株式会社 創造開発研究所

高橋誠

「創造性」こそ次代を創る

~「ゆうパック」「ビッグエッグ」を名づけた~
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株式会社創造開発研究所 社長 高橋 誠氏のONLY STORY


株式会社創造開発研究所 代表取締役会長 高橋 誠 様
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東京教育大学の心理学科に在籍。広告代理店へ人事職として勤務。
産能短大の専任講師へ。30歳で「創造開発研究所」として独立。
「日本創造学会」の理事長・会長を歴任。
筑波大学カウンセリング修士課程修了。
東洋大学大学院の博士号(教育学)取得
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創造を生むヒトの力に魅せられた


学生の時、筑波大学の前身である東京教育大学の心理学科に在籍し、「創造性」について研究と実践をしていました。新たなものを生み出す力、創造性。それがどうすれば生まれるのか、とても興味があったのです。
若き研究時代を経て、広告代理店へ人事職として勤務しました。しかし「創造性に関わる仕事がしたい」と産能短大の専任講師へ再転身し、30歳で「創造開発研究所」として独立を果たしました。電通や日本テレビなど大手企業の社員教育が当初の仕事でした。
しかし、例えば「ゆうパック」、「かもめ~る」「ビッグエッグ」「TOSTEM」などは、弊社で開発した名前。弊社では、企業教育や商品開発のお手伝いはもちろん、ネーミングも請け負っています。これも、創造性を生かした仕事です。

学生のころから企業に講師として行っていました。自分より年上の企業人に、レクチャーをするのです。また、“この木何の木気になる木”などで有名な、作詞家の伊藤アキラさんに誘われて「日本独創性協会」に入会しました。創造性の研究、そしてCMソングの作詞やテレビのお笑い番組の問題作成など「創造性」に関わる活動を続けたことが、後の人生に大きく影響しています。
ボランティアで「ワンパク発明学校」「スクスクスクール」「NNS国際スクール」など子供向けの創造活動もしました。これらは創造力向上、自然体験、国際教育を目指す事業です。

豊かな創造性を発揮するために、座学だけではなく、実行を重視するところは現在も変わっていません。人間の「創造性」を研究し、その力を世に還元する身として、いつでも活動的でありたいと思っています。

研究者としては、「日本創造学会」の設立に関わり理事長・会長を歴任しました。しかし私の研究人生は、51歳の時に転機を迎えました。当時45歳だった妻が亡くなったのです。「人生でやり残していることをやろう。もっと教育の研究がしたい。」妻の死をきっかけに、改めて研究への情熱に目覚めました。
筑波大学のカウンセリング修士の夜間コースに通うことにし、修士課程を修了。当時は東洋大学の非常勤講師を勤めていました。その仲間たちにも勧められ、東洋大学大学院の博士課程に進み、博士号(教育学)も取りました。

そして現在は、再婚後に生まれたある命の誕生によって、私の教育への使命感はより強くなりました。現在11歳の、息子の存在です。
息子の成長を見ていると、「この子たちの将来のために、何かしなくては。」という想いに強く駆られるのです。元々若い時から子供の教育支援を行ってきたこと、現在も大学や高校の教育改革の支援を行っていることも関係しているでしょう。

子供たちに、世界の歴史や環境について知ってもらい、力強い人生を送ってほしい。


ここ10年は社会人教育から学校教育に大きくシフトを変えてきました。まず教員養成の日本初の大学院大学の設立を主導し、理事・研究科長・教授に就任しました。また栄光ゼミナール、Z会、市進、第一ゼミナールなどの社長さんたちと「次代の教育を共に拓く会」を設立、PISA型テストを3万人に実施する、などの試みもしました。
教育に力を入れるのは、「自分が関わることで、少しでも次の世代のためになったら。」という気持ちがあるからです。

私がボランティアで実施している教育事業の一つは、「子どもエコ検定」です。
これは、朝日新聞社と組んで行っている、小学生達が無料で受講できるウェブの環境検定です。合格者には修了書も出しています。目的は、我々大人が傷つけてきた地球環境について学んでほしい、ということ。
環境問題とは、過去の世代が傷つけてきたこの世界を、今の子供たちが背負っていくという問題です。だからこそ、エコ検定を通じて、子供たちに問題をとらえてほしいと思います。

もう一つは、女性起業家の支援プロジェクトです。アントレプレナーの支援は数多くありますが、女性へ特化した支援は中々ないのが現状です。 スポンサーについていただき、審査の結果、良い起業アイデアを提案した方には200万円ずつ、無料で上げるというものです。

なぜ、「自分が関わることで、少しでも未来の世代のためになったら。」という気持ちが強いのか。
それは、昔から日本の文化や世界の歴史が好きだったし、日本創造学会で世界の研究者たちと永年交流したり、中国・韓国・台湾などで数多く講演した経験も、関係するでしょう。

これ等の体験で、日本が国際関係の中で果たしてきた役割や責任について、強く痛感する場面がたくさんありました。中国や韓国で創造学会の設立に関わらせて頂いた際、そうした事柄について議論になったり、日本人として責められたりすることがありました。
「日本人が行ったことではあるけれども、今の日本人世代には責任は追及できない。だからこそ自分が関わることによって、少しでも目の前の相手や国際関係に貢献することができれば…。」そんな気持ちからも、私は日本やアジアの次世代の教育に強く携わりたいと思うのです。私は戦後に育った世代ですが、戦時中に日本が行った非道な行いによってアジアの皆さんに迷惑をかけたことは、決して忘れてはならないものだと思っています。

環境問題は、前の世代から今の子供たちに渡された負の遺産のようなものです。
大人たちが壊してしまい、後を無責任にも、今の子供たちに渡そうとしている問題です。
子供たちに、大人たちが壊したこの世界を知って対策を考えてほしい。そう願っています。

こうした背景から、三菱商事、全日空、JTB、旭化成、凸版印刷などの会長さん達と『グローバル人材協会』を作り、グローバル人材の育成を目指したこともあります。
日本の歴史文化を知った上で過去と未来、国内と国外の繋がりを知らなければ、これからの時代に求められるグローバル人材とは言えませんね。
改めて日本がどんな国なのか考えてみると、こんなにありがたい国もないのでは?と思います。だからこそ、「日本とは何か。世界とどう関わってきたのか。」をしっかり学んでほしいです。

歴史と環境、この大きな軸を基本に、「創造性」の研究を生かして教育を行い、それを若い世代へ受け継いでいきたいですね。

これからも前線で


好奇心と失敗の経験は、私の原動力になっています。
新しいことにチャレンジすれば、失敗はつきものです。でも、新たなことを作り出すには、失敗にめげないことが一番大切です。ネーミングだって1000アイデアを出して、採用されるのはたった1つです。999は失敗作なのです。
考案したら、とにかくやってみるのが大事。「やっちゃえ!」と勢いで始めて見た結果、分かることがたくさんありますよ。

また私には、創造活動のヒント集めのために実行している習慣があります。
それは、朝5時に起床し、新聞2紙を中心に雑誌などを熟読することです。私は1誌ずつ熟読するので、たくさん新聞を取らないようにしています。そして気になった記事はすぐに全てA4サイズにコピーして、当日持ち歩き、アイデアを考えます。

仕事には、人との繋がりがとても大切です。仕事は人脈から生まれるものがほとんどだからです。人と人の関係性には、strong tieと weak tie とがあります。前者は家族や同僚など、自分と密着度の高い“強い繋がり”を示しますが、後者の“弱い繋がり”も大切です。
例えば、たくさんの人が参加するイベントで、それまで知らなかった人と出会うとき。
私は、事後のメールあいさつなどはあまりしないのですが、そのような場で出会う人で、なぜか後に縁が結びつき、一緒に仕事をする機会が出来たりします。

私自身、「創造性」を学んできて成長してきたことが、たくさんあります。
続けられる限り、これからも創造性と全力で向き合っていきたいと思います。

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