Red Yellow And Green 株式会社

細井優

食のトレードオフをなくし、誰もが健康になれる環境を

食事はパフォーマンス改善に繋がる投資です
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今回のインタビューは、法人向けにサラダの定期配送サービス『サラド』を展開するRed Yellow And Green 株式会社の細井氏にお話を伺います。食事を通して働く人たちのパフォーマンスをサポートしたいと語る細井氏に、サラダのこだわりや起業のきっかけ、今後のビジョンについてお聞きしました。

Red Yellow And Green 株式会社 代表取締役 細井 優氏のONLY STORY


【経歴】

1983年東京都豊島区出身。2007年San Jose State Univ.を卒業後、本社とキャンパスが近かったという縁もあり、2008年にApple Japan入社。主にカスタマーエクスペリエンス改善チームに所属し、日本全国の量販店における製品体験を最善の状態にし続けるというプログラムを推進。店頭の製品展開環境から、販売員の方々の接客トレーニング、本部交渉まで横断的に関わっていました。

同僚が狭心症という病気になったことをきっかけに自身の食生活を見直すも、都心、それも六本木ヒルズという中心にオフィスがあってもからだに良い選択肢が少ないということに課題を感じ、オフィス向けにサラダを定期配送するという現在の事業「サラド」( https://www.salad.co.jp/ )を立ち上げました。現在はApple、LINE、サイバーエージェントグループ、サノフィなど含む様々な企業にサラダを提供しています。

代表細井のその他メディアにおけるインタビュー

『サラド』ではじめる福利厚生・健康経営


–はじめに、Red Yellow And Green 株式会社のサービス内容をお聞かせください。

細井氏:弊社は、法人向けのサラダ定期配送サービス『サラド』を提供している会社です。

「従業員のエンゲージメントを高めたい」「食事からパフォーマンスの改善を支援したい」というようなニーズをお持ちの企業からご依頼をいただきます。

–サラドを取り入れることでどういった効果が期待できますか。

細井氏:福利厚生の観点では、従業員の会社に対するエンゲージメントが高まり、従業員の定着率の向上が期待できます。

健康的な観点では、午後のパフォーマンスの改善が期待できます。というのも、ランチに血糖値の上下動が激しく起きるような食事をすると、午後に眠くなったり、集中力が途切れたり、カリカリしたりと、精神的に安定せず、仕事に集中できなくなってしまうんです。

一方、サラダは空腹を満たしながら血糖値の上下動を抑えることができる食べ物。午後からもしっかり働けるコンディション作りができます。会社としても従業員がハイパフォーマンスを出せるのであれば、それはコストではなく投資という捉え方もできるのではないでしょうか。

–提供されているサラダのこだわりを教えてください。

細井氏:可能な限り保存料や化学調味料を使わないことです。

以前は白砂糖をドレッシングに使ったり、サラダ油を使ったりしていたんですけれど、クライアントのリクエストから改めてレシピを考え直す機会があったんですね。その時に、それらの材料をよりからだに良い素材に変えても、味が劣ることはないと分かったんです。

そうであればからだに良いものを使おうと、例えば白砂糖をてんさい糖に変えたり、サラダ油は一切使わずにすべてオリーブオイルに変えたり。こういった取り組みをしながら、サラダの味だけでなく材料にもこだわっています。

–どういった企業がサラドを利用されていますか。

細井氏:IT企業が多いですね。社員数は10人ぐらいの会社から2000人を超える大企業まで幅広い規模のクライアントがいらっしゃいます。

同僚の病をきっかけにITからサラダ宅配事業へ


–起業された経緯を教えてください。

細井氏:前職では大手IT企業に勤めていたのですが、そこで一緒に働いていた当時35歳の同僚が狭心症になったことが起業のきっかけです。彼が医師に言われたと言っていた「食生活を変えないと改善しません」という言葉が、僕に大きなインパクトを与えました。

というのも4つ年上の彼は僕と年齢がそこまで変わらず、同じように奥さんと子どもがいる境遇だったので、どうしても他人事には思えなかったんです。「4年後に僕も同じように病気になったら大変だ」と思い、そこから自分自身も食事に気を遣うようになりました。

しかし、からだに良い食事を摂ろうと思っても、意外と選択肢が限られていることに気づいたんです。僕は六本木ヒルズに勤めていたののですが、六本木のような東京の中心地でも、からだに良い食事を提供しているところはそう多くはありませんでした。

それに加えて、忙しいビジネスワーカーはランチに多くの時間を割けません。例えば40階のオフィスで働く人が、ランチタイムにエレベーターに乗ってレストランフロアに行き、並んで、ご飯を注文して食べるとなると、1時間はかかりますよね。それでは、手軽に食事を済ますことができるコンビニに足が向かってしまう。

それらの課題は「オフィスにサラダを定期配送するサービスがあれば解決できるのでは」と考え、『サラド』事業を立ち上げました。

–サービスを提供するにあたって大切にしていることを教えてください。

細井氏:僕らが意識しているのは、「安くて手に入りやすいけれどからだに悪い」とか、「からだには良いけどおいしくない」といったトレードオフのない食べ物づくりです。合わせて福利厚生制度をうまく活用しながら、「からだに良く」「おいしく」「手軽に」という3つの要素を満たす食べものづくりを意識しています。

食事を通して健康づくりをサポート


–短期的な目標を教えてください。

細井氏:自宅でからだに良い食事が取れるミールキットの配達サービスをリリースすることです。

新型コロナウイルスの影響でリモートワークをしているビジネスワーカーが多い現状ですが、店頭でお客様と話していると、「リモートワークでも、手軽に食べられるものを選んでしまい、食事の偏りを感じる」という声をよく聞くんですね。

そこで、「からだに良く」「おいしく」「手軽に」という3つの軸は変えず、調理済みの食材のみをパッケージしたミールキットの配送サービスを始めたいと考えています。現在、開発を進めていますので、これを早く形にしてお客様に届けたいですね。

–長期的な目標を教えてください。

細井氏:からだにいい食事はサラダだけではありませんので、今後はサラダ以外にもさまざまなものを提供していきたいと思います。

例えば、現在、フリーズドライのスープを開発しているところなんです。ゆくゆくはお客様のからだに必要な食材が判定できる仕組みを作り、パーソナーライズされたスープがお手元に届けられるようにしたいと考えています。

このように、食事というアプローチを通して、人のコンディション改善や健康づくりに寄与できる会社を目指していきたいです。

–ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。

細井氏:自分のスキルアップに対しては時間もお金も投資する方は多いと思いますが一方で、コンディション作りに対して考えられている人は少ないと思います。しかし、これからは本来のパフォーマンスが出せるからだづくり、心づくりに対してもっと目を向けて投資をしてもいいのではないでしょうか。

僕らは食事を通して、スキルを持った人が最高のパフォーマンスを出せるコンディションづくりを支援していますので、お力になれることがありましたらご連絡ください。

執筆=山田
校正=笠原

ご自宅に宅配が出来るミールキットのサブスクリプションも6月に開始予定です。以下はサラダのイメージと過去のイベントイメージでございます。
旭化成のアクセラレータプログラムに採択いただきました。

Red Yellow And Green 株式会社の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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