株式会社ゼロベータ
日詰 宣仁
POSTED | 2017.10.23 Mon |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:IT・情報通信業 創立:9〜10年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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女性の能力は無限大。女性の社会進出を支援します!
女性が強みとする能力を活かした仕事を見つけて欲しいTopics
株式会社ゼロベータ 社長 日詰宣仁氏のONLY STORY
ゼロから始めてイノベーターに
私は大学生の頃から起業思考が強く、ゆくゆくは社長になりたいと考えていました。
理由は明白で、社長に対する憧れからです。社長ってかっこいいな。その想いが自分の根幹にありました。
では社長になるために何が必要かを考えた時に、マネジメントのスキルが必要だと思ったんです。そこでマネジメントがすぐに経験できる会社、そしてダブルスクールに通っていたこともあり、グローバルに活躍できる会社、二つの軸で就職活動に挑戦。
最終的に選んだのは、アパレル業界の最大手でした。
実際に店長という立場でマネジメントの経験を積み、海外出張もできたのですが、5年半の間、がむしゃらに働いているうちに、自分が完全にサラリーマンになっているということに気づいたんですね。いつの間にか、会社の歯車の一部になっていた。体も壊し、ドクターストップまでかかってしまいました。「あれ、自分はなぜこの会社を選んだんだろう?」。そう考えて、自分は将来起業して社長になりたかったということを思い出したんです。
また、大企業であることから、会社のブランドを除いた、自分の付加価値を発揮することがとても難しかったんですね。会社のブランドを使うのではなく、自分で会社のブランドを作らなければ、自分の価値を出せないのではないかと思い、辞職を決意しました。会社を辞め、起業に必要なことを勉強していたのですが、ゼロから始めようとなると、総合して最も良い業界はITだと。ただITについて何の知識も持っていなかったので、起業する前の修行として、ITベンチャーで働くことにしたんです。
当時はまだスタートアップの会社だったのですが、ここの社長さんが本当にすごい人だったんですね。今では、この業界で知らない人はいないというくらいの有名人です。「この人は本当に偉大な人だけど、だからこそこの人の横にいては自立できない」そう思った私は、インターネットビジネスのノウハウを学んだ後すぐに辞職し、ついに起業することにしました。それが株式会社ゼロベータです。
夜のお仕事を卒業したい女性のための『マツクルワークス』
株式会社ゼロベータは、女性の社会進出を支援を目指し、人材紹介業とweb制作を行っている会社です。というのも、最初に入ったアパレル会社は女性の社員さんが多かったのですが、そこで女性の能力の高さというものを目の当たりにしたのです。
例えば店長にしても、女性の店長の方が仕事のきめ細やかさ、スタッフとのコミュニケーションの取り方という点で男性の店長よりも優秀だと感じていたんですね。にも関わらず、まだ女性の働きやすさという点でこの社会には課題があるということを痛感していました。だからこそ、ゼロベータを立ち上げた時から女性にフォーカスした事業をしようと決めていたのです。
そんなゼロベータでは女性、特に夜のお仕事をしていた女性が社会に進出するための支援サービス、『マツクルワークス』を主な事業としています。実は、マツクルワークスの前身として夜のお仕事をしたいと考えている女性が登録、会社からスカウトが届くサービスを行っていた時に、方向転換を考えていた時期がありまして。
女性たちに会って、どんなサービスを求めているのか聞いてみたんです。
すると「実は夜の世界を卒業したい」「日中の仕事先をどのように探したらいいのかわからない」という方が多くいらしたんですね。
企業さんにお話を聞くと、夜のお仕事をしていた方はコミュニケーション能力も高いですし、若い方も多いのでぜひ採用したいとお声を頂いて。
夜のお仕事を卒業したい女性と、コミュニケーション能力が高い方を採用したい企業。
両者のマッチングを行うマツクルワークスが生まれました。
夜のお仕事をしている女性は全国で30万人から50万人もいると言われています。
ですから、夜のお仕事に対する偏見や悪いイメージはもう捨てるべきだと思うんですよ。
むしろ、コミュニケーション能力の高さなどを生かして社会で活躍できるポジションが必ずあると考えています。夜のお仕事をしてきた女性に対する偏見をなくしていく。
そのために株式会社ゼロベータは活動しているのです。
女性の起業を増やしていく
今後、短期的には広告運用やホームページを通してマツクルワークスの認知度を上げていきたいと思っています。同時に、地方にもマツクルワークスのように夜のお仕事をしている女性の支援をするフランチャイズ店、代理店も増やしていきたいですね。実は既に北海道に業務パートナーがいるんですよ。このサービスは、地方にも間違いなくニーズがあると思うので、どんどん広げていきたいです。
将来的には、女性の社会進出を支援する活動の一環として、女性の起業家を増やしていきたいと思っているんです。LINEやインスタグラムを見てもわかるように、新しいビジネスを生み出すのは常に女性です。特に夜のお仕事をしていた女性は頭がいいですし、自分をアピールする能力も長けているので起業家に非常に向いていると思っています。具体的には、2030年、私が45歳を迎える頃までに100人の女性の起業を支援し、そのうちの10社を上場させることが目標です。
チャレンジングですが、不可能ではないと思っています。ゆくゆくは女性の社会進出を支援していくと同時に、夜のお仕事をしている女性が、困ったり悩んだ時相談できる、駆け込み寺のような存在になりたいですね。ただ仕事を紹介するのではなく、相談に乗りながら包括的に支援していく。ここにこそ意味があると思っています。