MMX JAPAN株式会社

池田 英樹

卓越したブロックチェーン技術でプラットフォーム構築

日本の開発市場をグローバルな舞台へ
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卓越したブロックチェーン技術と経験で、金融システムのプラットフォーム構築を中心にグローバルな事業を展開するMMX JAPAN株式会社。

今回は、池田氏にプラットフォーム事業についてお伺いするとともに、日本のIT業界やエンジニアの現状、課題などもお伺いしました。

MMX JAPAN株式会社 代表取締役 池田 英樹氏のONLY STORY


【経歴】

金融サービスやサイトサービスの開発、プロジェクトマネジメント支援に携わってきました。データ活用の知見と豊富な経験があり、社会に必要とされる事業の種を探し、戦略としてのIT導入と活用を推進しています。(新規開発、新規事業構築、戦略立案、営業戦略等)
業務改革、予算管理、プロジェクト管理、コスト削減、人員整理、マネジメントの実践またグローバルな開発環境でのマネジメント等多くの経験を積んできました。あらゆる角度から検討・分析しステークスホルダーと共有し、エンジニアや営業・マーケターとのコミュニケーションを取り、事業推進します。
アジャイル開発(主にスクラム開発)の経験があり、変化を柔軟に対応でき、スピードと品質重視の開発を行っています。

ブロックチェーンの開発で取引所に実績

―MMX JAPAN株式会社の事業、サービス内容をお聞かせください。
池田氏:簡単に言えば、ブロックチェーン技術を活用したシステムの開発、構築、運用を行っています。この全てを経験し、精通しているところは当社の強みです。

主として展開しているのはコインを中心としたブロックチェーン技術の開発や運用、プラットフォーム作りです。当社のプラットフォーム事業は、基本的に取引所の基礎的な開発になります。
また、当社には金融システムを経験した外国籍のエンジニアが多く、技術力も安定しているため、グローバルな開発、海外の案件もお任せ頂けます。これからは日本のクライアントに限らず海外の開拓にも力を入れようと思っています。

現在は、投資家向けのtoC事業では数千人のお客さまにご利用いただいています。

―プラットフォーム作りとはどういうことでしょうか。
池田氏:サービスを集金して還元する一連の仕組みづくりを指します。

今はサービス会社が作るか、もしくはサービス会社に提供するといった形しかありませんが、当社はダイレクトなプラットフォーム、つまり第三者を挟まないモデルを提案できるところも売りのひとつですね。

ですから、お客さまがやりたいことをプラットフォームにつなげて、モデルを提案し、作り、運用までできる。こうしたコンサルティングの領域もカバーしているで、これもまた強みになっています。
―この事業を展開していく上で大切にしていることは何ですか。

池田氏: スピード感と決断力の2つです。この業界はとにかくサイクルが速くて、3か月も経てばもうはるか昔の出来事と言われるほど。スピード感を出すにはコミュニケーションをいかに円滑に進めるかが重要になります。

決断力が必要な理由は、今やっていることのほとんどは定型化されていないことにあります。この業界は事業もシステムも秘密主義で、有益な情報を得にくいため、知っている人を連れて来ようと思えば、すぐに決断しなければ事業が形になりません。

―グローバルにも展開しているようですが、どのあたりで展開しているのでしょうか。
池田氏:当社はシンガポールの会社の日本法人で、お客さまは中国、韓国の方が多く、もちろん日本の方もいらっしゃいます。ですが、欧米の顧客獲得は難しいのが現状です。

香港、シンガポール、フィリピンなど、各国のレギュレーションは面白く、それぞれの国の規制を見て、様々な進捗状況を読んでいくのは、難しいけれども醍醐味を感じています。
そんな中私が感じている日本の課題は、日本のエンジニアの単価が海外に比べとても安く、半値くらいの水準であるということです。また、日本語ベースでサービスを作っても、人口の多い英語圏のサービスにかなうはずもありません。

さらに、日本で開発はできてもサービスが出せないという規制があります。日本のエンジニアは真面目で賃金も安いのに、英語を使ってコードを書き、世界に打って出ないと、次の世代に日本のITビジネスを引き継ぐことができません。

これからは、世界を狙った取引所の運営をすべきです。私がこのプロダクトの中で仕事をしようと思ったのは、この先細りの危機感からですね。

経営者のITセンスの重要性


―池田様がMMX JAPANに参画することになったきっかけをお聞かせください。
池田氏:もともと金融、技術、ITコンサルの仕事に携わっていましたが、その中で、事業を立ち上げること、その事業を続けることの難しさを勉強しました。

その後、別の事業会社でよくわかったのは、いかにIT的要素がある会社でも、経営者にITのセンスがなければいけないということです。

その会社は、せっかく膨大なデータを持っているにもかかわらず、それを活用しようという発想がありませんでした。日本のIT化が遅々として進まない原因を見た気がしました。
そんな課題を感じていた時に、MMX JAPANからオファーをもらいました。すでに法人化していた当社に参画したのはおととしの春、ブロックチェーン業界が沸いていたころで、これがラストチャンスだと思い、飛び込みました。

その後、前社長が引退し、私が代表を引き継ぎました。引き継いでみると、プロジェクトがプロジェクトなだけに、資金繰りが大変だということが分かりました。現在では、自社プロダクトの必要性も痛感しています。

日本の開発市場を世界へ広げていきたい


―今後の目標をお伺いします。
池田氏:サービスはたくさんあるのに、プラットフォーム化されていない事業が多いのが日本の現状です。そうした事業にこれから当社の技術力を安く速く提供できるのではないかと思っています。

さらに、海外の案件を日本で作ることで、海外と仕事をすることのノウハウや感覚をみんなに覚えてもらって、世界へ出て行く土台を作りたいと考えています。

実際に、海外のエンジニアと一緒に仕事ができるような環境も作りやすくなっていて、当社の場合も、半分リモートワークのような形でロケーションや時間に縛られない給与体系にしています。

私は、日本で開発することに意味があると考えています。日本の開発市場を外に広げ、同時に、グローバルでの日本のエンジニアの価値を上げていきたいですね。

執筆=増田
校正=勝野

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