株式会社ウィルズ
杉本 光生
POSTED | 2017.11.14 Tue |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:金融 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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個人投資家を増やすことで日本の景気を回復させる!
常に新しいアイディアで社会に貢献していく社長Topics
株式会社ウィルズ 社長 杉本 光生氏のONLY STORY
執念深く追い続けたサービス、IR-navi
株式会社ウィルズの創業のきっかけは、いわゆる金融ビッグバンによる、外国人投資家の登場にあります。
それまで金融機関が持っていた株が放出されたことによって、日本の有名企業に投資する外国人が増加すると同時に、自分の会社の株主に、どれくらいの外国人投資家がいるのか知りたいというニーズが増えてきたんですね。
私は、そのニーズを満すための構想を何年か温めていたのですが、1997年というのは丁度インターネットが登場してきたタイミングでした。
そこで、自社株の何割が外国人投資家のものなのかをインターネットで調べられるようなサービスがあれば便利じゃないかと思いまして。
2004年に株式会社ウィルズを起業し、2005年にリリースしたサービスが、現在でも続いているIR-naviです。
しかし、実績もない企業のサービスを利用していただける企業は少なくてですね。当時は苦労も多かったです。
500社に対してプレゼンしても、「面白い仕組みだけど信用できない」と言って取り合ってくれませんでした。
やはり、実績、それも大企業に利用してもらうという実績が必要だということで、パナソニック、当時の松下電気さんになんとか利用してくれないかとプレゼン。パナソニックのパソコンで。(笑)
すると、なんと、部長の方がパナソニックのパソコンを使ったことを評価してくださって、試しに1週間使ってみようということになりました。
そこからさらに一ヶ月ほど社内で検討していただいて、ついに正式に利用していただけることになりました。
やはり信用というのは強いもので、一気に100社ほどサービス利用検討のお話が来ましたね。
こうして構想から数年、執念深く諦めなかったことで、ウィルズは現在までクライアント様に対して貢献することができています。
プレミアム優待倶楽部で日本の景気を活性化する!
株式会社ウィルズは、上述したように創業して以来続くサービスであるIR-naviと、新しく力を入れているプレミアム優待倶楽部という2つのサービスを軸としています。
まずIR-naviに関して詳しくご説明すると、証券コードを入力して頂ければ自分の会社の株に含まれる外国人投資家の割合を見ることができるというサービスです。
また、外国人投資家だけでなく、どこの証券会社が何株持っているかということも調べることができるんですよ。
この情報は、企業様であれば絶対に必要なものですよね。ニーズがある企業様には是非とも導入していただきたいです。
そしてもう1つの事業であるプレミアム優待倶楽部は、日本の景気を回復させたいという想いから生まれたサービスです。
日本の景気がなぜ落ち込んでいるのかというと、やはり日経平均株価の下落がその理由の一つに数えられると思います。
ではなぜ日経平均が下落するのかというと、1700兆円の個人の金融資産が投資に充てられていないからです。
逆に言えば、個人投資家が増えれば日経平均が上がり、日本にある様々な問題も解決されるというのが私の考えです。
そこで、どうすれば個人投資家を増やすことができるのかを知るために、個人投資家にどのような銘柄なら買うのかを直接聞いてみると、返ってきた答えは株主優待と配当がいい銘柄だったんです。
それであれば、その2つをミックスしたような仕組みを作ろうと考え出したのが、プレミアム優待倶楽部というわけです。
具体的なサービスとしては、登録している企業様の株を買うと、配当とは別にポイントがつき、そのポイントで優待商品の中から好きなものを買えるという仕組みになっています。
例えば、900株買えば年間で3万ポイントがつきます。1ポイントが1円分なので、年間の利回りが1%ということで、個人投資家の方からすれば魅力的なサービスだと思います。
また、企業様にとってのメリットとしては、やはり株価が大幅に上がることです。現在プレミアム優待倶楽部を利用されている企業様からは、喜びの声をたくさん頂いております。
私たちは、このプレミアム優待倶楽部で個人投資の勢いを加速させ、日本の景気を良くしていくことを目指しています。
「ウィルズコイン」が日本を変えていく
これからの方針としては、やはり日本の景気回復を促進させていくことに変わりありません。
その一環として、年内にも「ウィルズコイン」という仮想通貨を発行することを掲げています。
ウィルズコインを、プレミアム優待倶楽部で得られるポイントに変換できるようにすることで、より個人投資家の動きを活性化させたいと思っています。
また、それだけでなく、「株主ポスト」という投資家向けの書類を電子化させる仕組みも考えています。
環境にも優しいですし、日本全体で株主への書類送付にかかっている500億円あまりのコストを削減することが期待できます。
このコストを、ポイントという形で株主に還元することができれば、より投資のメリットが増えますよね。
個人投資を活性化させることで日本の景気を促進していく。
今後もそのために株式会社ウィルズは活動していきます。
☆取材・記事作成・構成=佐藤、中村、佐久間