株式会社WAOCON
大川達弘
POSTED | 2019.02.22 Fri |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:IT・情報通信業 創立:5〜6年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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他に見られない面白い企画が特徴のマーケティング
つながりを大切に、クライアントの要望に応えるTopics
今回は、集客からPR、システムやWEB制作といったマーケティング全般を展開している株式会社WAOCON代表の大川氏にお話を伺います。WAOCON独自のマーケティングについてお聞きしましょう。
株式会社WAOCON 代表 大川 達弘氏のONLY STORY
マーケティング全般をオールインハウスで
–株式会社WAOCONのサービス内容をお聞かせください。
大川氏:マーケティング全般を手掛けております。当社のように集客やPR、それにシステムやWEBを作るなど、全ての工程を行う企業というのは珍しいようです。
たとえばクリニックや飲食店、コスメ、水をPRしたい人、売り上げを作りたい人など、クライアントのジャンルは問いません。今だとモデル系、インフルエンサー系、サブカルチャー系などの若い年齢層にも対応できるので、それらを組み合わせた提案になりますね。
–他社と比べて、御社の強みはどういったところにあるのでしょう。
大川氏:やはりマーケティング全般をオールインハウスでできることでしょうか。そういったところでの紹介も多く、内製できることも強みだと思います。それに、他が出さないような面白いものを作るよう心掛けていますから、企画が面白いというお声をよくいただきます。
納品物の内容全てが勝負なので、クライアント様の声も、「PRが面白かった」、「効果が出た」、「いいシステムだった」、「WEB周りに特徴がある」などと多岐に渡っています。
–事業をする上で、一番大切にしていることは何でしょうか。
大川氏:それはウソをつかないことです。できないことをできると言ってしまえば、後でトラブルになることは目に見えていますから。
–どういうクライアントが多いのでしょう。
大川氏:飲食店、家電量販店、スポーツメーカーのそれぞれ有名どころの実績も多いですが、もちろん紹介されれば中小でもかまいません。
当社は紹介をメインとしており、その紹介もふわっとした形ですが、それでも「なにかしら投げれば形にするよね」と、紹介者の方から言っていただいていますね。
仕事の流れとしては、紹介された後、話を伺い、話がまとまったら作業スケジュールを織り込んだ企画書を出して、OKをいただいた後、その通りに実行します。これを毎週のように提案しています。
–法人化するきっかけはどういったことでしたか。
大川氏:もともとフリーランスをまとめて個人屋号でやっていましたが、自分の立ち位置の人をもっと増やしたいと思い、法人化しました。
案件がたくさん来て私が手いっぱいになったとき、私の代わりに担当スタッフが行けば事足りるようにと考え、実際に今、私がやっているのは、最初に話を決めるところまでです。
–では、御社のスタッフは専門家ぞろいなのでしょうか。
大川氏:クリエイターはたいてい独立していますから、ある意味、クリエイターではないメンバーです。当社スタッフはクライアントとクリエイターの間に入る形になって、それぞれの適性に合った業務を担当しています。
「ワオ」をコンサルティングするWAOCON
–起業するまでのキャリアをお聞かせください。
大川氏:大学卒業後、1冊10万円もするような学術書、洋書の営業をやりました。大学へ飛び込み営業を1年やり、大きな企業の担当にもなりましたが、自分にしかできないことをやりたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。
それで第2創業期と言われていた生命保険会社に入って、3年後にCFPというファイナンシャルプランナーの上級の難関資格試験に合格、宅建、簿記も取ったところで、保険業務をコンサルする側の会社に入りました。
そこではWEBでお客さんを保険会社に紹介する業務の責任者で、初めてマーケティングをやりました。その会社は副業を認めていたので、運用のコンサルもやるようになりました。
–そこまでは金融に特化したキャリアですが、金融ではない業界で生きて行こうと思ったきっかけは何でしょうか。
大川氏:紹介があれば、相続対策や事業継承など、別の屋号でやっていますが、そうしたときに、その社長さんから何百万もの保険料をもらうよりは、そこに何百万の売り上げをつけたほうがもらいやすいと思うんですね。
それでマーケティングとリンクして、事業をしていたんですが、結果としてはだんだんマーケのほうが増えてきたという経緯です。今は紹介があれば相談には乗りますが、実務は後輩に任せています。
起業は結果的にそうなっただけで、特に意図していたわけでもありませんでした。営業マンをやっていたのでいろいろな社長さんとも会うし、保険会社でも独立する後輩も多くて、そういう環境にいたことも影響していると思います。
–起業してから、うれしかったこと、大変だったことなどを教えてください。
大川氏:最近でうれしかったのは忘年会を企画したら、クライアントやデザイナー、取引先の人がわざわざ来てくれて、知らない人まで紹介してもらえたことです。こういう人のつながりを実感できるのはうれしいことですね。
逆に大変だったことは、良かれと思ったことが裏目に出たり、想いがうまく伝わらなくて結果も出ないといったことですね。
–社名の由来、ロゴに込めた思いをお聞かせください。
大川氏:「ワオ」を「コンサルティング」することで「WAOCON」となりました。本来は「WOW」ですが、私の「OOKAWA」の語呂に合わせてアナグラム的に「WAOCON」としました。
事業拡大中、いずれ自社サービスも作りたい
–将来の展望は何でしょうか。
大川氏:いくつかありますが、再来週にフランチャイズの店が1軒、法人登記される予定なので、そういったところを広げていきたいということと、人材に関わることも携わっていきたいと思っています。
あとは、企画を作るだけではなくて、いずれ自社サービスを何か作りたいと思っています。また、今はどうにか順調にきていますが、スタッフにはかなりの部分を任せて、私のフィールドをもっと広げたいと考えてもいます。
私は年を取っても「今から新事業をやるんだ」と言う元気なおじいちゃんになりたいです。だれかを社長にして自分は会長、それでいろんなことを次々に始めるような将来がいいですね。
–何か、読者に伝えたいメッセージがありますか。
大川氏:何か面白いことをしたいと考えている人なら、ぜひお会いしたいですね。何かしら形にはできるので、一緒に盛り上げましょう。
執筆=増田
校正=勝野