株式会社swimmy
臼田 聖司
POSTED | 2020.03.25 Wed |
---|
TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:5〜6年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
---|
高度なWebデザインで顧客のアイデアを実現
信頼関係を築き、実装までワンストップで行うTopics
今回は企業のアイデアをWeb領域で形にする株式会社swimmyの取り組みについてお話を伺いました。「クライアントと信頼関係を築くことを重要視している」と語る臼田氏に、その裏にある事業に対する考えを聞きました。
株式会社swimmy 社長 臼田 聖司氏のONLYSTORY
クライアントと二人三脚で進める
–株式会社swimmyの事業内容について教えてください。
臼田氏:株式会社swimmyは3つの事業で「新サービスを展開したい」と考えている企業の「アイデア」をWeb領域で「サービス」へと実現させるサポートをしている会社です。
具体的にはクリエイティブ事業でサービスの立ち上げを支援し、ECコンサルティング事業で売上に繋がるように課題の整理と施策の提案をし、コラボレーション事業では協同事業を行い事業の拡大を支援しています。
最初のアイデア出しから実際に成果に結びつくところまでワンストップで寄り添ってサポートするというのが株式会社swimmyのポリシーです。
–他社と差別化をはかっている点や強みは何ですか。
臼田氏:やはりWebデザインです。デザインと言っても平面的なものだけではなくて、サイトを開いたときの動きやクリックのアクションなど、ユーザーが触れる上での動作を含めた領域すべてをデザインと捉え、良いデザインを責任をもって提供しています。
例えばサイト制作についてお話しすると、サイトは「見てもらうこと」を目的にしているので、どんなにいい動きをする仕様でも、重いサイトでは意味がないと考えているんです。そのため、私たちが手掛けるサイトでは、シームレスでスピーディなサイトであることを意識しています。
–臼田様が事業を展開する上で重要視されていることはありますか。
臼田氏:クライアントとの信頼関係を重視しています。と言うのもクライアントに「この会社の人はデザインやWebの領域で確かな知識があって、ノウハウを積んでいるのだ」ということを知っていただき、信頼関係を築いた上で仕事に携わることができるかどうかは、その後の仕事の進み方に大きく関わるんですね。
そのため、取り組みを進める上で私たちが最初にすることは、クライアントの信頼を得ることなんです。また、こうしてしっかり信頼していただいた上で取り組みを進めていくという関係性自体が他社にはない弊社のサービスの特徴だと思います。
–これまでの成功例を教えてください。
臼田氏:弊社も以前はサービス制作が終わったらクライアントに運営や拡大をすべてお任せするという形をとっていたのですが、とある案件で制作後も毎月ミーティングを行い、出た施策を実行しPDCAを繰り返すまでサポートをしたものがあるんです。私たちがそのクライアントと伴走していくことで、売上は1年で1億円まで伸ばすことができました。これが大きな成功体験として残っています。
同時に「サービスはただ作って終わりではなく、ブラッシュアップをしていくことが重要である」と感じ、その後はクライアントのサポートを行うことにも注力するようになりました。
お客様から常に相談いただきやすい関係を築き、些細なアイデアもざっくばらんに話してもらえるような環境を作っていることも成功の鍵になっていると思います。
カナダへの留学でデザインを学ぶ
–起業のきっかけについて教えてください。
臼田氏:高校時代に、カナダへ留学をし、その際にデザインを学んだことがきっかけです。実はカナダの高校は日本と異なり、大学のように授業を選択できるんです。その中にアートやデザインの科目があり、そういった授業を専攻していました。
その授業で、デザインは私が考えていた以上にロジカルに作られていることを知り、そこから一気にデザインに興味を持つようになりました。そして高校在学中には一通りデザインソフトの使い方を学びました。
その後日本に帰国し、大学3年生のときにアメリカの「グルーポン」に倣った共同購入サービスをリリースしました。このサービスは収益にならずに売却したのですが、とある社長にそのサービスを気に入っていただいたことがきっかけとなり、その社長が経営するITのコンサル会社に入社しました。
ただその会社にいる間に大きなけがをしてしまい、会社を辞めることになってしまったんです。「いずれ自分で事業を立ち上げたい」と思っていたので、今がそのタイミングだと思い、株式会社swimmyを起業しました。
より高度な技術を持つデザイン会社へ
–今後の目標について教えてください。
臼田氏:より高度な技術を備えたデザイン会社になることです。
例えばまだ実験段階ではありますが、現在、ブロックチェーンとARを組み合わせたオンラインアートミュージアムのサイトを作っています。
アートは画像だけだとわかりづらいので3D化して、そこからアートを購入すると、ブロックチェーン上に誰が買ったかという情報が刻まれるような仕組みになっています。そうすることで、所有者の情報が半永久的に残っていく。そこから次にアートを販売・購入したときにもブロックチェーンでつながっていくようなサイトを作っているんです。
3Dオブジェクトを作るのは実はとても難しいのですが、ここまで細かいものを写真から生成できているのは日本でも株式会社swimmyだけです。こういった技術の部分を今後はもっと広めていきたいですね。
技術力を持ったデザイン会社として、クライアントが持っている課題や実現したいサービスのアイデアを120%のクオリティで実現し続けることが、私たちの目標です。
–ありがとうございます。最後に、読者へのメッセージをお願いします。
臼田氏:株式会社swimmyはただ言われて作るというスタンスではなく、クライアントの課題を掘り下げ、そこから実際に必要なソリューションを生み出していくことを大切にしています。悩みや実現したいアイデアがあれば、気軽に相談してください。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原