動画だと小杉氏は語る。しかし、動画を作っても、ユーザーに共感されなければ意味がない。

共感してもらうためには消費者のニーズをきちんと調査し、イベントを通してユーザーの熱量を肌で感じるオフラインの繋がりが大切だ。そう判断した小杉氏が選んだのが、広告代理店業だった。
小杉氏が野球選手を経験していてスポーツに対してアプローチ力があるということがあり、当初はキャスティングの仕事が多かったと言う。その後、最近では映像や動画広告をはじめとしてオンライン、オフラインの双方に渡り幅広く活動をしているが、小杉氏はとりわけオフラインの重要性を強調する。
「動画広告を作っても、それがエンドユーザーの創出に繋がらないと意味がない。

その際、イベントというオフライン環境でユーザーとの接点を作ることが大切であり、こうしたオンラインとオフラインどちらもできるというのは株式会社l’uniqueの強みなのではないでしょうか。」
イベントと言えば、株式会社l’uniqueがとあるシリアルバーのPRとサンプリングを請け負った際、twitterで月1000人ずつフォロワーを増やして行ったことにより、好調な売り上げを記録したというエピソードがある。

小杉氏は、ここでもオフラインのイベントを通してファンからの応援を実感したそうだ。
「コアなファンを10人でも100人でもいいから作って、そこからさらに新規の人を獲得していくようなことは、オフラインでしかできないです。それに何より、直接ファンと話せて生の声を聞くことが出来たり応援していただけたりすると嬉しいですよね!」

アスリートのセカンドキャリアへの固定観念を変えていく


小杉氏はイベントでファンの気持ちをグッと引き寄せる。その人を巻き込むコツを聞いてみた。
「僕は密着度、距離感をすごく意識していますね。SNSにしろオフラインにしろ、一方通行にならずに、双方向で想いが重なることが大切なのかなと。

事業を世間に認知されたい、事業の計画を発信したいという時は、同時にファンを作るようにしています。自分にファンがいる、会社やサービスにファンがいるって大事なことだと思います。」
技術革新が進む中で、今後はどのように事業展開をしていくのだろう。
「2020年以降になって、5Gのインフラが整ったときにシフトチェンジが来ると思っています。そのときは動画広告がきっと新聞、雑誌、TVを凌いでいるのではないでしょうか。

動画にAR機能を付けることが出来れば、球場にいる人が手をかざすだけで選手のデータを見ることが出来るなんてことも可能になるかもしれませんね。」
最後に、小杉氏自身のこれからの目標などを尋ねた。
「株式会社l’uniqueは小さい会社なので、何かに秀でていないと事業の拡大はできません。自分たちの強みをどう出していくか、それが短期的な目標ですね。

長期的な目標で言えば、上場をしたい。元野球選手で言うと上場した人はまだいません。引退しても上場できる、やればできるんだということを僕が上場することで形として見せたいんです。そうすれば、安心して選手たちも現役で頑張れるのではないでしょうか。
最後になりますが、僕は人の心を動かしたい。

それにはウソや偽りのないストーリーと、密接な距離感が必要なんです。今、企業からの広告が伝わりにくくなっています。だからこそ、いかにして広告を目に留めた方に自分のこととして受け止めてもらえるかを考え、行動していくことが大切だと思います。」

執筆・増田晶嗣
編集・島崎

株式会社l’uniqueの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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