有限会社フューチャープロデュース
都 章
POSTED | 2015.05.25 Mon |
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TAGS | 従業員数:51〜100人 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoC |
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成功するための絶対条件とは?
『想い』を大切にするコンサルティング会社Topics
有限会社フューチャープロデュース 社長 都 章氏のONLY STORY
『やり方』よりもずっと大事なこと
経営者にとって最も大切なことは何なのだろうか。
自分たちのお店や会社をより良くするためにはどうすればよいのだろうか。
これらは小さな飲食店の店長から大企業の経営者まで「経営」に携わる者に
共通する究極の問いかけだろう。
個人事業主や中小企業向けにコンサルティング事業を展開している
有限会社フューチャープロデュースの都章社長にお話を伺った。
これまで様々な経営者と接してきた都社長だが、
業績を伸ばし続ける経営者にはある共通点があるという。
「お店や会社の業績を伸ばし続ける経営者は、皆『想い』を持っています。
彼らは自分たちの提供する商品やサービスが社会を
より良くすると信じているんです。
そういう『想い』が強ければ強いほど、人はより真剣に、
より積極的に行動するようになります。
だから多少の困難ではへこたれることがありません。
『想い』を実現させるために全力で前に進むこと、
それが成功の鍵なのだと思います。」
店舗や企業の業績を伸ばす『やり方』は無数に存在する。
多くの人は目先の利益を求め、そういった『やり方』を学ぼうとする。
けれども、「自分たちの会社は何のためにあるのか」という
会社の『あり方』が重要なのだと都社長は語る。
やってみなけりゃわからない!
大学卒業後、損害保険会社での勤務を経て飲食店を開いた都社長。
しかし、当時の都社長自身には飲食業に対する『想い』がなく
経営努力をする気も起きず、全くお客が集まらなかった。
「開店してから3ヶ月間は売上がゼロという始末でした。
さすがにこれはなんとかしなければと思っていた頃に、
神田昌典さんの『あなたの会社が 90日で儲かる!』という
マーケティングの本に出会いました。
そこで非常に感銘を受けて、本に書いてあったことを
一から実践していきました。」
寝る間を惜しんで、本に書いてあったことを忠実に『真似て』いった都社長。
試行錯誤を繰り返していくうちに、お店で扱う商品を
世の中にもっと知って欲しいという『想い』が生まれ、
経営も軌道に乗っていったという。
その4年後には新たに2店舗をオープンしたというから驚きだ。
その後、『想い』を形にする方法をより多くの人に伝えたいと思い、
お店の経営権を売却。コンサルティング事業を開始したそうだ。
「はじめは、社会に対する『想い』はなくてもいいのです。
『お金を稼ぎたい』とか『家族を養いたい』という
個人的な願望だけだったとしても、
実際に行動していくと少しずつ周りの幸せを考えるようになっていきます。
『自分のためから人のため』へ、と自分を動かすエネルギーが変わっていきます。
最終的に周りの人も巻き込んで皆を幸せにすることができるのです。
しかし、これは実際に『真似て』行動に移してからはじめて実感できることです。
ネット上にある膨大な情報を『知っている』だけで満足し、
行動に移さない人も多くいます。
少しでも「良さそうだ」と思ったものはどんどん実行して、
試行錯誤を繰り返して欲しいですね。」
そんな都社長であるが、飲食店の経営を立て直す時は失敗の連続だったという。
チラシのレイアウトや店舗の雰囲気づくりなど、
実行と検証を繰り返す中で少しずつ形になっていったのだ。
『未来』に逃げていませんか?
最後に、これから社会に出て行く若者に向けてメッセージを頂いた。
「ひとつは、情報に惑わされないこと。
実際に自分でやって確かめてみることが大切です。
もうひとつは、未来や将来を見据えすぎて『今』やるべきことを疎かにしないことですね。
勿論、夢を持つことは大切ですし、就職活動でも「将来どうなりたいか」ということが
質問されます。
しかし、『未来』というのは誰にもわからないものです。
そういう不確かなものに囚われ過ぎて、
『今』目の前のやるべきことから手を抜いてはなりません。
たとえバイトであったとしても、お客さんに満足してもらうために
創意工夫もできますし、他の店員さんとより良い関係を築く中で
コミュニケーション能力も磨かれます。
『今』やるべきことに全力で取り組むことができたら、
自ずと自分が本当にやりたいことも見えてくるはずです。」
編集後記
インタビューを通して、都社長の熱意と真摯さが伝わってきました。
私自身、『未来』を言い訳に『今』本当にやるべきことから
逃げようとする部分があったので、身の引き締まる思いでした。
これを期に、改めてひたむきに『今』を生きていこうと決意しました。