株式会社wwwaap
中川 元太
POSTED | 2018.01.26 Fri |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:IT・情報通信業 創立:7〜8年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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漫画家として生きる選択肢を増やしたい
SNSで人気の漫画家さんが商品をPR?Topics
株式会社wwwaap 社長 中川 元太氏のONLY STORY
【経歴】
1987年東京都小金井市に生まれ名古屋育ち。
2010年に大手ネット広告代理店の札幌営業所に配属。2012年に所長を経験後、2013年より漫画アプリ「GANMA!」を運営するコミックスマート株式会社の立ち上げメンバーとして漫画編集とアプリマーケティングを兼務。
2016年SNSで人気の漫画家のマネジメント・エージェント事業を営む株式会社wwwaap(ワープ)を立ち上げ(創業当時は株式会社Xavier(ザビエル)。現在は海外でのキャラクタービジネスやアート関連の事業も手がける。
自分の強みを突き詰めていった先に広がった、新しい事業のカタチ
私は現在、株式会社wwwaap(ワープ)の代表取締役として、日々漫画家さんのマネジメントなどを行っています。
そもそも僕は会社を作ることを特に目的にはしていませんでした。
転機の1つは、当時勤めていた会社で社長自らが手がける漫画の新会社に運良く立ち上げメンバーにさせてもらえたことでした。
広告事業で数百億円規模まで会社を育てた社長が
大の漫画好きであり(25年以上10前後の漫画誌を毎週欠かさず読んでる!)「自分ほど漫画への造詣があり、事業家としての実績がある人間は世界中でもいない」と漫画の新会社を立ち上げた姿に「説得力」を感じていました。
日々本当に面白く貴重な体験をさせてもらいましたが、一方でこの大きな資金や動きは、この社会に成果を出した彼だからこそ出来るものと痛烈に感じ、この先自分がやりたいことで結果を出すためには、まずは自分の得意なことで結果を出さなければならないと感じ、独立を決意しました。
とは言え何をしたらいいかわからなかったので「いつ・誰と・どこで・何をすることが今の自分が最も結果を出せるか見定るために1年半限定と決めフリーランスとなり、保育や医療レシピなど、成長産業事業に関わるスタートアップ6社ほどに毎日交代で通いました。
そんなときに前職で仲良かった漫画家が、その才能からSNSでフォロワーが数十万人いても、情報がなく営業が得意でないために仕事がない、また発注者側も漫画の知見のなさから悪条件になり、結果作家が苦しむ様をみていました。
そこで漫画家たちを資料にまとめ営業したところ、すぐに発注をいただくことができました。そしてこの仕事はクライアントさんに大変評価され、なにより漫画家さんにも条件の良さと、編集経験者を通すことによるやりやすさから非常に喜んで頂けました。
その時に自分の強みは「広告の経験」×「漫画の編集経験・漫画家の人脈」であり、この2点を併せ持っている人はこの世に多くないと感じました。
そして私の存在が広告主、漫画家にとって「三方良し」だと確信したからこそ正式に会社を作りました。こうしてできたのが、株式会社wwwaapです。
社名にある3のwには、Win-win-winという意味が含まれています。
三方良しであることを忘れないように、そして漫画っぽくスラングで笑いの意味になる草、そしてこじつけですが文化を根付かせたいという思いが草を根付かすにも通ずると思い、この3つの意味を込めました。
インスタグラマーの漫画家版!?漫画家として生きていく人を増やしたい!
株式会社wwwaapでは現在、「インスタグラマーの漫画家版」として事業を展開しています。
具体的には、SNSに数万人規模のフォロワーがいる漫画家さんに、商品やサービスを紹介する漫画を描いてもらい、自身アカウントから配信
漫画を作る会社自体はいくつかありますが、コンテンツを制作すると“誰に、どのようにコンテンツを届けるか”まで考えなければいけません。そこで、コンテンツ制作から認知・集客まで一貫して行えることが私たちの強みだと思っています。
また通常のインフルエンサーは、フォロワーの興味がその読者モデルやアイドルが好きという「人」に向いています。
対して漫画家には、フォロワーの興味が圧倒的に「コンテンツ」そのものに向く傾向にあると思います。有名漫画家の明日のご飯よりもその作家が書いてる漫画の最新巻に興味がありますよね?コンテンツに興味のベクトルが向いているからこそ、それが魅力的あればシェアがされやすく、事実PR案件でも必ず圧倒的に高い反応(エンゲージメント)が出ています
最近は漫画制作にとどまらず、キャラクターやスタンプ制作、似顔絵や大喜利など漫画家たちのもつ「面白い×やりたい×やれる」をビジネスに落とし込みプロモーションの企画立案から携わる機会も増えてきました。黒板アートやライブペイント、日本画など、アート界隈を幅広く提供していて、最近はアニメーションの発注が増えています。
こうして漫画家さんにお仕事を提供し、プロデュースしていく。
今まで根強く残る、漫画家の地位や収入の低さを、まずは今価値を作る事ができる「インフルエンサー」と掛け合わせることで価値を高め、好条件へと変革させていく。
その結果「漫画家として生きる選択肢を増やす」ことで日本中のクリエイターの数を増やしていくことが、現在の私たちがファーストミッションだと思ってます。
MoMAに展示されるクリエイティブを輩出する
とはいえ、漫画家・クリエイターにとって、広告の仕事が
本来のやりたいことばかりではありません。
ぼくたちは、彼らのクリエイティブをあらゆる形で発信し
世界中の一人でも多くの人にクリエイターが評価される機会を創るプロデュース活動を行いたいと考えていて、いまは彼らの作るキャラクターの海外配信やアートフェスなどの活動を進めていて、
「MoMA(ニューヨーク近代美術館)に展示されるクリエイティブを輩出する」ことをセカンドミッションと考えています。
クリエイターに対して売れることを保証できなくても
機会を提供することはできます。「日本で全然売れなかったけど、北欧で大人気」というクリエイターがもっともっと生まれてもいいはずだと思ってます。
そして、この国は豊かになったがゆえに、ウォークマンのような世界的なイノベーションは生まれずらくなっていると思います。
一方で、シェイクスピアやミケランジェロはパトロンがいて育ったように、クリエイティブは豊かな場所にこそ生まれやすい傾向にあって、その上漫画は圧倒的に世界一位の産業で、だからこそこの挑戦はこの国に貢献できるチャンスがあると思っています。
そんな私たちと一緒に働きたいと思ってくださる方を募集しています。必須条件は「クリエイターにリスペクトがあること」ただそれだけです。
今は営業を優先的に採用していますが、ゆくゆくはクリエイター自身を積極的に採用していきたいと思っています。ご興味を持ってくださった方は、ぜひご連絡ください!