株式会社ワールド情報
佐武 伸雄
POSTED | 2020.02.03 Mon |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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最先端技術を使ったアプリ開発でコストを大幅ダウン
何よりも「人」を大事にする企業でありたいTopics
株式会社ワールド情報 代表取締役 佐武 伸雄氏のONLY STORY
今回のインタビューは、最先端技術を使ったモバイルアプリケーション開発を得意とする株式会社ワールド情報の佐武氏にお話を伺います。
海外製品を上手く取り入れ幅広くサービスを提供する同社の展開する事業内容や起業に至るまでの経緯、そして今後のビジョンについて語っていただきました。
サポート体制が好評の開発サービス
–まずは、株式会社ワールド情報の事業内容をお聞かせください。
佐武氏:弊社は、業務のコスト削減と効率化に繋がる最先端IT技術を提供している会社です。
特にモバイルアプリケーションの開発を得意としており、例えばアプリケーションを用いたセキュリティーの強化や運用効率を高めたコスト削減を行っています。
また、最近ではAIを使ったシステム開発のご支援やソリューションサービスの提供も行っています。
–同業他社と比べた際、御社ならではの強みや差別化できるポイントはどこにあるとお考えですか。
佐武氏:最先端の技術を用いていることから低コストでソリューションを提供できる点と日本製品や自社製品に海外製品を取り入れた幅広いソリューションを提供している点です。
コストに関しては、例えばチャットボットを開発する場合、多くの製品は初めに大量の質問と答えを登録し、AIがデータを学習してからスタートさせるため、時間やコストがかかります。
一方、弊社はお客様からWebデータやマニュアルデータをいただき、そのデータをすべて読み取って開発を進めるため、初期コストを大幅に下げられ、その上すぐに使い始めることができます。
–御社のサービスを利用されたお客様からどういったお声をいただきますか。
佐武氏:サポート体制にご好評をいただくことが多いですね。
例えば、弊社では海外企業の製品のパッケージを多く取り扱っているのですが、一般的に海外企業は日本企業と比べてカスタマーサポートが充実していません。そのためお客様が製品に不具合を感じたり、上手く使用できなくても自身で解決するのは少々むずかしいんですね。
そのような背景もありますし、製品を提供している以上きちんと責任を持ちたいと考えていますので、開発元でなくても、海外製品であっても、その製品の問題を探したり、問題の解決方法を提案したりしています。
また、最先端の技術は扱っている組織が多くないため、情報が世の中に出回っていないんですよね。そのため、どこに何を相談すればいいのか分からなくて困る人が少なくないんです。
そのような中で、私たちはお客様の課題をヒアリングして、どの技術をどのように使うかを考えるところからサポートしています。そこに喜びの言葉をいただくケースが多いですね。
エンジニアが大切にされる環境をつくりたい
–起業された経緯について教えてください。
佐武氏:もともと大手志向だった私は、エンジニアとして大企業に入社しました。しかし実際に入ってみると、下からの声がまったく届かない環境であることがわかったんですね。
詳しく話しますと、当時の私は自分の技術力を営業現場で「提案」という形で発揮すれば、自分の成長にも会社の業績にも繋がると考えていました。しかしその提案は4年経っても通らなかったため、会社を離れることにしたんです。
では「どうすれば自分が理想とするエンジニアとしての働き方は実現できるのか」と考えた時に出てきた答えが起業でした。そうであれば、「起業のために必要なことをしよう」と、交流会や起業家セミナーに行きいろいろな業種の人と関わったり、訪問販売の営業会社に入社して営業の訓練をしました。
そしてもう一度IT業界に戻ろうと思い、今度は中国系のIT企業に行きました。そしてそこでは「日本人向けに子会社を立ち上げて欲しい」と言われていたのですが、結局その会社の事業が上手くいかなくて…。ふと「これを機に自分で会社をつくろう」と思い至り、事業を立ち上げました。
–人間性を大切にする御社の文化は起業当初からあったのでしょうか。
佐武氏:そうですね。私は以前からエンジニアが成長していくためには、高め合える環境やよい仲間を持つことが大事だと思っていました。そのため、独立当初から社員を何よりも大事にしていくことを企業理念とし、風通しのよい環境づくりを行っています。
夢計画の実現に向けて一丸となって走る!
–短期的な目標を教えてください。
佐武氏:弊社には2013年に社内で意見を出し合って作った10年後の目標『夢計画』というものがあるんですね。計画だけだと達成する楽しさやおもしろみに欠けてしまうと思ったので、夢という言葉を付けているんです。
例えば売上目標や利益目標、事業の方向性、福利厚生、役職、年収、そして世の中にどういうインパクトを与えたいかなど、だいたい5つのカテゴリーに分けて2023年12月末までに全員で達成を目指す数値をおいています。
–具体的にはどのような目標を掲げているのでしょうか。
佐武氏:売上でいうと、31億3800万。これはそれぞれの事業部での目標額を足した数字です。
福利厚生でいうと、給与をあげることはもちろん、いろいろな場所でテレワークができるようになるとか、社内にカフェを作るとか、社内にジムを作るとか、楽しく働ける環境にすることを目指しています。
–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。
佐武氏:今はどの業界でもITは切り離せないものになっています。「もっと最先端なものが知りたい」「なんとなく耳にするけれど、この技術が何かわからない」など、ご相談をいただければ、お客様に合ったご支援ができます。お気軽にご連絡ください。
執筆=山田
校正=笠原