株式会社アイスタンダード
河﨑雄太
POSTED | 2019.08.15 Thu |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:その他 創立:9〜10年 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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ICTで世の中に必要な会社になるために
IT×人材 IT×教育 IT×サービスTopics
今回のインタビューは、受託開発事業と自社サービスを展開するシステム会社、株式会社アイスタンダードの河﨑氏にお話を伺います。事業の軸となる3つの事業や、起業後に直面した課題、そして今後のビジョンを語っていただきました。
株式会社アイスタンダード 代表取締役 河﨑 雄太氏のONLY STORY
【経歴】
1973年11月、兵庫県宝塚市出身。小学校では当時少なかったサッカーのクラブチームに在籍し、中高と18歳まで主にフォワードとして活躍。現在も2チームに所属し週末はサッカーを楽しんでいる。
2003年3月に当時勤めていた人材派遣会社の転勤により東京に赴任。転勤と言うと聞こえはいいが、当初、東京に顧客はおらずゼロからの立上げを経験することになる。この経験が10年後起業する私の人生におけるターニングポイントとなる。
東京を軌道に乗せ、その後、横浜、千葉、埼玉、上野、秋葉原、名古屋とマーケットを拡大し、入社6年目で、当時売上2億円だった会社を26億円まで引き上げる。
2008年12月にIT会社に転職し、ここでITのイロハを学び現在に至る。
アイスタンダードは現在3つの事業を軸にサービスを展開している。
・ITフリーランス向け営業支援サービス~at-engineer~
・現役エンジニアから学べる実践型プログラミングスクール~iSTA CAMP~https://camp.i-standard.jp
・目の前の人に思いが伝わるアプリ~カラフル~
アイスタンダードの3つの事業について
–まずは、株式会社アイスタンダードの事業内容をお聞かせください。
河﨑氏:弊社は、IoT・Web・ネイティブアプリの受託開発に加え、自社サービス事業を展開するシステム開発会社です。
自社サービスについて簡単に申しますと、
1つ目がITフリーランスの営業支援サービス「at-engineer(アットエンジニア)」、2つ目が現役エンジニアから学べる就職支援付き実践型プログラミングスクール「iSTA CAMP(アイスタキャンプ)」、3つ目がSNSが枠組みのwebアプリケーション「カラフル」です。
–複数サービスを展開していらっしゃるんですね。
はじめにフリーランスを支援する「at-engineer」とフリーランスと共に受託する「アイスタクラウド」について教えていただけますか。
河﨑氏:はい。「at-engineer」は、フル常駐や週2~3日の案件、リモート案件などフリーランスエンジニアの希望に合った案件を提案し、自由な働き方を実現させるサービスです。
また「アイスタクラウド」は、「at-engineer」から派生したサービスとなります。
弊社が受注した案件を実績あるフリーランスの方々と弊社エンジニアが一緒になって開発を進めるサービスになります。
お互いの強み、得意分野をシェアしてお客様に満足いただけるクオリティを納品させていただいています。
–実践型のプログラミングスクール「iSTA CAMP」について具体的な内容を教えてください。
河﨑氏:「iSTA CAMP」は、ITエンジニアになる夢を実現するために、弊社の現役エンジニアが「現場で必要とされるスキル」を就職支援付きプログラミングスクールとして育成していきます。現在は通学型のみですが、来年2020年にはワンコインで受講できるオンラインスクールを開講する予定です。
–業界内で御社ならではの強みはどこにあるとお考えですか。
河﨑氏:サービスを外部に委託することなく全て内製化している点ですね。弊社のような会社規模で、外部に委託することなく自社サービスをすべて内製化しているのは他ではあまりないと思います。内製化には十分な開発環境とその環境でスキルを発揮できる生産性の高いエンジニアが必要になります。弊社には最先端の開発環境とスキルの高いエンジニアが揃っている。
–河﨑様が事業を運営するにあたり、一番楽しいと感じる瞬間を教えてください。
河﨑氏:やはり自社で新しいサービスを作るときです。もちろんどういった事業にしていくかという点はきちんと話し合いますが、「こうなったらいいよね」という未来の話をする時はとても楽しいです。ゼロからイチを生み出すときに一番ワクワクしますね。
起業後の山あり谷あり
–起業されてから今まで大変だったことはありますか。
河﨑氏:顧客開拓と採用ですね。思いだけでスタートした会社なので、決まっていたのは事業ドメインとなるIT領域だけでした。何者かも分からない何ができるか分からない会社から提案営業されてもそっぽを向かれる毎日でした。ただひたすらアポイントを取る毎日でしたが、少しずつ顧客ニーズに合った提案ができるようになり起業して約1年後に初めて社員採用ができました。その後、少しずつ社員を増やしていきましたが経営方針やビジョンが定まっておらず、足元を見ず拡大志向で会社をやっていく中で一人、二人と会社を去るメンバーが現れ起業して初めて組織の在り方を考えるようになりました。
–そこからどのように問題を解決されたのでしょうか。
河﨑氏:まずは社員一人一人と話す時間を増やし、その中で会社の方向性と未来を伝えていきました。またそれと同時に一人一人のキャリアパスを明確化していきました。100%ではないですが、同じ方向を向いて仕事ができる仲間が増えてきたと実感しています。会社については売り物を明確にするために3つの事業に切り分け、何ができる会社なのかをお客様に説明できるところまできたと思います。これからは、これら事業を日本一にするためにブラッシュアップしていくことが成長のキーとなると思っています。
高みを目指して
–短期的な目標を教えてください。
河﨑氏:3つの事業の認知です。これまで広報をしてこなかったので今後は、メディアやイベントを通じて広く当社のことを知ってもらうことに力を注いでいきます。見られること、知られることで、よりサービスが良くなると感じていますし、当社に興味を持っていただくきっかけになると考えています。
–その後の長期的な目標を教えてください。
河﨑氏:3つの事業で日本一を目指します。そこを目指すうえで変えるべきもの、捨てるべきもの、守るべきものはあると思います。変えるものについてはAI他、これから台頭する新しい技術についていくことです。そして捨てるものは、固定観念です。その時は正しくても、今現在、正しいかどうかをしっかり検証して時代に合ってないものは捨てていきます。最後に守るものですがこれは激しく変化していく世の中にあっても変えてはいけないアイスタンダードのアイデンティティになります。「遊ぶように働く」を理念に今後も自由な発想、そして高い目標に向けてチャレンジしていきます。
–ありがとうございます。最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
河﨑氏:自社システムに納得いかないお客様や自社アプリをつくりたいお客様がいらっしゃいましたら是非お問合せください。一緒に満足度の高いシステム、アプリ作りをお手伝いいたします。またシステムを依頼するほどではないけど、社内にシステムエンジニアが欲しいなど要望がございましたら是非お声がけください。貴社のご希望に合う最適な人材をご提案いたします。
執筆=山田
校正=笠原