株式会社ワークスエンターテイメント
若林 勇二
POSTED | 2017.04.28 Fri |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:その他 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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人との出会い”が人生のターニングポイント
「人と組織の見える化」経営・組織改革を支援!Topics
株式会社ワークスエンターテイメント 社長 前田 徹也氏のONLY STORY
~大学時代・会社員に出会った人々の縁で起業~
学生時代は新入生のサークルにてイベント系のサークル、プロデュース研究会に所属。そのサークルにて、後に一緒に起業する宇野さんと出会いました。
そのイベント系のサークルで「ミスコン」ならぬ、「ミスターコンテスト」を開催しようとなり、色々な大学とネットワークができたのと、協賛を募るために各大学をまわる中で営業術も学びました。
当時、電通さんの子会社の中に事務所を構える学生団体にも出入りしてました。
その学生団体の担いだ会社の一つがリクルートさんだったんです。
卒業後の進路は、自分の中で葛藤もあったのでとても悩みました。
学生生活で携わった広告業界に進むか、全く別の業界に進むか。
その時に宇野さんから「いずれ起業するならリクルートさんに行った方がいい」と背中を押されたのと、当時リクルートさんのリクルータだった小笠さん自身にも魅力を感じたこともあってリクルートに入社。
会う人会う人、本当に魅力的で敵わないなと思う人ばかりで、また営業も中々うまくいかなくて大変でした。
結局2年半で退職辞するのですが、仕事が嫌で辞めたわけでなく、同期社員やサークルで知り合った方と飲んでいた時に、ちょうど具体的な仕事の話になって、飲みながらみんなで色々錯誤しているうちに「この仕事、自分たちでやってみよう!」と、みんながその気になったことから4人で起業しようと。
そこから、僕も会社に辞表出し、起業に向けて走り出しました。
~社員や起業経験を活かしワークスエンターテイメントを創立~
それからインテリジェンスという会社を立ち上げることになるのですが、新規事業の立ち上げや隙間を縫っていく市場の変化に合わせて、どんなところにも入っていくダクボート型という様なコミットメントの間の適性を宇野さんが適材適所に配置して。
役員同士もお互いの関係性で、企業価値の向上に向けて動いていました。
そこで社長や組織の上に立つ者の、率先・垂範ということを学びました。
社長や組織の上に立つ人間は、一番会社を想い、一番自分を殺し、一番社員のことを考え、一番顧客のことを考えなければいけないと。
しかし、結婚して子供も生まれて、プライベートでも忙しくなってきたこともあって体調崩してしまって。
ものもらいや胃痛を患いながらも、なんとか上場までできたものの、一旦、子会社の方に籍を移して体調を戻すように対処しもらいました。
実際、子会社とはいっても自分の会社ではないので、責任を持てない分意見をしにくく、コンサルタントには向いてないなと迷い始めた時に知り合った3人と起業することになりました。
それがワークスエンターテイメントという会社の誕生です。
人材ビジネスに経営資源を集中させ、その後エグゼクティブサーチ事業、メディカル業界に特化したキャリア支援事業、ライフパートナー事業を展開しき、2014年には、健康人事委員会サービスの運営を開始する運びとなり、今後は「人と組織の見える化」をコンセプトに、経営支援・組織改革支援を行っています。
宇野さんからは、信頼関係が築けて、さらに自分にないものを持っている人間としっかりと組むことが大事だと教わりました。
今はCLUBCHOという、戦略的な人事を学びたい人たちの会員組織で、会員間で学んだことを世の中に発信していくシンクタンク的な機能と、そこでの知識を体系化し、仕組み化するソリューション提供に機能された事業を行っています。
~経営者の一番近いところからコミットする~
人事で経営者に役に立てることは何かと考えた時、人材の紹介することも大事ですし、労務の仕事も経験した時にストレスチェックやメンタル不調になる人への対応が必要だと思いました。
どういう機能を、ソリューションとして提供したら役員に喜んでもらえるのかや、人事の方々が自分の勤めている事業価値の向上に寄与するためには何が必要かをずっと考えています。
経営者が身を正して、律して、人事と共に組織や会社を良くしていくというような方向にいくことが、結果的には企業価値を高めることにつながると思っています。
それが評価され、僕たちの役割ややりたいことと、社会から求められていることが一致すれば継続できるだろうし、求められないものだとしたら撤退も覚悟しています。
企業の経営者にコミットして初めて双方向になるのではないかと思っています。
人事のことは、人や組織、人から得る情報の大事なエレメントですから、これからは企業経営者に対して何か打ち込めるようなソリューションにも軸を広げて、より経営者に近いところでコミットできるようなサービスを始めたいですね。
今の20代の人達はある種成熟されてると思います。
人間的にもしっかりされているし、常識も持ち合わせているし、本当に昔の学生と違って勉強もしているし。
じゃあ、何が足りないのかというと、しいて言えば、一つひとつの出会いを大切にして欲しいですね。
一つの出会いがその人の人生を大きく変えることがあるんですよ。自分もそういう経験をしてきましたから。
一つひとつの出会いを“機会”と捉えられるようになると、さらに成長するのではないでしょうか。