株式会社Jstyle
安藤 和隆
POSTED | 2019.01.30 Wed |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:人材(採用・派遣) 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoC |
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夢を叶えるための海外留学支援サービスを提供
独自のプランで学生が無理なく留学を実現Topics
今回は、学生の留学支援サービスを行う株式会社Jstyleの安藤氏にお話を伺います。ただ海外に送り出すのではない「夢を叶えるための留学プラン」を提供する同社の取り組みと、「世界中の若者に夢を与え
る」という理念と展望について語っていただきます。
株式会社Jstyle 代表取締役社長 安藤 和隆氏のONLY STORY
夢を実現するための留学を支援する「夢カナ留学」
―株式会社Jstyleの事業内容を教えてください。
安藤氏:株式会社Jstyleは学生の留学をサポートする事業を行っています。
従来のサービスでは、手続きのみのサポートが多いため、日本人の割合が多く日本語を話して過ごしてしまったり、ホストファミリーとあまり会話をすることができずに、満足な留学生活が送れないということが多く起きています。
そこで私たちは、夢が叶う留学プラン「夢カナ留学」というサービスを提供しています。
―具体的にどのようなサービスなのでしょうか。
安藤氏:ただ海外に行く手続きをサポートするのではなく、どのような目的で留学をするのか、留学から帰ったときにどのような目標に繋げるのかというカウンセリングから開始し、夢と目標から逆算して、費用などのコスト面で現実的なプランを提供します。
通常であれば、あらかじめいくつかプランが準備されている中から選ぶという方法を取りますが、それだと提携先の学校に日本人がたくさんいるんですね。そのような環境では英語力を伸ばそうと思っても伸びません。ですから、日本人がいないところに行くことを重要視しています。
それだけではなく、TOEFLやTOEICの点数が足りなくて学校の交換留学に行けないという学生の方には、ワーキングホリデーを勧めています。留学の目的が英語力の向上であれば、学校に行かなくても、海外で働くという選択肢を取ることもできるんです。
費用面の相談では、1ヶ月20万円以下で留学したいという学生がいたとすると、従来のエージェントであれば難しいと断られてしまいます。
しかし、当社ではファームステイという形に切り替え、ひとつひとつのファームに問い合わせをして、ヒットするところが見つかったら、それを学生に提供するんです。実際にこの方法をとって、15万円で留学する学生もいます。
―他社と差別化をはかっている点や強みは何ですか。
安藤氏:英会話スクールを兼ねているというところですね。本当に英語が身につく留学をするためには、日本で事前にどれだけインプットができるかにかかっています。
大前提として英単語を覚える。覚える基準にもこだわりがあり、最も重要視しているのは実生活で使えるかどうかです。大学受験でたくさんの英単語を覚えますが、実際にそれを話すことができるかというと、別問題です。
そのため、当社では単語を覚えた後、ネイティブの講師に伝えるところまでをセットにして、この方法で3000単語インプットさせます。英文法も同様の方法を取ります。こうして留学に備えるのです。
そして、留学から帰った後にTOEICの900点講座を行っています。単に海外でアウトプットするだけでなく、帰国後に成果に結びつけることが留学の意味だと考えているからです。
もう一つの強みは、2ヶ月以内に91%の学生が自分の希望した職種に就いていて、92%の学生が、自分の希望した大学に進学していることです。まさに、「夢を叶える留学」になっていると思います。
自身の留学経験から、日本の留学サービスを見直す
―起業に至った経緯について教えてください。
安藤氏:私は子どものころ世界一影響力のある俳優になりたいという夢を持っており、芸能事務所に所属していたこともあります。しかし、もっと広い世界で活躍している人はいると思い、海外に目を向けるようになりました。
そして、高校2年生のときに進路相談で、アメリカの大学に行きたいと言ったのですが、高校ではそういった生徒の前例がなく、自分で調べて大手エージェントのプランに行き着いたんですね。
すると、留学前の費用だけで200万円と非常に高額で、留学先でかかる費用も考えると到底自力で出せる金額ではありません。また、私は大学のスコアが採れずに語学学校を紹介してもらったのですが、語学学校の生徒のほとんどが日本人でした。
この時、費用がかかるのに結果に結びつかない現在の留学のシステムをどうにかしなければならないと思いました。夢が叶う留学プランを学生に提供したい。それが、この事業を立ち上げるに至ったきっかけです。
―起業してから印象的だったことは何ですか。
安藤氏:大変なことも嬉しいこともたくさんありましたが、留学先で学生から生活の報告を聞いているときが一番嬉しいですね。
「こんなことがあった。」「こんなことができた。」「『夢カナ留学』プランじゃなかったら叶わなかった。」という声が聞けることが、この仕事の一番のやりがいです。
世界中の若者に夢を与えられる会社へ
―今後の目標について教えてください。
安藤氏:まず、株式会社Jstyleの「夢カナ留学」を全国に広めて、このサービスを留学のスタンダードにしていきたいです。
当社の企業理念は、「世界中の若者に夢を与える」。その企業理念から見据えていることは、この留学サービスを世界中の人たちに提供することです。今は日本から海外へという形ですが、海外から日本にくる場合にも対応したいと思います。
日本語を練習して、日本でアウトプットをした先で、日本に残る人も自国に帰る人もいると思いますが、どのような形であっても留学には新しい学びがあります。
今思い描いているのは、ネパールやバングラディシュの貧困層で暮らし、世界を見たことがない子供たちをサポートできるようなサービスです。
私たちはNPOでもNGOでもありませんが、一企業として、株式会社Jstyleのやり方で、世界の子供たちをサポートしたい。それが、この会社の代表として、私が掲げる目標です。