株式会社ブライトウェイ
高橋辰嘉
POSTED | 2016.08.20 Sat |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:製造業 創立:11〜14年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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突然の無職。それでも夢は実現できる。
生活のために入ったIT業界。不安の先に見つけた光とは。Topics
株式会社ブライトウェイ 社長 高橋 辰嘉氏のONLY STORY
生活のために入った、ITの道。
かつては自動車整備士だった私。古着屋を経営したいという昔からの夢を叶えるために、3年で自動車整備士をやめ、古着業界に入りました。ところが、営業として勤めていたアパレル会社が、30歳の時に倒産。妻も子もいましたから、本当に焦りましたね。
仕事をえり好みできるような余裕はなく、ただ明日を生きるために就職先を探しました。その時に出会ったのが、ノードコムグループの傘下にあった、株式会社ノードコムアシンクだったんです。
会社が求めていたのは、アプリを作るためのエンジニア。かたや私は、ITの知識も経験もゼロの営業マン。今思えばかなり無茶な挑戦でしたが、前職での実績を買って頂き、無事転職することができました。
入社してからは、覚えなくてはならないことだらけで苦しかったです。特にIT用語はチンプンカンプンで、同僚たちの会話が全く理解できなくて、「日本語で話してくれ!」って本気で思っていましたね。
でも、IT用語も少しずつ覚え、業界のことを理解していくにつれて、次第に課題が見えるようになって行ったんです。
IT業界には、エンジニアが圧倒的に足りない。作りたいものがあっても、エンジニアがいなくて作れない企業がたくさんある。この需要と供給のバランスの悪さを、私が解決できないか。
幸いノードコムグループには独立支援が受けられる制度があり、ひとつ上の先輩が、ノードコムの名の下に起業していましたから、2015年3月1日にITアウトソーシング事業を行う新会社「株式会社ブライトウェイ」を設立したのです。
きっかけは、勤め先の倒産と言う夢のないものでしたが、結果的には、IT業界に入って良かったと思っています。自分の会社を経営するという、昔からの夢を実現できたのですから。
人間力で、日常をもっと便利にする未来をつくる。
現在は、「株式会社ブライトウェイ」から、新たに「株式会社Vブライト」、「株式会社ブライトカーネル」を設立し、ブライトグループとして展開しています。
株式会社ブライトウェイのメイン事業は、ITアウトソーシング事業です。大手企業でも、ひとつのモノを生み出すには多くのエンジニアが必要ですので、私たちがエンジニアを育成して提供することには大きな意味があり、モノづくりの根元を支えていると言えます。
また、昨年から新たに開発を進めているのが、自動化プログラム「bot」です。今世の中にあるアプリは、音声による検索はしてくれますが、その後の実行がありません。たとえば、ホテルの予約をbotに頼めば、あとは自動で予約してくれるような、先の部分を担えるプログラムの実現を目指しています。
今、通信技術は生活に欠かせないものになっていますが、もっと日常的な部分を便利にできる未来を創造したいのです。
うちの強みは、人間力の高いスタッフが揃っていること。また、順風満帆な道を歩んでこなかった私が経営する会社ですので、人間として成長できる環境が整っていることですね。
どんなに技術力が高くても、人間力がなくては次に活きてきませんし、インターネットがどれだけ普及したとしても、結局は対「人」。人と人とのつながりがあってこそ、前を向いて歩いていけるのです。
だから私は、「困った事があったら必ず言って欲しい」と、必ず社員に話します。
エンジニアのためにどれだけ時間を裂いて気持ちを汲みとり、行動してあげられるか。社員として接することより、人として対応することが当たり前だと思いますね。
新たなシステム開発で、社員を幸せにしたい。
創業4年目。今後は、3〜5年以内の上場を目標にしています。苦楽を共にした創業メンバーのみならず、若手も増えて来ましたので、「この会社に勤めて良かった」と思ってもらえるように、成果を明確な形にしたいです。
社員の笑顔があるから成長ができるわけで、社員の幸せがお客様にも自然と伝わって行くものですから。
また、新しい挑戦を続けて行くには、エンジニアを多く抱える事が重要ですから、いずれはbotをエンジニアの育成・教育に活用できたらと思っています。仮に、先生や先輩が不在であっても教育を受ける事ができる環境を作り、規模を拡大していくとともに、新たなシステムをどんどん開発し続けて、業界全体を変革していきたいですね。