local deli
平野 佑
POSTED | 2023.04.12 Wed |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:その他 創立:7〜8年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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日本各地のローカルフードを、職場にお届け!
美味しく食べて地域活性!一石二鳥の「ローカルデリ」。Topics
Local Deli 代表 平野 佑氏のONLY STORY
~Local Deli 代表 平野 佑様~
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岡山県出身、大学進学で島根県に移り、島根県が好きになり就職。
島根県や広島県で商品開発、観光施設の立ち上げ・運営など地域活性化に関する事業に携わり、東京でビジネスを学ぼうと転職。
そこで全国各地の地域のブランド力を調査したり、向上させるための戦略作り、ギネス世界記録を活用したPR支援などを実践。
この春から独立して、オフィスサービス×地域活性化の新しいモデル事業Local Deliを立ち上げ、新しい地域活性化を実践中。
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知ることで世界は変わる。
「島根」って、どんな場所だと思いますか。よく知らない方は、「地方」「田舎」くらいにしか思わないかも知れないですね。建築を学ぶために島根の大学に進学した時、私もそんな感じでした。
「この街も良いな」って思うようになったのは、子どもの遊び場を地域に作るサークルの代表になってから。子どもたちや地域の皆さん、行政の関係者などと話をする機会が増えたことで、島根の事を知ることができたんです。
知れば知るほど自分がいる街のことを好きになり、ここで就職したいという気持ちが芽生えました。卒業後は、地域の自治体などから観光や商品企画などを請け負う、地元のコンサルティング会社に就職しましたね。
ここでは、地元企業から採用の相談を受けることが多かったのですが、就職や採用のマッチングに関する問題解決の必要性を強く感じました。
実は、私が就職先を探した時も、学生の目から見て魅力のある企業を見つけにくいという印象があったんです。
そこで、地域のブランディングに関する情報や、最先端のノウハウを得るため、全国の地域ブランドを推進するブランディング会社に転職しました。
世界一長いBBQをして地域の和牛をPRしたり、葡萄の種飛ばし大会を企画・実施したり。地域の食や文化などをギネス世界記録にすることで、話題を作り出す仕事を担当しましたが、メディア露出もさることながら、地域の方々の意識の変化が印象的でしたね。
「うちの街はこれで世界一になったんだ!」という誇りが生まれ、活力に変わるんです。知ること、知られることで、人のココロはこんなに変わって行くのだなと感じましたね。
でも、地域活性と言う意味では、単にPRをするだけではダメなんです。地域の商品やサービスを、実際に営業・販売することが一番難しい。だから、「この課題は、私の力で解決したい」と思いましたね。
「知ることで世界が変わる」ということを、私が一番実感してきたのですから。
アンテナショップのための、アンテナショップ。
「Local Deli」では、「仕事の合間、さくっとローカル」をテーマに、地域の食やサービスをオフィスにお届けする福利厚生サービスを展開しています。
今、オフィスデリバリーサービスの市場は拡大し、多くの会社が同類のサービスを手がけていますが、私たちがお届けするのは、近所のコンビニで気軽に買えるような商品ではありません。
たとえば、岡山県のお菓子「シガーフライ」、高知県の「ミレビスケット」、群馬県だと「旅ガラス」など、その出身者が見ればつい「懐かしい~!!」と言ってしまうような、日本各地の、その地域にしかない商品をお届けしています。
オフィスは、色んな地域の人たちの集合体。みんなそれぞれ、自分の地元への愛着を持っていますよね。
そこに、ふるさとの懐かしいお菓子が届いたら、「これ私の故郷のだよ!」とか、他の社員と会話が弾むでしょう。
地域にしかない商品を、オフィスで、みんなで食べて、多くの県の方々に「●●県にはこんなに美味しいものがあるんだ」と知ってもらえたり、「美味しかったから、また買ってみようかな」と思ってもらえたり、地方を知る良い機会になるだけでなく、地域の商品の販路拡大にもつながると思うんです。
「Local Deli」で商品を知るきっかけを作り、気に入ったら観光アンテナショップや通販サイトなどで買ってもらうというルートづくりが目的ですから、オフィスへのお届けは、2週間~1カ月に限定しています。
各自治体は、自分の地域の商品以外の販売・PRに予算をつけづらいという背景もあります。また、「オフィス」という新しい販路において、地域の生産者やメーカーがどう活躍して、どう展開していくかということも考える必要がある。
そういったコンサルティングもできる民間企業として、私たちならではの良さを活かして全国の自治体を取りまとめ、アンテナショップのためのアンテナショップとして活動を続けています。
社会になくてはならないインフラになる。
「Local Deli」の目標は、「地域の魅力を届ける新しいインフラ」になることです。オフィスだけでなく、日本中の至る所で地域の商品を買える、社会に無くてはならない存在になりたいですね。
そのためには、オフィスだけではない販路の拡大が必要です。クラウドファンディングにも挑戦して、支援して頂いた方に地域の商品を送ることで、各家庭にも商品を届けられる、新しい流れができると考えています。
ご家庭や高齢者福祉施設、世界中のレストランなど、様々なこれまで存在しなかった販売ルートを構築したいですね。コンサルだけでなく、実(販売)を得られるプラットフォームを創りたいです。
法人化しましたが、挑戦はまだ始まったばかり。規模は小さくても、オンリーワンのビジネスをしているという自負・自信・誇りを持って、社会が良くなるという実感を得られる会社に成長して行きたいです。